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Regional Scrum Gathering Tokyo 2025に参加してきた

こんにちは、おーのAです。
今年で3年連続3回目の参加となるRegional Scrum Gathering Tokyo(以下、RSGT)2025に参加してきました。

本記事は私の記録ですので、まとまりがありません。
(また、2025/1/13現在、誤字脱字も直していません。私のRSGT2025を終了させるために一旦リリースします)

昨年の記事はこちら


最初にまとめ

  • 今年の参加はOSTのショーを除いて、完全参加者(完全参加者とは?)でした。もちろん参加者として場づくりの一端を担っているとはいえ、責任感が無かったのでお気楽でした。

  • 昨年は登壇、しかもみんなでギャザリングしましょうという内容の発表、をしていたので、初参加の人たちとコミュニケーション取ろうという責任感を勝手に感じていた、と今年の参加で分かった

  • 参加者視点として、改めて2023に参加した際の熱量を感じることができた。3日目のOSTから本間さんのお話は胸が熱くなりすぎえて涙が出てた

3年目の総括として

2年前にRSGTに参加してから自分のメンタルモデルが大きく変化してきました。仕事から自己認知的なもの、あるいは人生観のようなものまで全てが変わってきたと思います。今、決して「私は幸せだ」と声高らかに言えるわけではありませんが、「幸せだった」と言って死ねる人生に向かっているし、生きて幸せな人生を送りたいと願うようになりました。

こう思えるようになったのはこの2年間に出会った全ての人達のおかげだと思っています。すごく人間的な泥臭くて目を背けたくなるようなことに目を向けて、あえて向かっていく人達。 でも、この人達は戦っているんじゃなくて、みんなに幸せになってほしいと願っています。
RSGTのコミュニティはThe Power of Dreamsであり、その中に私はいるように思います。

そして、3回参加してみて、改めてちゃんと運営に携わりたいと思いました。神奈川の運営を除いて、いままでボランティアスタッフも避けていたのですが、理由は「参加したいから」で、「場を作りたいから」ではありませんでした。この場を作っていくことに貢献したいと思えた今、運営にコミットできる気がしています。

そして、この瞬間、私のコミュニティへの恋物語は終了し、次のストーリーが始まっていくように思っています。

Day0

Katsuya Suzuki / Shinya Ogasawara - [Day0] (online-only) カンファレンスでリフレッシュ!無理なく楽しむカンファレンス参加術

昨年度Day0で私が発表した枠にKatsuyaさんが登壇しました。
プロポーザルが出揃った時点ではDay0枠で出している方はいなかったので、「無くなってしまったのかぁ」と残念な思いになりましたが、スケジュールに最終的に含まれていたので嬉しく思いました。来年も実施してほしいと思っているので、発表したいよ、という方はぜひ小笠原さんやKatsuyaさん、もしくは私に相談してみてください!(採択されるかは別の話)

(セッションの感想は後日アップデートします)

Shinya Ogasawara - [Day0] (online-only) RSGTを一緒に楽しむ仲間を増やすための会


今年も参加しました。
初参加者の方が数名いて、そこで知り合ったこやすさんはその後、毎日ブログ書いてて、すごいなと思いました。

主にはRSGTをどんなふうに過ごせば良いかをお伝えしていたのですが古株マウントしているみたいで、あまり気持ちよく話せたわけではありませんでした。

この日に限った話ではないですが、全体を通して、自分が初対面の参加者と何を話せば良いか分かってないなと思っています。というか、そもそも、何度も会っている人以外と仕事について話してないなと思いました。楽しんで貰えばそれで良いと考えていたように思います。事実自分は会話を楽しむことしか考えておらず、その場その場で生まれる偶然の会話ができれば良いかと思っています。ただ、私がこの場に求めている以上に相談したいと思っている参加者もいると思うし、そういった方の声に耳を澄ますことも大事なんじゃ無いかと思いました。
私ができる場づくりへの貢献として、もう少し他の参加者の人がどんな課題感を持って参加しているかに意識を向けて、参加歴の浅い人の貴重な時間が良い体験になるようにサポートできたら良いなと思いました。

Day1

James Shore - The Best Product Engineering Org in the World

(セッションの感想は後日アップデートします)

ランチギャザリング

安定の今半を手にランチを迎えました。Day0で出会った方々と共に雑談をしながら過ごしました。色々と自分の中でのタスクがあったので、そこから意識が離れず、あまり集中してみなさんと話すことができませんでした。申し訳ない。

Yasunobu Kawaguchi - 失敗を学びに変えるアジャイルなマインドセット:Linda, Lyssa, Jeff, そしてEmotion Scienceから学ぶ13年間の気づき

(セッションの感想は後日アップデートします)

Yoh Nakamura - スクラム"だけ"を正しくやろうとして価値あるプロダクトになるかな?

