【アリーナツアー#20】国立代々木競技場第二体育館 Dec 2024 - Jan 2025
今年は野球に限らず、さまざまなスポーツを見に行こうと決意し、前回はLa La arena TOKYO-BAYで、バスケットボールを観戦し、早速有言実行した今日この頃。
今回は都内に戻り、国立代々木競技場第二体育館で、卓球とバレーボールを観戦しましたので、その模様をお送りします!
代々木第二
1964年の東京オリンピックの会場として、隣にある代々木第一と共に建設され、今日まで多くのスポーツが開催されている、歴史ある体育館です。
代々木第二のキャパシティは、約5,000人とそこそこですが、コンパクトに作られているため、全体をしっかりと見ることができます。
また、アリーナが円形になっており、その周りに座席があるため、どこに座っても死角となる場所がなく、非常に見やすいのも特徴です。
Tリーグ
その名の通り、卓球のプロリーグで男女6チームずつのリーグ戦となっています。
実は、私卓球をやっていたことがありまして、その頃にも海外にはプロリーグがあったのですが、当時は配信もあまりなく、観戦するのが非常に大変だった記憶があります。(たまに、スカパーでやってた)
また、当時は日本人選手が海外のリーグに参加することを挑戦なんて言っていましたが、今のTリーグには海外から挑戦してくる選手も何人かおり、日本のレベルが上がっているんだな〜と感じます。
Tリーグでは時間短縮のため、一部ルールが異なっており、最終ゲーム以外デュースがなかったり、4試合目までで決着が付かなかった場合、ビクトリーマッチと呼ばれる1ゲーム先取の特別ゲームが行われます。
SVリーグ
Vは、バレーボールのVということとわかるのですが、Sってなんやねん!と思ったそこのあなた!私もです!!
どうやら元々Vリーグというものは存在していたようなのですが、それの上位リーグを作るとなった時に、Strong(強く)、Spread(広く)、Society(社会)を理念としていることから、頭にSをつけて、SVリーグとなったとのことです。
そして、プロリーグではなく、セミプロリーグとのことです。
今回は、NECレッドロケッツ川崎がホームの試合を見て来たのですが、入口でもらったパンフレットに、所属会社の記載がありました。
いくつかのチームのスケジュールを見たところ、終日練習の日もありますが、午前のみ練習という日もあり、こういった日は午後に会社に戻り、お仕事をされているのかと思います。
プロ以上に大変な部分があると言ってもいいかもしれません。
アクセス
アクセスは、JR山手線・原宿駅か東京メトロ副都心線/千代田線・明治神宮前駅から、混んでいなければ徒歩10分くらいと好立地です。
千代田線・代々木公園駅やJR・渋谷駅からも徒歩圏内です。
また、私が行った時は、初詣の時期+代々木第一でB.LEAGUEの試合が行われていたため、原宿駅・明治神宮前駅方面が非常に混雑し、誘導の方が渋谷駅の利用も呼びかけていました。
ちなみに、駅から歩道橋を渡ると、「あ!これだ!」という建物が見えるかと思いますが、それは代々木第一です。
代々木第二は、代々木第一の横をしばらく歩いた場所にあります。
チケット
代々木第二体育館は、様々な用途で使用されており、その用途によってチケットの販売方法は異なります。
今回は、Tリーグの場合とSVリーグの場合をお届けします。
Tリーグ
Bリーグと同様、リーグがまとめて販売していますので、どのチームのチケットを買う場合も同じ場所から購入可能です。
ローチケを使用して販売されており、特に難しいということはありません。
ちなみに、QRチケットは採用されていないようで、コンビニでの発券が必要です。
しかし、これもBリーグと同様ですが、システム利用料等のいわゆる手数料がチケット代とは別にかかる形になっています。
プロ野球は基本的にチケット代以外には費用がかからない(=チケット代に含まれているので見えない)ので、このシステム利用料等の言葉が出てくると、損した気分になるんですよね。
必要なのはわかるのですが…
なんとなく、紙チケットの発行手数料を昔は支払っていたので、QRチケットなのになんで手数料がかかるんだよ!という気持ちになってしまいます。(今回は、QRじゃなないけど)
とはいっても、このようなチケットサイトがないとチケットを販売・購入出来ませんので、この手数料は必要だと思います。
しかし!目に見えると気になってしまうんですよね〜チケット代にインクルード出来ませんかね?
