今やっていることのすべて
お仕事は、こういうことをしています。
1.所与の関係から共創の関係へ
与えられたことを当然のもの、アプリオリのものとして受け取る関係ではなくて、与えられたことをいちど疑ってみて、「いっしょに何かを創っていくこと」に価値を見出せるような関係に変わっていくことを促す。
2.任せる関係から引き受ける関係へ
「誰かがどうにかしてくれる」「それは私の仕事じゃない」という他責的・分断的な関係性から、「誰かがどうにかしてくれないなら、自分がどうにかする」「それは私の仕事じゃないけど、私も引き受ける」という関係に変わっていくことを促す。
3.「グループ」の「チーム化」
与えられたルール、役割、目標などで機能する集団の関係から、自分たちで作り出したルール、役割、目標などで機能する集団の関係に変わっていくことを促す。
4.見るための「型」の共有
同じものを見た時に、見たものの解釈がバラバラなところからスタートして、対話を通じて意味や関係を育むための「型(モデル、システム、フレームワーク、考え方)」をそこにいる人たちに伝えて、理解してもらう。
5.目標と課題/問題の再定義をする
再定義(redefinition)とは、「本当は何が(達成したい)目標なんだっけ?」「本当は何が(解決すべき)問題なんだっけ?」「本当は何が(実現したい)課題なんだっけ?」を改めること。
本当は課題/問題ではないことに対して達成・解決しようとすると新しい課題/問題が生まれる。それよりも「ああ、そうだ、本当はこういうことがしたかったんだ」とお互いが本当にしたいことを伝え合い、解決(solution)と解消(dissolution)を選択できるような関係を育む。
6.振り返り(Reflection)をして差分を測る
理想と現状、計画と進捗、加算と減算、KGIとKPI、ありたい姿と現実などの「差分」がどれくらいあるのかプロセスを観察する。
行きたいところがわかっていても、どこにいるかがわからないと迷う。今、どこにいるかが常にわかるように「地図」と「コンパス」をなくさないようにキープして、差分を埋めるアイディアと評価やフィードバックを恐れない関係を育む。
7.本能が理性を超える環境(関係)をつくる
本能が理性を超える、というのは「〜せずにはいられない」「そうする以外に選択肢がなかった」と、自制が効かず感情が剥き出しになり損得勘定も消えて自らを解放している状態に至ること。
「〜しなければならない」よりも「〜したい」が先行して、挑戦と試行錯誤を恐れず、失敗と誤りを歓迎し、感情を露わにしながらフローな状態で熱心・熱意・熱中・熱狂をついつい志向してしまう関係を育む。
8.構造とパターンを見つける
自分たちを取り巻く世界のシステム(系)の成り立ちや、メンタルモデルと特徴的な行動のパターンを把握することで、組織の変革や新しい取り組みに対する抵抗の原因を理解し、リソースや能力を事象に対して最適化(optimize)する関係を育む。
9.個別化・協働化・プロジェクト化を進める
個別化
個々のスタッフや部門の特性、ニーズ、課題を理解することで、オーダーメイドのアプローチや解決策を提案する。個別のニーズに応えることで、関与するスタッフのエンゲージメントを促し、変化・変容に対する受容度を拡大する。
協働化
組織内の異なる部門やスタッフ間で知識やリソースを共有することで、新しいアイディアや解決策の発想・着想を促す。協働を通じて互いの理解や信頼を深め、組織内のコミュニケーションの質と関係の質の向上に取り組む。
プロジェクト化
ゴールや期限、制約条件などを設定し、組織としての方向性や焦点を絞る。プロジェクトの進捗や成果を定期的に評価・共有し、組織全体の達成感を育む。クライアントの特性やニーズに合わせた変革・変容の推進や成果の達成に取り組む。
10.ユーリカをいっしょに探す
「ユーリカ」はギリシャ語で「見つけた!」または「発見した!」という意味を持つ言葉。
「ユーリカ」の瞬間は、新しい視点や洞察、理解の瞬間の象徴。組織が困難な問題の探究に取り組む際の手助けをする。ユーリカの瞬間は、関与する人々に新しい動機をもたらしエネルギーを高める。このような成功体験や自らの能力を実感し、関係がもたらす集団的な肯定感や受容感、効力感や満足感を育む。共に「ユーリカ」の瞬間を追体験することで、チーム内の絆や信頼感が深め、共通の成功体験を通じて関係を育む。