(セッションの感想は後日アップデートします)

Takeshi Morinibu / Naoto Hiramatsu - 激録・開発密着10ヶ月!!〜拡大したスクラムチームの衝突〜

(セッションの感想は後日アップデートします)

Coach's Clinic -天野さん-

天野さんとコーチズクリニックでスケーリングについて話しました。内容は割愛します。

余談ですが、Akiさんから「あくまで自由である前提ではあるけど、知り合いなら普通に話すでも良いんじゃない?」と言われました。それはその通りだなと思って、自分なりに解釈を考えていました。3つ理由があるなと思いました。1つは相手に時間をもらって相談するということがまだ「時間を奪う」行為だと思っているということ、もう1つは、Day0で知り合った初参加者の方に体験してもらいたいという思いで先陣切って入れたということでした。最後に、自社の相談だったので、あまりオープンに話しにくかったということです。
コーチズクリニックは枠が限られていて、例年枠がすぐ埋まってしまうという現象もあるので、来年以降の振る舞いをどうするかは来年考えようと思います。

Mori Yuya - 「あの人たちが協力的ならうまくいくのに!権限もないから進められない!」トレードオフの連続制御を通して、対立を協力に変えるプロダクトマネジメントチームを実現するぞ

(セッションの感想は後日アップデートします)

途中、kyon_mmさんがXPに対する批判、というコメントをしており、気になったので、Day2で聞きに行きました。

Ayaka Moribayashi / Miho Nagase / Shota Nishihara - [ナイトセッション]ソフトウェア業界の裾野を広げるために、私たちができること ~「楽しい」「好き」を軸にした学びの場のデザイン~

(セッションの感想は後日アップデートします)

Day1ギャザリング

tomioさんが設定してくれた会に参加しました。tomioさんありがとうございました。二次会はソラシティのタイ料理に行ったら人が集まっていたので参加しました。

(初日は緊張感があったのか、疲れていたのか、あまりいろんなことを覚えておらず、ギャザリングでの会話があまり鮮明ではありませんでした。)

Day2

youhatuさんとの会話

前日の発表について感想をお伝えしたところ、「なんで顧客と話せないのでしょうね?」という問いかけをされ、そこから会話が発展していきました。(ところで、余談ですが、Day0のところで書いた、"もう少し他の参加者の人がどんな課題感を持って参加しているかに意識を向けて"というのは、洋さんとの会話がとても良い体験だったからだと思います)
以下、私が答えたことを書いていきます。

  • 顧客と向き合うことがしやすいチームとそうで無いチームがいた

  • 前者の方がBizや経営層から信頼されていたからかもしれない

  • 信頼されるためにどうしたら良いか?一つ目は自己開示、自分が困っていることを伝えることでそこに寄り添ってもらえる、そういった関係性の中から生まれる信頼がある。もう一つは結果を出すこと。結果を出していると信頼して仕事を任せてくれる印象がある。

  • ただ、後者の方は脆くて、ちょっとしたことで無くなっていく信頼かもしれない、後者の方は信頼というよりは信用なのかもしれない。

という良い会話をしているところで、川口さんがやってきて洋さんがxxに似ている、というくだらない話に切り替わって盛り上がりました。

Jeff Patton - Maximizing Value Using a Digital Product Mindset

(セッションの感想は後日アップデートします)

Day2ランチギャザリング

システムコーチングの先輩でもあるJhonnyさんにお声がけしてランチをしました。私は現在プロフェッショナル実践コースを受講中で、今の状況や悩みなどについて相談をしていました。途中ふくおかフィナンシャルグループの黒田さんも参加して福岡について話したりしました。

Yusuke Amano - Alignment and Autonomy in Cybozu - 300人の開発組織でアラインメントと自律性を両立させるアジャイルな組織運営

(セッションの感想は後日アップデートします)

