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一級建築士試験合格への道 ★目的を考える☆

今回は一番大切な【目的】に関してです。

これは何をするのにも一番大切なものだと思います。

○目的とは

皆さん、『目的』『ゴール』『目標』の違いはご存じですか?

意外とごっちゃに考えてしまっている人が多いと思います。

目的:成し遂げようと目指す事柄。行為の目指すところ。
ゴール:終着点。
目標:目的を達成するために設けた、めあて。  (広辞苑)

広辞苑ではこのような記載がされています。

僕自身は【『目的』のための最終的な目印が『ゴール』で、その『ゴール』までの途中の目安や、通過点として置くのが『目標』である】というプロコーチの谷口貴彦さんの考えがフィットしているのでこちらを使っています(興味ある方は「ザ・コーチ 最高の自分に出会える「目標の達人ノート」(谷口貴彦著)」を読んでみてください)。

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皆さんも自分の『目的』をじっくり考えてみてください!

○一級建築士試験合格は目的なのか?

これは各々の定義が違っているので一概には言えませんが、僕の上記の定義で言ったら【目的】ではなく【ゴール】になります。

そもそも一級建築士を含む『資格』はツール(手段)です。
何かを達成する為の道具の一つになります。
では、【『一級建築士』というツールを使って今後どうしていきたいのか】
ここを真剣に考えてみてください。

お気づきだと思いますが、ここが『会社(上司)に言われたから』だと合格することは困難だと思います。もちろんここを掘り下げていく(何で会社に言われたことなのにやろうと思ったのか、これを取ることで上司や会社から得られるメリットは?等)ことで目的を見つけることも可能ですが、受動的な目的だと不合格時にも言い訳が先行してしまいます

ここで僕の考えですが、色々な切り口がある中、一つの切り口では目的をこ快と不快に分けられると思っています。人間の行動原理の切り口でも、人間の全ての行動は『快を得る』か『不快を避ける』に分けられます

○快を得る

・かっこいい、すごいと周りから言われたい(見られたい)
・自分の家を自分で設計したい
・大きな建物を自分で設計したい

この資格を手に入れることで得られる『快』や『快』を得るためのチャンスがあり、その『快』を得ることは強い【目的】となります。
上記の「自分の家を自分で設計したい」や「大きな建物を自分で設計したい」も掘り下げると何かしらの【快の感情を得たい】という欲求が見つかるはずです(子どもから尊敬されたい、優越感を得たい、喜んでもらいたい等)。

もちろん『モテるから』も強い動機であり目的です(モテるかどうかは置いておいて)。

色々と出てくると思います。
【この資格を手にすることで何を手に入れたいのか】
じっくり考えてみてください。

○不快を避ける

・設計の仕事をしているのに持っていないのは格好悪い
・仕事は建築士って言えないのは嫌だ
・周りで自分だけ持っていないのは恥ずかしい

資格なんて人それぞれなので、持っていようがいまいが人からどうこう言われる必要は無いと僕は思っています。

一見『負の感情』であり、良くないもののようにも感じます。
ただ、この不快を避けることもしっかりとした【目的】になりえます。

実は僕が受験するときの動機はこちらが強かったと思っています。設計の仕事をしている以上資格取得は最低条件であり、持っていないと恥ずかしいと自分で思っていました(あくまで僕の価値観です)。だからこそ『それを避けよう』『何としても取得しよう』という気持ちになりました。

○最後に

『給料が上がる』『昇格できる』等も目的になりえますが、まだ弱いと思っています。『どうして給料をあげたいのか』『どうして昇格したいのか』を深く考えてみてください。正直これらの動機は「一級建築士取得」以外でも達成することは可能です。それであればわざわざ難しい一級建築士試験に挑戦する必要もありません。

【一級建築士試験に合格しないといけない】何かしらの目的が見つかったら物凄い動機になります。
『欲しいもの(得たいもの)』から『必要なもの』に考え方も変わります。
「欲しいもの」は得られなくても仕方がないという気持ちを持ちますが、「必要なもの」は必要なので必ず取るものという気持ちになります。

来年資格取得を目指す方は、今の時期に自分の内面を見つめること、自分の目的を掘り下げて確実なものとすることに時間を割いてください(2020年9月時点)。目的がはっきりしないと行動は続きません。

自分なりの資格を取る【目的】が明確になることを祈っています。

最後まで読んでいただき、ありがとうございました。


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