幽体離脱
毎年初夏に地元で市民体育大会が行われます。今は整備されましたが昔は会場の隅にちょっとした丘陵があり、子供たちが登って遊んでいました。
急斜面をよじ登っていくので、危ないと大人に怒られました。でも常に見張られているわけではないので、気にせずみんな登っていました。
小学校に上がる前の頃、私も急斜面を登っていて、足を滑らせて落ちました。そして頭に怪我をして病院に運ばれました。
おかしなことに、病院のベッドに横たわっている自分を斜め上から自分が見下ろしているのです。周りには母や姉や、白っぽい病院の服を着た人がいます。その映像がはっきり記憶にあります。幸い重症ではなく、手術を受けた訳ではありません。その日のうちに帰ることができました。
あんな経験は、あのとき一度きりです。これを幽体離脱とするならふつうは瀕死の状態でなるものと思うのですが、私の場合は何だったのだろうと、今でも不思議です。
そう思っていたところ、先日読んだ「超訳・般若心経/境野勝悟」のなかにこんな記述がありました。「幸せの遺伝子/村上和雄」からの抜粋です。
頭を打ったショックで分離した魂が、まだ寿命を迎えていないためサムシング・グレートにかえらずに体の上に留まって私を見下ろしていた。不思議な現象の大半は科学で説明がつくと思っている私ですが、こう考えると少し納得できました。