SVリーグ
今回は、NECレッドロケッツのホームゲームを観戦したのですが、チケットの購入方法は2つあり、一つはリーグ公式、もう一つはチーム公式となっていました。
ちなみに、どちらのサイトから購入してもシステム手数料330円がかかります。
さらに、チーム公式から購入すると手数料55円がかかりますので、同じチケットを購入する場合、リーグ公式から購入する方が若干安いです。
(ファンクラブに入っていると、チケット代の割引があるのでチーム公式から購入の方が安そう)
両方のサイトを比べてわかったのは、どうやらリーグ公式からでないと購入出来ない場所、そしてその逆があるようです。
概ね、ホーム側はチーム公式に割り当てられ、ビジター側はリーグ公式に割り当てられています。
この割り当ては、理解は出来ますね。
キャンペーン
今回は、TリーグもSVリーグも無料招待キャンペーンに当選しまして、そちらで観戦して来ました。
こういうキャンペーンがあると、気軽に行けるので嬉しいです。
そして、ハマってしまうんだよな〜
SVリーグの方は、ページがなくなってしまったようです…
しかし、ホームタウンの川崎市在住の方向けを中心に結構な頻度で招待キャンペーンを行なっているようです。
外観
代々木第一を通り過ぎると、少し遠くになりますが代々木第二体育館が見えてきます。
代々木第一同様、かなり独創的なデザインで、遠目には体育館に見えません。
これが、1964年東京オリンピックの時に作られたというのが驚きです。
今でもかっこいいと思えるデザインです。(まあ個人的な意見ですが)
入口には少ないもののいくつかキッチンカーがやって来ています。
ちなみに、代々木第二体育館は1F席では飲食禁止となっておりますのでご注意ください。(2F席はOK)
1F席の方は、キッチンカーの前に、少しではありますが机が用意されていますので、そこで食べるしかないですね。
さて、早速入場したいのですが、ここからはTリーグ・Vリーグで結構違う箇所があったので、別々にご紹介していきたいと思います。
まずは、Tリーグから!
Tリーグ
入場!
最近、久しくなかった、紙チケットでの入場。
半券を切り取ってもらって、代々木第二へ入場!
応援グッズであるハリセンと各種リーフレットをもらって、中に進んでいきます。
いきなりマスコットと選手の写真たちがお出迎えしてくれます。
今回は、昼は女子チーム、夕方は男子チームと同じ会場で続けて開催ということもあり、それぞれのホームチームの選手たち(写真)がお出迎えしてくれました。
そこから少し進むと、1Fを覗き込むことができます。
広い空間に卓球台が1台だけ置かれています。贅沢ですね〜
そして、かなり近い位置にも席が設置されています。
この距離でプロの試合を見られたら最高でしょうね。
座席 2F自由席
Tリーグの場合は、2F席が全て自由席となっています。
周りの方の会話を聞いていると、どうやら招待キャンペーンで来られている方が多いようでした。
ちなみに、1Fは全席指定席となっています。
座席は、よくある体育館の椅子という感じですが、ドリンクホルダーが設置されています。
また、長く使われている体育館にしては、前の席との間隔が広く、快適な座席でした。
2F席とはいえ、会場自体がコンパクトなので、思ったより見やすいです。
ただ卓球はコートが狭いので、1F席でも全体を見ることが出来そうなので、やはり1Fの方が楽しそうな気はします。
ビジョン
2F席にビジョンが設置されており、試合中は得点を表示していました。
もちろん選手紹介でも使用されていました。
このビジョンは、2F席に設置されており、コートがある1Fとはかなり離れているので、プレー中にこれを見るというのはなかったです。
審判のところにスコアが表示されていまして、基本的にはこちらを見て得点を確認していました。
また、プレー中は広告が表示されていました。
卓球台の下にも、モニターがあり、こちらは広告表示のみでした。
この台、かっちょいい。
グルメ
先ほども書いたように、入口にキッチンカーが来ており、こちらでご飯調達が可能です。
体育館内にもフードコーナーはあるのですが、この日は営業していませんでした。
そして、普段はグルメが本編なのですが、この日は到着がギリギリということもあり、まさかの未購入…次回は必ず何か買おう…
ちなみに、1F席では飲食禁止となりますので、ご飯を食べる方は2F席がおすすめです。
また、これが文化かはわからないのですが、ハーフタイムにカバンからおにぎり等を出して食べる方が多く、試合前や試合中に食べている方は皆無でした。
卓球はプレーの間以外は、静かにしますので、音が出ることもある飲食は控えている方が多いのかもしれませんね。
SVリーグ
お待たせしました。SVリーグです!
