一級建築士試験 合格への道 ★資格の学校☆
学校について書いてみようと思います。
ご存じの方も多いと思いますが建築士試験の為の大きい学校は『日建学院』と『総合資格学院』があります。他にもTACやスタディング等もあるみたいです。
私自身、(二級)一級建築士の試験では『総合資格学院』にお世話になりました。ですので、知識のベースは総合資格学院になります。
ここでは学校の詳しい説明は省略します。ただ、私が使っていた時にいいと思ったことは書いていきますので参考にしていただければ嬉しいです(※現在変わっている可能性があります)。
最新の情報はホームページや直接問い合わせてみてください。
ここでは『学校』を使うメリット、デメリットを書いてみます。
学校に入学する、独学で頑張る等、皆さんの状況や考え方によって変わってくると思います。
皆さんが【譲れないことは何か】にしっかりフォーカスして、そのためにはどうすることが最適かを考えてみてください。
○マインドセット
こちらが大前提であり、勘違いしている人が少なくないと思っています。
【学校は利用するもの】
【学校に入ったから合格できるわけでは無い】
・あなたは何を期待して学校に入りましたか?
・あなたは学校に何を求めますか?
ここで【合格】と答えてしまう人は合格できないと僕は考えています。
資格学校の営業の人に『責任もって合格させますから』と言われることもあるみたいですが、そんなことはありえません!!
合格を期待して、合格を求めて学校に入る人は『入った段階で達成した』と考えてしまいます。
合格は『自分が動かないと絶対に得られません』
受動的な考えは今すぐ捨ててください。
そして学校から『何を得るか』を考えてください。
僕は『情報』『問題』『環境』が欲しくて入学しました。
そして上記のものはもちろん、他のものも得られたと思っています。
1つずつ説明していきますね。
○情報
・試験に関する情報
・学校が持っている過去の受講者の情報
・勉強方法
今の時代、インターネットで調べれば色々出てきます。ただ、その情報が本物なのか、そして新しいのか自分で精査する必要があります。
特に初受験の時は、全くわからない状態です。
情報は『武器』です。そして学校にはこの道のプロがいて必要な情報を集めたり、今までの膨大なデータの蓄積があり、その情報から統計データを出すことができます。
これを自分一人でやることはほぼ無理でしょう。自分の時間を有意義に使うために私はお金を払って入学しました。
○問題
・過去問に関する問題
・テキストや問題集
・新出問題を含めたテスト
・実力テスト
正直学校に求めていたものの一番大きい部分はこの『問題』です。
確かに過去問は書店に行けば購入できますが、あくまで過去問と簡単な解説のみです。現在の試験では新出問題の比率が上がってきていて、過去問のみ理解していれば合格できる時代ではなくなっています。
もちろん他の通信教育等でも得られるかもしれません。
ただ、どちらにしろ自分一人では新出問題対策は不可能です。どのようにして得るかは各々考える必要があります。
また、独学だと実力テストをできる環境がほとんどありません。実際に一日かけて試験と同じようにやらないと見えてこないものが多々あります。その意味でも学校を利用する価値はあると僕は判断しました。
少し補足ですが、僕のいたときの『総合資格学院』の宿題は秀逸だと思っています(現在はわかりませんので最新の情報を問い合わせてください)。
皆さん【エビングハウスの忘却曲線とラッセルの復習曲線】はご存じでしょうか?
被験者にランダムに表記されたものを覚えてもらいそれらをどのくらい覚えているかを調べた実験です。
20分後には42%、1日後には67%を忘れると言われています。
ただ、この忘れるときに合わせて復習することで記憶の定着を図ることができると言われています。
総合資格の宿題はこのラッセルの復習曲線を考えて出されています。
授業の範囲を
・その日の最後にテスト(1回目復習)
・その週の宿題として出す(2回目復習)
・3週後の宿題として出す(3回目復習)
となるように考えられて、カリキュラムが作られています。
これに気づいたとき、さすがだなと感心したのを覚えています。
○環境
・行ったら必然的に勉強しないといけない環境
・強制的に時間を確保できる環境
・周りが同じ資格取得を目指しているライバルだらけの環境
半強制的にやらないといけない環境に身を置くことはとても大切です。
それをつくるためにも都合がいいと思ったので学校を利用しました。
また、学校に行く必要、行ったらやらないといけない環境(周りがみんなやっている環境)もいいと思います。
正直最初から自分でどんどんできる人はほとんどいません。
何かをするとき一番大切で最初にやる必要があることは【動機づけ】【環境を作る】【師匠を見つける】ことです。
学校を使うことで【環境を作る】と【師匠を見つける】の半分は達成できます(師匠はノウハウや情報を持っている人と定義)。
また、長期的に続けていくためにはライバルの存在はプラスになります。もちろん話したことが無くても構いません。大きな学校に入っていれば、模試のたびに自分が全国でどの位置にいるのかを確認することができます。
そして過去の膨大なデータから、この学校でこの位置以内にいれば大体合格できる等もわかります。
環境を作るという意味でも学校は利用できると思います。
○おまけ
この中に【講師】が無いことに気づきましたでしょうか?
僕自身は学科試験では学校の講師にそこまで期待していませんでした。
テキストと問題がしっかりしたものがあれば問題無いと今でも思っています。
何回も読んでみて、わからないことがあったら聞けばいいと思いますし、今の時代インターネットで色々な人に質問できます。
これはあくまで僕の考えです。
ただ、総合資格学院でかつ僕の通っていた教室の教務の方が素晴らしかったので少しシェアします。
これは合格後、色々な勉強をする中で気づいたことです。
総合資格学院には『合格ダイアリー』というものがありました。
それは前半部分が情報や自分の分析、後半部分がスケジュール帖となっていて、勉強の予定を書き込むことができます。
僕の教室では毎週合格ダイアリ―を回収して教務の人がコメントを書いてくれていました。
これって実は本当に重要なことで、ある意味コーチングを受けていることと同義になります。日々の作業日報も本気で取り組んだことで年商が10倍、100倍になったという会社もあります。
何をやったかを視覚化し、報告する、そしてフィードバック(因みにその教務の人は辛口でした)をもらう。これが実際に機能したから合格できたと僕は今では思っています。講師の質よりよっぽど大切だと思います。
※ただし、これは全ての教務がやってくれるものではないと思います
それをやってくれる学校であるなら通うのも手だと思いますし、そこの部分のもっと深いサービスを僕が今後提供していきます。今後アップしていきますが、現在(2020年9月)興味ある方は直接ご連絡ください。
○まとめ
学校に関して僕の考えを書いてみました。
もちろん学校は費用が高いです。
その為にも
・学校は利用するものという認識を持つ
・学校から何を得たいのかを明確にする
・差し出すもの(お金や時間)と得られるものは釣り合うのかを判断する
を考えてみてください。
何回も書きますが、学校は手段の一つです。
そしてお金も手段の一つです。
自分が得たいモノを得る手段としてお金や学校、時間があります。
全てを天秤にかけて【自分はどうしたいか】を考えてください。
長くなりました。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
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