セッション終了後、Betsは組織目標と一致させるのか、という話をしました。OKRは集中することを中心に記載するので、漏れたりすることが多かったり、しっかりアラインすることが難しいと感じていました。Betsの運用の方がスケーリングにはマッチしているのでは無いかと感じたので質問をしました。サイボウズさんでは目標として使っていて、Betsを消化できた人が実際に評価されるとのことでした。Betsが顧客価値を主体として書かれていれば当然の話なので、これは良い運用のような気がしています。ただ、一方で、Betを持つことが前提になったり、あまりに大きいBetは適切に分割しないと長い期間その人が関わらなくてはいけなくなるので、その辺りのバランスは難しいかもしれません。
また、「機動的に動こうとすると安定性が下がる」という話もあります。また、顧客価値に対するオーナーシップとドメイン実装に対するオーナーシップの両立をどう実現していくかは難しいところだなと考えています

フォトブースでジャンプさせられる

周りにけしかけられてなんだかよく分からないけどジャンプさせられました。後で知ったのですが、ジャンプが流行っていたそうです。

Lをしろと言われて飛んでる図

前日の森さんのセッションとXPの話をkyon_mmさんに教えてもらう

kyon_mmさんにお声がけしてXPについて教えてもらいました。どうやら説明が4回目とからしく、次回のためにと書きながら教えてもらいました。ありがとうございました。記録のために説明してもらった、と記憶していることを書いておきます。

  • XPのいのりで「プログラマーの復権(≒DevとBizの協働)」と「知見の共有」を掲げていたが、Kent Beckの自戒の中で、後者はできたけど前者はできなかったと言っている。ただ、Kent Beckは理由を述べていない。

  • キョンさんは、プログラマーの復権にはXP(で定義している Values,Principal,Practice)がソリューションとして不適切だとKent Beckは考えたと解釈している

  • XPのソリューションはDevの中の問題の解決方法とDevの外との世界のインターフェースについて述べているのみで部門間の問題について述べられていない

  • プログラマーの復権は部門間の問題について述べているもので、森さんの発表はこれに対するアンサーになっていて制約理論の派生でトレードオフをみえる化することと構造化をすることで解決できると述べている

キョンさんメモ

アラウンド83メンバーで撮影

昨年参加できなかった写真撮影に呼んでもらってようやく仲間入りを果たした気分でした。正直、年齢とかって人に対する何の意味も持たないラベリングでしか無いと思っています。しかし、こうして2年間を振り返ってみると、年齢によるラベリングがあることによって強い繋がりを感じることができるという不思議な体験だったように思います。彼らの存在が常に自分を支え、時には鼓舞してくれて自分の内なる力を引き出してくれてきたように思います。

まぁなんてかわいいのかしら

Day2ギャザリング

Day2の夜はシステムコーチングの応用コースを一緒に受講していた仲間であるtoshinariさんと二人で一緒に過ごしました。彼は普段愛媛に住んでいるので、頻繁に会うことは難しいのですが、何やかんやご縁が深く、初めて参加したアトラクタさん主催の「アジャイルコーチとスクラムマスターの集い」でも一緒だったりととても仲良くさせてもらっている仲間です。

近況報告だったり、スクラムマスターとしての振る舞いについて議論をしたりと良い時間になりました。

Day3

トラブルでお茶の水から神田まで歩き回る

Day3の前はちょっとしたトラブルがあり、朝からコンビニやスーパーを駆け回りました。これはOSTの前にやった寸劇に対する情熱からの行動なのですが、よくよく考えてみると、実はそんなに努力しなくても良かった気がしています。

アラウンド83でOpen Space Technologyの前説

毎年何を見せられているのか、となるOpen Space Technologyの前説での寸劇ですが、今年はKDDIアジャイル開発センターの皆様に作曲してもらい、素敵な曲ができたので、楽しみにしておりました。
正直、何も伝わらないとは私は思っているのですが、アイスブレイクとしての役割だと思っているので、個人的にはこの寸劇には意味があると思っています。後で動画を見返したら海外から参加されている方が笑顔で見てくれていたのが嬉しかったです。