入場!
入口にはグッズショップが設置されており、新年らしく福袋が販売されていました。
必ずサイン色紙が付いているなんて、太っ腹ですね。
卓球の時と全く同じ場所なのですが、なんだか雰囲気が違いますね。
競技が違うので当たり前ですが、なんだかより広く感じます。
この日は、ベビタピトーキョーとのコラボデーということで、特別なハリセンが配布されました。
裏面は年女・佐藤選手からのメッセージ入りとなっていました。
練習で飛び交うボールが速い!
座席 スタンド2
今回、招待頂いたのはスタンド2と呼ばれる席で、2階席でした。
Tリーグの時は、2階席は全て自由席でしたが、SVリーグでは全て指定席かつ、前段・中段・後段で金額が分かれていました。
スタンド2は、2階席の中段にあたります。
もちろんよりコートに近い方が臨場感があって、良い体験が出来るのかと思いますが、ここからでも十分楽しめます。
てか、プロのバレーボールって、こんなにボールのスピード速いの?
2F席からでも怖いくらいのスピードのボールをどんどん拾い、スパイクを決めていく選手たち…
これがSVリーグか…
ビジョン
Tリーグと同じものを使用しているようで、2F席に設置されています。
多分常設されているものですね。
出場している選手名が出てくれると、選手の名前を覚えられるので嬉しいでのですが、この位置にあるのでなかなかむずかしそうです。
それこそバスケットのように、センターハングビジョンだと良さそうです。
代々木第二だと、様々な用途で使用されるので、アリーナの上に何かを設置するのは難しいのだと思います。
グリーンカード
SVリーグには、チャレンジ制度があるようで、際どい判定に使われていました。
と、ここまでは良くあることなのですが、全く知らなかったのが、「グリーンカード」という制度。
チャレンジの対象となった選手が自己申告(つまり、判定とは違ったということですね)した場合は、フェアプレーを讃えるという意味を込めて、グリーンカードが与えられるとのことです。
これ素晴らしいですよね〜
チャレンジは正しい判定を決めるために行うと思うのですが、別にカメラの映像で検証する必要はないですもんね。
プロ野球にも似たようなリクエスト制度がありますが、うまく映像が撮れていなくて、時に問題になることがあります。
そんな時にこの制度があると少しは正しい判定を見つけるのが楽になったりするかもしれないですね。
グルメ
さて、本編です!
