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僕が出会った一流の人たちに共通するあること

これまで二十数年生きてきた中で、「この人は本当に一流だな」と思う人が何人かいました。

一流っていうのはもちろん実績もすごいんだけど、それだけじゃなくて例えば、「地位もある年上だとしても対等な立場で興味深く話を聞いてくれる人」だとか、「嫌味っぽく知識をひけらかしているわけではないのに、博識だなと思わされる人」だとか、そういう人間的な部分も含みます。

そういった一流の人たちみたいに自分もなりたい!と思うわけですが、まず何から真似すればいいのかも皆目検討がつきません。


ですが、最近、その人たちに共通するあることに気が付きました。まさに世紀の大発見です。(んなわけ)




ということで今日は、
一流の人たちに共通するあること」というテーマで書きます。


【今日のまとめを先に】
✅一流の人たちは皆、「省略」に敏感
✅言葉と認識を一致させる


曖昧なまま放っておかない


僕の経験上、人柄もよくて、それでいてさまざまな実績を残しているような一流の人たちというのは往々にして対等な立場で人の話を聞いてくれるものです。年上だろうが年下だろうが関係ありません。


どんなに偉かろうが、実績があろうが、お金持っていようが、人を見下していたりする人や他人の話を聞かない人、店員さんに横柄な態度とる人っていうのは全然尊敬できませんよね。それは二流や三流だと僕は思っています。

(僕も長いこと接客業のバイトしていたので、ここのところは痛いほど身に染みていて、店員に対して図々しい態度とる日本人のなんと多いことか、と憂う毎日でした。)


今日のお話は「一流の人たちに共通するあること」なので、「対等に話してくれる、話を聞いてくれる」も、もちろん彼らに共通することではあるんですが、話したいのはそこではありません。

こんな前置きをしたのは、あくまで土台として、「一流の人は分け隔てなく話を聞いてくれている」ということをまず共有しておきたかったからです。


話を聞いてくれているという前提のもと、今日の本題です。


さて、彼らに「共通するあること」は一体何か?


答えは、



「『省略』に対して敏感であること」


です。


つまり、

会話の中で使われている指示語、もしくは、ぼんやりと主体をとらえているような言葉や、行間に省略してしまった文などに非常に敏感ということです。


たとえば会話の中で、彼らの発言に対して「それってどういうことですか?」とか聞いたとすると「それってどれ?」ってちゃんと聞き返してきます。

文字にするとわかりづらいかもしれませんが、僕たちは(特に日本人は)行間を読んだり、文脈からなんとなく理解したりすることで指示語を使ってもどんどん話を進められてしまうため、意外とこういった指示語を確認するような返答はしていないです。

だけどこれって相手が聞きたいことを程よく把握して話しているだけで、会話としては結構危うい状態ですし、時には誤解も生んでしまいます。


彼らは「相手と自分の理解が一致していること」を確かめるために、不明瞭な指示語にはいち早く反応するのです。


他にも、こちらが話をしているなかで「みんな」とか「あの人たち」とか「こないだのこと」とかざっくりと誰か・何かを捉えている言葉には決まって、「みんなって誰の事?」とか聞いてきます。



コミュニケーションを明確にしていくために、そして、自分の為すべき事を明快にしていくためにも、一流の人たちは「省略されている言葉」に敏感に反応し、とことん向き合っている気がします。曖昧な状態のまま放っておくってことはほとんどしないです。

きっとそれは、「自分の言葉と自分の認識が一致しているのか」を日々自問自答していることと繋がっているんじゃないかなー、なんて思っています。


自分自身とのやりとりも、他者とのやりとりも、同じスタンスということなのかもしれませんね。


さて、冒頭で一流の人になるために何を真似すればいいかもわからないなんて書きましたが、自分も一歩でも彼らに近づくために、まずは「省略」に意識を向けて生きていくところから真似たいと思います。

ということで今日は「一流の人に共通するあること」というテーマで書いてみました。もし誰かの参考になっていれば嬉しいです。


...ということを書いていると、本当に自分の文章は指示語が多いなってことを気づくことに。一流はまだまだ遠いです(笑)。それでは!



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追記2020.10.28 「秋のイギリス編」追加しました!

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