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価値観を明確にすると何が良いの?

私が運営しているブログの名前が「価値観を見つけるブログ」なのですが、そもそも価値観を見つけると何が良いのか。

結論から言うと、「ぶれない」ということです。

価値観を見つけるということは、正確に言うと「価値観を言語化すること」です。

誰しもぼんやりと自分の価値観を持っているのですが、それを他人に説明できるレベルまで言葉にできていないことが多いです。

この状態は液体のようなもので、風が吹くと流れていくし、大事に手で握りしめていたら無くなっていた…なんてことも。

自分の価値観を言葉にしておくと、がっちりした重みのある個体になるのです。

ちょっと風が吹いても踏ん張れるし、しっかり握っていたら落とすことはありません。

周りが何を言おうと、自分は自分でいられます。

よく「医療従事者は"哲学"を持ちなさい」と言われますが、理由はこれに近いのではないかと思っています。

例えば、余命が数ヶ月と言われた患者さんが「立って歩きたい」とおっしゃっているとします。しかし、家族は安静にしてほしいと訴えます。

もちろん、どちらが良い悪いではありません。

セラピストとしてどうしますか?

ここでは、仕事の信念という言葉を用いて説明します。

私は、「対象者の主体性を尊重する」という信念があるので、患者さんが歩ける方法を考えます。

もちろん家族の同意を得て、必要であれば医師や看護師に相談もします。

しかし、その結果、ご家族様から信頼を無くす可能性もあります。

「なんでこんな状態で歩かせたんだ!」

とお叱りを受けるかもしれません。

そんなときに、原点に戻ります。

「自分の信念は間違っていたのだろうか」と、振り返るのです。

もし間違っていたと思うのなら信念をバージョンアップすればいいですし、信念を貫くために足りないものがあればスキルアップすれば良いのです。

しかし、それができるのは信念を言葉にしているからです。

液体の形を変えるのは難しいですが、個体であればなんとかなります。付け足したり、削ったり。

仕事では信念という言葉を使いましたが、価値観というのは人生において大切なことです。

あなたの人生において大切なものは何ですか?

それを大切にするために必要なものやことは何ですか?

どうすれば、人生において大切なものとより多くの時間を過ごせますか?

価値観が明確になると、この答えが出てきます。

となりに住んでいる人が芸能人だろうと、

同級生が国会議員になろうと、

兄弟が年収1000万円になろうと、

あなたはあなた、自分は自分と言いきれます。

周りと比べて自分を評価していたり、劣っていると感じて苦しい人は、少し自分の大切にしていることと向き合ってみてほしいなと、思います。

そこには、あなたらしさが溢れていると思います。





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