入口にキッチンカーか並んでおり、多くの方が並んで購入していました。
Tリーグの時は、あまり買われている方がいなかったので、同じ会場でも競技が変わると、このような変化があるのが面白いですね。
ステーキライス 1,400円@BlueTarp FOOD TRUCK
しっかり寝坊してしまい何も食べていないこの日…
このキッチンカー以外は、お菓子系ということもあり、1食目からステーキを食べてしまいました。
イチボという部位とのことで、柔らかいというよりも、しっかりと食感があるお肉でした。
キッチンカーだと、写真ではレアでもしっかり火が通って提供されることが多いのですが、こちらのお店はほんのりレアで提供されました。
ハイライト
Tリーグ
SVリーグ
長﨑美柚
極めて稀にその試合で特に気になったプレイヤーを取り上げているのですが、今回は大激戦の末、勝利を掴み取った長﨑美柚選手。
対戦相手の出澤選手とは同い年で何度も対戦してきたとのことで、お互いの意地のぶつかり合いを強く感じました。
変化で攻めていく出澤選手に力強いドライブで真っ向勝負する長崎選手、どちらもミスが本当に少なくラリーが続きます。
その度に観客は大歓声。もちろん、出澤選手が守備系(だよね?)の選手なので続きやすい条件は揃っているとは思うのですが、それでもこんなに続く?というほど続きます。
ぜひ、ハイライトの動画を見ていただきたいのですが、解説の方がラリー・オブ・ザ・イヤーというほどのラリー。これを激アツと言わずして何を激アツというか!そんなラリーでした。
蛇足ですが、私は中学時代はカットマン、高校に入ってからは出澤選手と同じように、粒高を使って攻撃したり守ったりしていました。
レベルは出澤選手と全然違うのですが、なんだか昔の自分を重ねてしまいました。
元々粒高を使う選手が少ないのに、最近さらに減ってますよね。
中学生くらいだとぺンホルダーで使っている選手がそこそこいますが、高校生くらいになるとめっきり減る感じがします。
出澤選手にはぜひ粒高の星として、今後更に輝いていただければと思います。
長崎選手と共に応援していきたい選手の1人ですね。
中村悠
1記事で1人出るのも私としては珍しいのですが、今回は2人目をご紹介。
クインシーズ刈谷の中村悠選手をご紹介します。
中村選手はリベロの選手で、とにかくなんでも拾う!
相手選手の強烈なサーブをとにかく拾います!
バレーボールの選手と言えば、背が高い方が多いと思うのですが、中村選手はコート上でかなり小柄でして、まあ周りが背高いからな〜と思ったら、身長150cmとやっぱり小柄。
しかし、考えられないレベルでなんでも拾います。
え?それ取れるの?というのを何度も見せてくれます。
どうしても豪快なスパイクを打つ選手に目が行きやすいのですが、なんでも取ってくれる中村選手のような選手がいるから、スパイクまで繋がるんですもんね。
リベロは非常に重要なポジションですよね。
そして、中村選手で驚いたのは身長やなんでも拾うということだけでなく、筑波大に在籍しながらプレーする新人選手だということ。
試合終了となるプレーの時、中村選手はコートから離れており、ベンチで応援をしていたのですが、勝利となった瞬間に中村選手が笑顔でコートへ駆けていくんですよね。それも1番乗りで!(動画に収録されているので是非ご覧ください笑)
年齢だけでなく、こういうところからも若さを感じます。
実は今回初めてバレーボールを観戦したのですが、まさかファンになる選手を見つけられるとは思いませんでした。
また、中村選手を見に観戦に行きたいですね。
本拠地が刈谷なのでなかなか行けないですが、関東に来た際にはどこかでまた見に行きたいと思います。
そして、中村選手を通じて、リベロのポジションが気になってきたので、また観戦の機会があったら、そこも注目したいですね。
ちなまに、やはりこの日の中村選手のレシーブは凄かったようで、期待の若手として記事に登場していました。
是非こちらもご覧ください。
おわり
今回は少々変則ですが、代々木第二体育館で、Tリーグ・SVリーグを観戦してきました。
5,000人収容可能にもかかわらず非常にコンパクトに作られているため、2F席でも近く感じる不思議な空間でした。
また、1964年東京オリンピックの会場にもなった古い体育館ながら、しっかりと手入れや改装がされており、現代でも十分通用する施設となっています。
個人的に驚いたのは、2F席のゆとりある足元とドリンクホルダー。
今もこれらが確保されていない球場やアリーナは珍しくありません。
さすが、オリンピックの会場ですね。
今回観戦した、Tリーグ・SVリーグ以外にもBリーグや格闘技など、幅広い競技で使用されています。
他の競技開催時はどうなっているのか…気になりますね。
機会があったらまた来てみたいと思います。
あれ?向かいでも何かが行われていますね…