TK「HIT FACTORY #2」~いまから小室哲哉に恋していいんですか!?~(中編)
※画像は以下の記事より
うつくし過ぎん? 骨格が 髪のつやが 瞳が………
小室哲哉の「ビジュアル戦略」っつーかセンス(※戦略というのは妄想です)
小室哲哉さんの大好きなところの一つ、プロデュースセンスなんです。
TKファミリーの活躍をご存じな方は「なにをいまさら?」って思われるでしょうが、私がさらに好きなのはセルフプロデュース。小室哲哉という肉体を「小室哲哉」たらしめるトータルコーディネート。
いつも時代に合わせつつ、自分に似合うものをお召しになってるの、素敵すぎません? 少しフェミニン寄りで上品なものを着られますよね。すてき。おしゃれ。好み、というのもあるが。
メイクもしてることが多く、それがまーた、元よりきれいな骨格を活かしてる。眉毛ひとつ取っても、そもそも端から鼻立ちや目回りの骨格が美しく見える生えそろい方をしてるんですけど、太くしたり、細くしたりして流行のメイクに揃えてるし、最近だとブリーチかな? で明るくして髪色から浮かないようにされてたり。
「もさい」「ださい」瞬間がほとんどない。かっこわるいな、ってのがない。いつの時代もかっこいいのがTK。
ちらりと見えるTKのタトゥーを見る度に、この人はずうっとTKとして生きてきて、これからも死ぬまでTKとして世間を生きていくのだ…と畏怖を覚えます。
「Digitalian is eating breakfast 3」のジャケット、超スキ………
加工されてたとしても、よ。上品な色使いがイメージと実物に似合ってるし、少し鷲鼻気味の端がすうっと通ってて、広く薄い唇がきれいで…絵画…
? ルネサンス期が日本にも訪れその最たる傑作ですか…?
落ち着け、55歳のおじさんだぞおい…こんなにきれいでいいんですか…へえ、いいんだ…好き………私をジャガーで連れ去ってくれ………
音楽はもっちろんいい! めちゃめちゃノれるので、こんな妄言忘れて聞いて下さいね!!!!!
(みんな聞いてるか? そっか!)
TM NETWORK内のバランスを見ても、(もちろん贔屓目5億%だが)
宇都宮隆さんがマニッシュならば、小室さんはフェミニン。二つ目の、異なる華がそろってる最高の二大巨頭なのですよ。ここで木根さんが気取らないのが乙なわけ!
他にも動的に見ると、宇都宮さんと木根さんが動いているときは、そっと後ろで支えてたり。
その、バランス感覚が生まれながらか? と感じさせる、抜群のセンス。ずっと「どう見られるか」を、聞かれるかと同じくらいに意識されてる。ファンはわがままですからね。音楽だけじゃどうしたって着いてこない。引きつけてやまない魅力はビジュアルにもたっぷりある。
…顔がいいだけじゃない…トータルで、いいんだ………200%活かし切ってるんだ………
WORLD'S END Rhythm Red Live のふんわり巻いた茶髪にピンクのアイシャドウでセクシーな目元、それに負けず色気を放つヒールも
final live LAST GROOVE のインテリジェンスにまとめたワンレンの髪にさみしげなメイキャップも、肩から腰にかけて逆三角形を描くスーツの身幅も
なんて、完成されしビジュアル。小室哲哉の世界へと頭を酔わせてくれるので、みんなの好きな小室哲哉を教えてくれよな!
私は!ぜんぶ!!!ずーーーっとそのとき最高の「かっこいい」を体現してくれてるって気付いたんだ!!!!!!
3/9の2部振り返り後半(以下公演のネタバレあり感想)
さて話を戻しまして…
前回のnote半端に終わってしまいましたが、前回は5曲目までで終わってしまいました。
来年の春にはきっと忘れてしまうから、
はたまた一ヶ月後にはつらい気持ちで落ち込んで日々に光が見いだせなくなってしまってるかもしれないから。いただいた黄金の輝きを忘れないよう、書いてゆきます。
今日、配信を見てから書くからもう少し詳細に触れられるはず…!
