Roger Nichols氏による、作曲家の回想録(Remembered)シリーズは、近しかった人たちの重要証言が網羅されていて、たいへんに興味深いものです。
わたしも一通り揃えて時々参照するのですが、ラヴェル編に収められた次の証言にはびっくりしました。
アンリエット・フォールは1922年(17歳)にラヴェルに師事し、翌年シャンゼリゼ劇場で世界初のオール・ラヴェル・リサイタルを開いた女性ピアニスト。世界各地でラヴェル作品のツアーも行った、ラヴェル演奏のパイオニア的存在です
ソノリテからデビューアルバム「An die Musik」をリリースした鶴澤奏さんが、11月25日(金)に約1年ぶりの日本でのリサイタルをけやきホールにて開催します。
今年も素敵なプログラムを用意してくれました。チラシには、リサイタルに寄せた鶴澤さんの思いが裏面に記されています。
音楽と向き合うことは、作曲家の心の声に触れることであり、自分の魂の内側を見つめることでもある……これが鶴澤奏の音楽家としての信条です。今回のリサイタルに際し、またインタビューを敢行してみました(訊