Rethink FUKUOKA PROJECT Vol.009「日々の暮らしの届けたい一瞬」(村上萌 × 津上竜夢) イベントレポート
「日々の暮らしの届けたい一瞬」
「ReTHINK FUKUOKA」をテーマに、まったく異なるジャンルで活躍する企業や人々が集い、有機的につながることで新しいこと・ものを生み出すプロジェクト「Rethink FUKUOKA PROJECT」のイベントの第9回目はインスタグラムや雑誌を通して、日々の瞬間瞬間を届けているお2人、NEXTWEEKENDの村上萌氏と福岡在住のインスタグラマー津上竜夢氏をゲストに迎えて『日々の暮らしの届けたい一瞬』の可能性をRethinkしました。
『写真は現代の短歌である』
"何に焦点をあてて何をボカして何の色をメインにするのか、そういうものも全てにその人の伝えたいメッセージが入るのが写真。その写真が自分の想い通りに撮れないというのは現代に生きている人としてとても勿体ないこと"
女性らしい可愛い外見とは裏腹に力強く語るNEXT WEEKEND 代表 村上萌さん。続けて何を軸としてSNSにポストするべきなのか彼女なりの持論を展開する。
"自分が撮った写真を簡単にシェア出来る時代。いいねを多くもらうことを意識するのではなく、自分が感動したものを軸として新しい人に出会えたり、理解してもらえることはとても素敵なこと"
"自分が見たものを自分が感動した通りに切り取ること、そして感動したもので自分を知ってもらうという気持ち良さは今の時代ならではもの"
"短歌の決められた五七五七七の様に、四角の中に何を入れてどうしたいのか考えるのが楽しい。そしてその写真を人前で短歌を詠うつもりでポストボタンを押している"
とてもユニークで的を得たイメージだと感じました。最後の質疑応答の際に萌さんファンの方が、「村上萌さんは現代の小野小町だと思っています」という言葉にとても納得しました。
続けてもう一方のゲスト福岡在住のインスタグラマー津上竜夢さんもシェアすることでコミュニティが作れることが魅力だと仰っていました。
"小さいころから音楽や絵、動画を作ることが好きだったけどもシェアというものが出来ていなかった。インスタを使うことによって写真という形でシェア出来て自分を知ってもらえるのが魅力である。その写真をキッカケにリアルに出会いがあったりコミュニティも作れるというのがとても面白い"
『ギャップを経験すると自分が見えてくる』
"自分の楽しいと思っている視点がとても大事。感動した瞬間のストーリーをどう写真に入れるのかがポイント"
あくまでも感動という軸でポストをするという萌さん、それをファシリテーターTABI LABO 代表 久志さんが続けます。
"いいねを押されるのはある意味の承認欲求だと思う。それを乗り越えて自分が大事にしている視点やストーリーをどれだけ出せるのか、もっと言えば自分が何を大切にしたいのかと向き合うという大事な作業であると思う"
SNSとリアル。そのギャップや、自分を良く演出してしまうことは無意識の内に我々は行ってしまっているのではないでしょうか。その先にある自分自身の素直な感情を写真や文章に込めて発信すること。それによって本来の自分を知ってもらい、近い感覚の人とより密にコミュニケーションが出来るのかもしれません。
「日々の暮らしの届けたい一瞬」を通してこれからのSNSの使い方をReTHINK出来た気がしました。
コミュニケーションや働き方、ライフスタイルに大きな変化をもたらしている福岡。新しい産業やコミュニティ、文化が生まれるイノベーティブでエネルギッシュな街となっています。
そのチカラの根底には、この街に魅力を感じて、自らが発信源となっている企業や人がいます。
ReTHINK FUKUOKA PROJECTは、「ReTHINK FUKUOKA」をテーマに、まったく異なるジャンルで活躍する企業や人々が集い、有機的につながることで新しいこと・ものを生み出すプロジェクトです