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一級建築士試験 合格への道 ★僕のケース☆

今回は少し古いですが、僕のケースについて書いてみます。

僕がどのように学校を使い、時間を確保し、勉強してきたかを書こうと思います。
「その当時はそんなこと考えていなかったけど、今振り返るとこうだった」みたいなことも書いていきます。

仕事や生活、考え方やゴールは人それぞれです。
あくまで一例として参考にしてみてください。

また、ここに書くことは2012年の頃のことです。
現在も同じ状態かはわかりませんので、気になる方は最新の情報を取り寄せてください。

また、僕の簡単な試験までの経過は下記noteをごらんください。

○資格学校に入学

・一級建築士試験は一発で合格したいと考えていた
・実家暮らしなので金銭的な余裕もあった

私自身は2010年8月に総合資格学院の2年コースに入学しました。
日曜日の午前中のコースで授業自体は9:00~13:00だったと思います。
学校は自宅から電車等で30分くらいの家に近い教室を選びました。

資格の学校に何を求めていたかは下記noteをご覧ください。

僕が入社した会社は、『一級建築士の資格を持っている』ことが設計課に異動する条件でした。
入社時は現場作業員として採用されましたが、入社面接時から一貫して『設計課に行きたい』『構造設計がやりたい』ということは伝えていました。

ですので、一級建築士を一発で取ることは自分の中では最優先事項でした。

また、実家暮らしで学生時代のアルバイト等の蓄えもあり、金銭的にも一応余裕がある状態でした。

ただ、2年も前から学校に行くことは全く考えてはいませんでした。そんな中で営業の人に声をかけられて

・一発で取りたいと強く思っている
・金銭的に余裕がある
・時間的にも確保可能
⇒ 今からやらない理由ないよね?

こんな感じでした。

僕自身はこの決断は正解でした。現在は受験資格の緩和で2年コースは無いと思いますが、学校を利用する/しないはご自分のヴィジョンや目標とお金、時間を天秤にかけて判断してみてください。
僕は経験が無いのでできませんが、世の中には独学で合格されている方もいらっしゃいます。色々と見て、聞いて判断してみてください。


○1年目

結論から言うと、正直1年目は右も左もわからないまま、言われたことを言われた通りにやっていました。

・勉強の習慣なんて無い
・建築の知識も乏しい
・まだもう1年ある

楽観的な部分はありました。まだまだ余裕だと思っていて、自分を追い込んだりはあまりしていませんでした。最初の頃は勉強時間も20時間/週(授業除く)くらいだったと思います(途中から教務の発破もあり、30時間以上になりましたが)。

土日も勉強はしていました。授業が終わった後も教室に残って勉強していました。また、カフェ、レストラン、図書館、有料自習室等々本当にいろいろなところを試しました。こちらに関しては別の記事で書こうと思います。

自分の中では全く意識していませんでしたが、1年目は

・自分に合う環境
・勉強の習慣

を色々と試して、探って、確立しました。

一級建築士を取るまでは勉強が最優先事項】と自分で決めましたので、時間のほぼすべてを勉強に当てました。

最終的には模試で80-85点(当時の合格ラインは90点)くらいは取れていたと思います。やったことが結果として見えていたので勉強すること自体が楽しくなっていました。

○2年目

2年目は総合資格学院の【ビクトリーコース】に入りました。
あと一歩で合格を逃した人たちが集まるクラスです。

ここではスケジュールが一般のクラスとは違います。

一級建築士 メソッド 2020.7.21

一般のクラスは最後の方まで授業があります。ビクトリークラスは基本的な知識があるという前提でのクラスなので、4月の中旬ごろまでで一通りの内容を終わらせて、そこから毎週科目別の実力テストをやっていきます。

どちらが試験の時に点数を取れるか明確ですよね?

もちろんレギュラークラスからも合格者がたくさん出ています。
そして、このクラスがある学校も限られていますし、希望したから入れるというわけでは無いようです。

僕が言いたいのは、『あくまで【学校を使う】という視点で自分でこのスケジュールで動くことをお勧めします』ということです。

学校に任せきりにしてしまうと、7月に入ってもまだ習ったことがない問題がある状態になってしまいます。テキストや問題集は手元にあるのだから早めに、可能なら4月中までに一通り終わらせることが理想だと僕は考えます。

独学の人も、早めに過去問を終わらせて、各学校や通信で受けられる模試をひたすら受けて、その問題を何回も解き直す勉強に早めに切り替えることを強くお勧めします。少なくとも一定数のライバルはそのようにして勉強しています


○僕の勉強

・平日 朝7:30~8:30、夜20:00~22:00
・土曜日 9:00~18:00(~21:00)
・日曜日 9:00~13:00(授業)~19:00

自分なりに試行錯誤しながら勉強しました。

一番大きいのは環境で僕は家で勉強する気が起きないことを知りました。

そこで、家で勉強しないと決めて、色々と試してみました。
会社の近くのカフェや家の近くのカフェ、図書館や学校、有料の自習室等色々と試してみました。今ではこの環境を整える大切さを身に染みてわかりました。基本は平日はカフェ休日は学校を利用していました。

その頃は設計課に応援要員として派遣されて、構造監理の仕事がメインだったので各現場ごとに拠点をつくり、直帰できるときはその拠点で勉強することにしました。

ここは上司の協力がすごく大きくて、「中途半端な時間だったら勉強していいよ」と色々と便宜を図ってくれました。本当に感謝しています。

ここで活躍したのが【合格ダイアリ―】(計画表)です。

何をやるかをあらかじめ日曜日に決めているので、必要なものをカバンに詰めて(僕のかばんは常にパンパンでした)各拠点で勉強し、時間になったら帰る生活を送っていました。

平日は最低3時間、現場等で直帰できるときはそれ以上、休日は最低15時間、時間の限り勉強していました。実家暮らしのため、勉強だけに集中できたのと、勉強することが楽しくなったことでいくらでも勉強できたことも要因の一つです。これは【動機が明確】であり、【勉強する環境】をつくり、【フィードバック】を受けていたことで【習慣化】した為だと僕は思います。

僕は一級建築士試験の特に学科試験は

結果=能力×努力²(二乗)

だと考えています。

そして能力とは

・自分にあった勉強方法を知っていること
・自分に合う環境を知っていること

だと思います。そしてこれは試したり、自分を掘り下げたりすることで誰でも手に入れることができます。僕自身は一人手探りの状態で1年かけてこの能力を手に入れました。

今だったら人の力を借りれば1~2か月で、誰でも手に入れることができると僕は思います。
今後、そのことについても書いていければと思います。


○まとめ

・資格を取る動機づけをする
・ビクトリークラスのカリキュラムで勉強する
・環境を整える
・時間を確保する
・楽しむ

これができたから僕は合格できました。
皆さんも自分なりの方法を試してみてください。


長くなりました。

最後まで読んでいただきありがとうございました。


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