蜂になりました

OSTの歌のフィードバックをもらう

内輪で盛り上がることについては一度立ち止まって振り返ることもした方が良い、というフィードバックをもらいました。

個人的にはKAGさんやCLさんの寸劇はスポンサーだし、印象付けることの意味があるから、あのようなスポンサーセッションはとても有効だと思っています。普通に普通のスポンサーセッションやっても、あまり印象に残らないし、初参加の人なんかそれこそ聞かないんじゃ無いだろうか。私の体験として、あのスポンサーセッションだからKDDIアジャイル開発センターもクリエーションラインもあっという間に記憶の中に刻まれたので、スポンサーセッションはあれで良い気がしています。

ただ、OSTの方は、「6分間であっという間に理解します」とか言ってあれだから、初参加の方は、よく見ておかないと、と思い込んでしまうかもしれない。アイスブレイクとしての役割を持たせるつもりなら、「アイスブレイクであるから気楽に見てください」くらいは伝えてあげた方が良いんじゃ無いかなと思いました。

心理的安全性について語る

以前の職場では罵られるような言い方をするような環境であったものの、言いたいことは言いやすくて仕事がしやすかった。今の職場では相手のことを思いやることを意識しなければいけないので、以前より仕事がしやすいと感じない、という相談でした。

興味深かったのが、学生で参加している方の話で、「自分が言ったことが周りに知れ渡って悪く思われるんじゃないかと、気になる」と言ってた。環境次第ではあるけど、社会人になって、その現象を圧倒的に観測しなくなった、という話を伝えたところ、他の学生が「学生は噂話できるくらい暇なんですよ」と言って、なるほどなと思いました。

自分は誰かに傷つけられるようなことはあまり気にしていなかったし、人を傷つけてしまうことも、まぁ、あるよね、って思ってきました。もちろん気を付けてはいました。 でも、以前よりも傷つけてしまうことを恐れるようになったと思っています。それは、自分が嫌われたくないというよりも、自分のせいで嫌な時間を過ごすことになってほしくないという気持ちからです。 共有する時間や場に対する貢献をしたいということなのかもしれません。

幸せを感じれる場って、どんな人でも受け入れられる場、かなと思っていましたが、それは違うのかもしれないと思いました。 受け入れられる場というのは前提として、受け入れられた人がそこにいること、発言行動にリスクを感じずに心理的安全であることなのかもしれません。

心理的安全性って喧々諤々もあると思っていたので、幸せにつながると思っていませんでしたが、結局幸せを噛みしめることができる場は心理的安全な場にあるのかもしれません。

Hiyoshi Homma - Closing Keynote

ホンダの本間さんのお話でした。

私がまだ高校生だった頃にASIMOが発表され、ホンダのPower of Dreamsには心を魅了されていました。CMを見るたびにホンダの夢への挑戦を感じていていました。
最初に買った車はホンダだし、就職先としてホンダにしようか悩んでいました。もちろん本田宗一郎さんに関する書籍も読んでいました。そんな子供の頃に憧れたHondaの精神が私たちが取り組んでいるScrumに通じている、という話には胸が熱くなり、涙が出ました。

そしてそんな場がこのRSGTにあるという本間先生の言葉は私を鼓舞させるものでした。私たちがここからイノベーションを起こすことができる、そんな素敵な未来が待っているように思うことができました。

(セッションの感想は後日アップデートします)

Day3のギャザリング

印象的だった会話を記録しておきます。

  • 私の話し方が人の興味をそそるような話になる、という話をしました。私は私の認識を小出しにするような出し方をするから自然と問いたくなるような物の出し方をするようです。トロッと出してくるからついつい聞いてみたくなるとのことです。私的には話の本質でなかったり個人的な話だから全部話すことを躊躇っているつもりなのですが、結果的に気にさせるような話し方になっているようです。

  • アジャイルコーチとして、支援する相手にどのように接しているかという話をJhonnyさんに相談しました。基本的には自分が困っていること悩んでいることを相手に相談する、自己開示するような表現をした方が一緒に進んで行きやすいとのことでした。私としては転職したばかりで強く見せたい気持ちがまだあるような気がしているので、自己開示できるように接していけたらと思います。

  • 来年のRSGTは羽田だけど、Day3の夜は秋葉原の中華料理屋でまた会おうという話をしました。しかし、疲れが残りすぎるので、来年以降は終電前には必ず帰ることにします。

ありがとう!

今年も素敵な3日間+αを過ごすことができました。
来年も楽しみ!!!

(疲れた。。。まだセッションの感想書いてないのか・・・)

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