子供の頃のようにわがままでいれてる? #わたしを奮い立たせる言葉
週刊noters続いてますね。いいですね。
さて、オイラ大地の三浦君の設定した今週のテーマ。それは、
おお。自分の好きなテイストのテーマです。そこで、「座右の銘」ともいえる言葉について書いていきたいと思います。
#大切なこと
自分を奮い立たせる言葉は、
「本当に大切なこと」を「大切にする」ということを「大切にする」
というまどろっこしい言葉です。このまどろっこしさが、この言葉の本質だと思っていますので少しお付き合いください。
(懐かしい、カラオケでよく歌ったな、ロードオブメジャー)
#本当に大切なことってなんだ ?
こんな問いがされたら、皆さんはどう答えるでしょうか?
【答えられる系の人】
「仕事!」「家族かなー」「友人」「趣味が大切!」
【悩んじゃう系の人】
「一つに選べないなー」「あんまり考えたことないなー」
まぁ、それぞれ思うところはあると思います。でも、ここでの質問は「本当に」大切なことなんです。そこまで深く考えられているかってことです。
実際に、「大切なこと」はいくつかあるけれど、「本当に大切なこと」を一つ選べといわれると結構迷う人も多いのではないでしょうか。
#「本当に大切なもの」を知るためのエピソード
再掲します。
「本当に大切なこと」を「大切にする」ということを「大切にする」
西村がこの言葉を知って、自分を奮い立たせる言葉になったエピソードがあります。設定が少し古いエピソードですし、実話なのかフィクションなのか詳細は分からないのですが、少しお付き合いください。
東京のとある病院に、目の病気を患って、手術と療養のために長期で入院している4歳の女の子、しおりちゃん(仮)がいました。その病気はすぐには治らない性質のもので、彼女は2歳からもう2年間入院しているとのこと。
しおりちゃんの両親は、実の母の介護があること、長期滞在の費用の捻出が難しいことから、2月に1度この病院を訪れ3,4日滞在する生活で女の子とは離れ離れの生活を強いられていました。双方に寂しい思いをしていたのですが、彼女の治療は東京の病院でしかできず、我慢をしていました。
しおりちゃんの病気は良化しても、完全に目が見えるようにはならないということで目が見えない中での生活を強いられることは必至。であれば、少しずつ社会に出ても困らないように、社会で生活するためのトレーニングを開始する必要があり、病院でそのカリキュラムが進められていました。
そんな中、今日のカリキュラムは「硬貨」について。要は1円玉から、500円玉までどの硬貨がどんな価値なのかを教えるというものです。1円玉から順に彼女に握らせて、「これは1円玉だよ」「これは500円玉だよ」と教えていきます。
ここでクイズです。
そんな中看護師さんが「しおりちゃん、一番この中で大切な(価値がある)のはどの硬貨かな?」と質問します。もちろん「500円硬貨」が一番価値がありますよね?彼女にもそう教えました。でも、しおりちゃんはとある硬貨が「一番大切だ!」といって譲らないのです。それは「何円硬貨」で「その理由」は何でしょう?
#いきなりクイズ出た (笑)
いきなりのクイズすいません。結構重要なので、考えてみてほしいんです。下記にその答えを記載します。考えるために少しスペースを空けましょう。
その答えとは
こちらです。
「10円硬貨」
です。10円玉です。1円玉と5円玉より価値はあるものの、価値だけで言えば50円玉から500円玉に劣ります。サイズも500円玉に次いでいるとはいえ、一番大きい硬貨ではありません。では、なぜ彼女は「10円硬貨」が一番大切だと答えたのか?
#彼女にとって本当に大切なものとは
「しおりちゃん、違うよ。それは、10円玉で一番大切なのは500円玉だよ。こっちだよ。」看護師さんは、目の見えないしおりちゃんに、500円玉を握らせ正解を教えます。
「違うの。しおりはこれが一番大切なの。ずっとずっと大切なの。」しおりちゃんは譲りません。
「なんで、しおりちゃんは10円玉が大切なの?理由があるの?」看護師さんが聞きます。すると、しおりちゃんがその理由を教えてくれました。
「ママとパパの声が聞けるから」と。そうです、しおりちゃんにとっては、ママとパパの声を聴くことのできる魔法の杖がこの10円玉だったのです。
もうお分かりとは思いますが、解説を。家庭の都合で離れ離れになった両親に、公衆電話で小さな手で10円玉を何枚か握りしめながら、毎日電話をしていたのでしょう。もしかしたら、料金も高いでしょうから毎日じゃなかったり、短い時間だったのかもしれません。
彼女にとって一番大切なものは「ママとパパ」だったのです。大好きな二人の声を聞くための10円玉は彼女にとって、何よりも大切な、「本当に」大切なものだったんです。
社会的な価値がどうとか、看護師さんが言ってるからとか、大きいからとか、重たいからとか、手触りがいいからとか、そういうことじゃないんです。彼女の価値基準の中で、「本当に大切なこと」を彼女はシンプルに選び取っていたんです。大切にしていたんです。大切にできなくなりそうなタイミングがあっても、ブレずに。みなさんはどうでしょうか?
#「本当に大切なこと」を「大切にする」ということを「大切にする」ためのステップ
さて、本題に戻ってみます。この言葉を実践するために必要なのは、以下の4つのステップをグルグルと回すことかなと思います。
1、「本当に大切なこと」をしっかりと見つける。一つじゃなくてもいい。でも、誰に左右されるでもなく、自分の心と対話しながら。
2、今度は、その「本当に大切なこと」を大切にしましょう。なんだ、簡単じゃないかと思いません?でも、ここからが難しいんです。
3、その「本当に大切なこと」を大切にできないとき、優先できないとき、周りのことに流されてしまうとき、忘れてしまうとき、これが必ず来ます。その時に、冒頭の言葉を思い出してほしいんです。思い出すこと、これが3つ目。
4、思い出したら、今度は改めて決意して下さい。「本当に大切なこと」を「大切にする」という決意じゃありません。だってそれ、守れなかったでしょ?なので、
「本当に大切なこと」を「大切にする」ということを「大切にする」という決意です。誰に何と言われようが、誰かに否定されようが、その「大切にする」という決意を曲げないということを「大切にする」という決意です。すげぇまどろっこしいんですが、これが似て非なるものなんです。
長くなりました。一回で理解できないかもしれないし、自分自身もまだまだ迷っちゃうときはあります。でも、「本当に大切なもの」はここのところずっと大切にできているようです。みなさんもよろしければ。
#おまけ アキラの「本当に大切なもの」
自分の「本当に大切なもの」は
「楽しい」
という感情です。この感情が全ての判断基準ですし、僕の根幹です。すべての行動も「楽しい」と思えるからやっているし、目の前の苦しいこともその先に「楽しさ」があれば頑張れます。なければ無理です。ワガママです。
もちろん、サボったりはしないし、まじめに頑張ります。でも「楽しく」無ければ絶対にやりません。なんなら、自分が楽しめないことに絶対に人を巻き込みません。シンプルにこれが自分の「本当に大切なもの」です。
以上です。明日は、5時こーじ!!