本当は生で見た感動を、鮮明すぎない記憶を大事にしたかった気持ちもあるんですけどね…! 便利なのも考えものだ…
6.Gurdian(feat. Beverly) with Beverly
ここで初の持ち歌、小室さんからビバちゃんへの当て書き曲。力強さ、だったかな、思い当たるのがビバリーしかいなくて、依頼した、と仰ってました。
納得の力強い歌声、夜でありましたが透き通る青空が見える気がしました。
「pray for life we pray for our salvation」という祈り、言うのは簡単ですが納得させるのはそう簡単じゃない…身体を突き抜けて刺さるように染みる歌でした。
さすが当て書き、一番しっくり来る歌手と詩の組み合わせだったと納得です。グランドピアノがさらにドラマチックに盛り立てる…!
コメントでも言ってた気がしますが、ゲームのテーマ曲だったようですね。(サ終済み…)
改めて歌詞を見ると、「Looking at the sky we dream again as we walk through the shadow of death」と確かに身近な日々、現実社会を写実的に描くと言うより、ファンタジックな作風なのかなと思えます。
。…って調べたら他にも28曲作ったんですか…! ソシャゲは終焉がつきものですし、なんだか勿体ない気持ちにもなってしまう…! しっかり買い切り、ストーリーの重厚な作品で小室曲を味わいたいです…!(小島監督とかと共演しないかな…難しいですかね…願望です)
7.Relaxation -自己回帰-
8.T・Meditation -超越瞑想-
Mr.マリックがアルバムとか完全ネタ枠じゃん…小室哲哉さんよォ…さすがにふざけすぎだろ… と、思ってました。聞くまでは。
ジャンルは分からないけど、めちゃくちゃ昔だけど(アルバムの発売は1990年)ちょ、超かっこいいんですよこれ…!
Mr.マリックをネタ扱いしてる人(私も。エンタの神様出てたじゃん)にこそ聞いてほしい。超魔術は存在するか分からないが、小室哲哉は確かに魔術のように音を操るぞ…
(マリックより小室哲哉ひいきですみません。Mr.マリックファンにはお詫び申し上げます)
聞いて「イイネ!」と思ったら
絶対配信聞いて!!!!!!!小室哲哉おなじみ、「あれ、音源聞いたときと違う」が味わえるから!!!!!!!知らないパートあるから!!!!!!!!!
あといっぱいの種類のシンセサイザーぽちぽちしてるのがかっこいい。機械に強いイケメンってかっこいいじゃん。
そしてそれを照らす、とんでもなくサイケデリックでいかつい照明が超いい! この時のライティング、一番ブチ上がりました。監督ありがとう…
スタッフさんあってのショーですね………。バチバチによかった。タイミングばっちしで、気持ちよかった…。
ショルキー「TETSUYA KOMURO MIND CONTROL」くんのお通りだ!!!!!!!!!!!!!1
「ちょっとこっちに移動しますね~^^」
って、それまで舞台の真ん中にいた小室哲哉が突然上手側に移動。そして受け取ったのが……ショルダーキーボード…!
これには東京1日目のお客さん、特に周りのおじさま方が「おおお…」と伝説の剣を抜いた勇者に驚くかのように静かな雄叫びを上げておりました。
機材の詳細についてはこちらのファンサイト様が大変ご丁寧です! THANKS FANKS!!!
有識者様によると通常のものより軽量化されてることが大きな特徴の一つとのことです。
それでも御年60歳越えだし、そもそもたくましいタイプでもないし。
ファニコン(有料会員になると小室哲哉の配信が見られる!入った!)で「重たくて持てないよ~」とか弱い振りをされてましたが、
あいつ、かわいい顔してショルキー壊すんだって!!!!!
2014年のこの記事によると
「「次のステージでは、17年ぶりに、ショルダーキーボードを、弾くよ。壊さないよ」と予告した。」
とのことです。さすがにこの頃には希少価値が上がってて、壊したら替えが効かない状態だったかな…?
ちなみに私が初めて破壊活動を確認したのは、EXPO ARENA FINAL (1992)です!
※本当に壊したかどうかは自分の目で確かめよう! 思いのほか「えいっ!」「えいっ!」って感じで愛おしいのでおすすめです。
さておきさておき。
愛機マインドコントロール君を受け取る小室哲哉。すっと軽々と受け取るんですよ…そして歌ったのが
9.I WANT YOU BACK
も~~レポってよりチラ裏失礼しますなんだけど、
これ、NO ショルキーだったらここまで恋してないんです!!!!!
