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「コミュニケーションが苦手な人は医療や介護現場で働くのは難しい?」

こんにちはあきらまことです。

今日は、「コミュニケーションが苦手な人は医療や介護現場で働くのは難しい?」と言うテーマで話をしていきたいと思います。

この話をする前に前提として、言葉の定義を整理しておきたいと思います。
私なりの定義ですが、「得意」と「上手」というのを区別して考えています。
過去記事にも書いていますので、興味ありましたらご覧ください。

どういうことかと言うと、
「得意」→することが苦ではない、自然とできること。
「苦手」→することが苦痛、できることならしたくないこと。
「上手」→比較的人より上手にできること。
「下手」→比較的人より上手にできないこと。
「苦手」と「下手」は難しいですけどね。
ということです。

先に結論から話しますと、「苦手ならやめた方がいいかも。でも、下手なら大丈夫でしょう。」ということです。

コミュニケーションの重要性

医療介護現場ではコミュニケーションは必須です。
コミュニケーションが全く必要ない仕事も少ないとは思いますが、中でも医療介護の現場ではその比重は大きいと言えます。
それゆえに、医療介護現場ではコミュニケーションは重要視されますが、上手な人が多いかと聞かれると…悩むところです。

冒頭でお話した定義で考えてみると、「得意」な人は多いかもしれません。

例えば、

  • 「少し冗談を言ってみたら利用者さんが笑ってくれて嬉しい。」

  • 「わかりやすいように説明したら患者さんにありがとうと言ってもらえて嬉しかった。」

  • 「不安そうにしている患者さんを見て、どうしましたか?と言った。」

とかです。

コミュニケーションが上手い下手ではなく、「得意」であれば大丈夫です。
上の例でいうと、場を和まそうとして冗談を言ってみようと思ったり、わかりやすく説明しようとしたり、声をかけたりできるということです。これができる人ってコミュニケーションが「得意」な人です。

苦手な人もいる。

得意な人もいれば苦手な人もいます。
注意していただきたいことがあります。苦手だったとしても、それは悪いことではないということです。

「苦手」ということは、例えば、

  • 「病気や障害のある人へ対応すると思うと、ドキドキして話せない。」

  • 「そのひとの立場になって考えるということがとても難しい。」

  • 「目を合わせると、手汗びっしょりで、頭が真っ白になる。」

などです。
これは良い悪いではなく、得意な人がいれば苦手な人もいるというだけのことです。

こういった病気や障害を持った方や高齢者の方と話をすることに苦手意識のある方は、積極的にそれらを仕事にしなくても良いのではないかと思います。

病気や障害を持つ方を差別しているとか言う方もいますが、私は違うと思います。
同性と話すのが得意な人もいれば異性と話す方が得意な人もいます。
もう少し言うと、遊ぶ時は同い年と遊んだほうが楽しめるけど、仕事は年齢が下の人と仕事をした方が上手くいく、なんてこともあります。

得意な人もいれば苦手な人もいる。ただそれだけのことです。
そして、苦手なことを仕事にすることはとても辛いことです。
上手い下手は頑張れば、上達するでしょう。
苦手なことでも、何かのきっかけで好きになることがあるかもしれません。
でも、どうしたって苦手なことがあるなら無理して好きになろうとしなくても良いのではないですか?と私は思います。
そこは、得意な人に任せましょう。そして自分の得意なことを探しましょう。

車の運転が得意なら送迎車の運転もできます。
料理や掃除が得意ならヘルパーさんにもなれます。
髪を切ることが得意なら美容師さんでも良いです。
ものづくりが好きなら福祉用具の開発もできるかもしれません。

職員とのコミュニケーション

医療や介護現場は、様々な職種の方が働く職場です。
年齢もバラバラ。
そんな中、職員間でのコミュニケーションに悩む人も多いのではないでしょうか。
少し、職員間でのコミュニケーションについて考えてみます。

医療介護現場での職員間コミュニケーションは激ムズ

前提として医療介護現場でのコミュニケーションってかなり難しいのではないかな…と思っています。
その理由について挙げていくと、

  • 人数が多い

  • 職種が多い

  • 専門用語が飛び交う

  • 人の命に関わる

こんなことが理由として考えられます。
さらに、

  • 私自身、

  • 気難しい人、

  • 怖い人、

  • イライラしている人、

  • 自分のことばかり喋る人、

  • なんか噛み合わない人…

ちょっと考えただけでもコミュニケーションするのが「苦手」だな…と思う人は多いです。

そんな方々にそれぞれ合わせてコミュニケーションが取れる人はおそらくこの記事を読んでいないでしょう。
そんなことができたらコミュニケーションの達人です。

なので、「私コミュニケーション上手です。」なんて言っている職員がいたらとても疑ってしまいます。
逆に「コミュニケーションって難しいですよね。」「本当にコミュニケーションって奥が深いよね。」と言っている人の方が断然多いです。コミュニケーションの難しさを日々感じているのでしょう。

挨拶できると有利

職員間のコミュニケーションが苦手、利用者さんと話している方が落ち着く。そんな人も多いのではないでしょうか。
そんな方におすすめしたいのが挨拶なんです。
過去の記事で書いてみたので、興味ある方は参考にしてみください。
明日から実践できることだと思います。

まとめ

今回の話を要約すると…

  • 「得意」と「上手」は区別して考えましょう。

  • 「下手」でも問題ないですよ。

  • 「苦手」だからと言って自分を責めたりは絶対しないでくださいね。

  • 職員間のコミュニケーションで悩んでいるんだったら挨拶から試してみてね。

と言うことになります。どうでしょうか。ありがとうございました。

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最後までご覧くださりありがとうございました。
私「あきらまこと」は、老人保健施設、特別養護老人ホーム、総合病院、訪問看護ステーションで作業療法士として勤務し、キャリアコンサルタントの資格取得後、ココナラで自己理解、就職・転職相談などのサービスを実施しています。
医療従事者や介護従事者の方はもちろん、それ以外の方でも、
「やりたいことが何なのかわからない」
「自分の強みがわからない。」
「働き方に関してモヤモヤしている。」
そういった悩みのある方は是非ご相談ください。


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