片頭痛の正しい知識
片頭痛の特徴
20~50歳代の女性に多い(多くは30歳までに発症)
頭の片側のこめかみを中心に痛み、ひどくなると頭全体に痛みが広がります。
脈を打つのに合わせてズキンズキン、ガンガンと痛み、頭を振ったりして身体を動かすと痛みが強くなり、動きたくなくなります。痛みが峠を越えると脈を打つ痛みは消え持続性の痛みとなります。
痛みのピークに吐き気がしたり、吐くことがあります。
頭痛は月に1~2回程度で、ひとたび起こると4時間-72時間くらい続きます
血縁者に同様の頭痛持ちがいます
頭痛の前に前兆、予兆があります。典型的な場合は生あくび、倦怠感、首の張り、手足のむくみ、時に目の前にキラキラ光が出る場合があります。光のでる前触れのある頭痛の人は比較的少なく全体の2割程度です。その他に見られる前触れとしては身体の冷感(特に手足)、ほてり(特に顔面)を訴える人もいます。
頭が痛くなるとテレビの音、子供の騒ぐ声が妙に気になりイライラしたりします。テレビのボリュームを下げたりします。
片頭痛の診断基準
前兆のない片頭痛」の定義は、国際頭痛学会によって決められています。
いままで下記 2~5を満たす頭痛が5回以上の発作があった
頭痛発作が4-72時間持続する
次のうち、少なくとも2項目を満たす
片側の頭痛
ズッキンズッキンする頭痛
かなり強い頭痛(日常生活が妨げられる)
階段の昇降など日常的な動作により頭痛が増悪する
発作中、次のうち1項目を満たす
吐き気か嘔吐
光過敏と音過敏
症候性頭痛(「悪玉頭痛」)を否定できる
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