映像かお写真で確認してもらうのが早いんですけどこの日のお召し物、ボトムスが長めのブーツカット、靴がポインテッドトゥなんですけどね
(私が見た人配信の日は同じ衣装でした。他にもシャツ違いの公演はあったそうな)
じょーーーーーーーーひんでノーーーーーブル 高潔なロックスタァなんです………ごめん…前例が出てこない…なんというか、汗と無縁で、クラシカルで…灼熱よりシャンデリアのきらめきが似合う………スター………感じて………
I WANT YOU BACKについては、正直、歌詞は分からん。勢いだと思ってる。謝肉祭が最初体育祭に聞こえたし、2月のリオの空気は分からない…私はまだそこまで到達できてないんですけど、目の前で
I want you back I want you back open my heart open my arm tell me now tell me how…
(戻ってきて、お願いだから。そしたら素直になるから、抱きしめるから…ねえ、どうしたらいいの…)
なんて歌われたら脳が沸騰してとろけてしまう。ガチ恋。
正直、予習はしていました。聞いていました。まさかショルキー登場とは知らなかったけど。
初見の感想、「個性的な歌声すぎないか?(汗)」でした。
ご本人も「ガラスの喉」と仰りますが、この方の話し方…声の勢い、発語ってハキハキとはしてないじゃないですか。まるっこい声、やわらかくて…発音が甘めで… 優れたシンガーか? というと、これまたご本人も認めていたので申し上げますが、それとはまた違うと思うんですよね。
ただ、小室哲哉の声は完全に、優れた楽器です。
例えようが無いが、発声というより、演奏。はきはき聞こえるより、やさしく奏でられる音色…。
これはコーラスで著しく輝きます。ビバちゃんの歌唱時ハーモニーを何度も入れてらしたのですが、メインボーカルに溶けていく。ミルクみたく自然に、弾かれることなく混ざってハーモニーを生み出すんですよ…これはもう、味わってくれとしかいいようがない…
そうは思ってた。だから、声に感動すれども、独唱には耐えうると思ってたし、これはYAMAHAの名品がメインとなる演奏だったはずだったんですけど…
小室哲哉、類い希なるすぐれた音楽家じゃん?
小室哲哉、進化し続けてるって言ったじゃん?
このソロ曲、自分用に完全に歌いやすいキーで。
声が成熟して、低音がぐーっと伸びやかで…深々と響いて…
ごちゃごちゃ言えないが、色っぽくて、よかったんですよ………
小室哲哉のフェミニンな魅力については散々語ってきたんですが、この曲で初めて、マニッシュな面を見せられた。
キーボードを膝に載せて軽く足を上げ、そしてマイクを抱き寄せるように引き寄せて歌うんですけど…………お、王子様がいたんだよ………スペインわっかんねーけど抱かれた…お姫様にされちゃった……………
音楽性に触れずに私がどんだけワーキャーしたかに終始してくそレポ乙すぎるんですけどこの混乱含めて(2日も経ってるんだよ?)、感想と捉えて下さい…
とにかく私は恋してしまった………お姫様みたいねえ、とけらけら笑ってたはずなのに、
「ピザ屋の彼女になってみたい そしたらベンジー、あたしをグレッチで殴って」の椎名林檎の歌詞が<理解る>乙女になってしまいました…
(グレッチとはギターブランドのことらしいですね)
ちょっとまとめかたが分からないのでさらに続きます
このnoteだめだ、レポにならない 笑いものにしてください。もう5,000字になっちゃった…
俺みたいな31歳でいきなり小室哲哉に転げ落ちる腐れ野郎、他に、いますかっていねーか、はは
今日の友達の会話
LDHの誰々がかっこいい とか ジャニーズのチケットが当たらない とか
ま、それが普通ですわな
かたや俺は電子の砂漠でFANKSどもに情報を溢れるほど注ぎ込まれながら、呟くんすわ
it’a true wolrd.狂ってる?それ、誉め言葉ね。
後日、せめて、最終日にぶちこまれた『SHOUT』については冷えた頭で書きたいと思います。
(※現地では聞いていないから厳密には会場レポには入らないが、もう一度小室哲哉の歌唱とショルキー演奏に触れたい)
お付き合いいただいた皆様はお目汚しすみません…
小室哲哉へ……この狂ったオタクを一生離さないでください。
完全なる余談…ギターで殴る/殴られるを見る度に思い出すのは嶽本野ばら作『ミシン』です。読んでね。最後に好きな人をギターで殴るよ。