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コミュニティは小さな勇気が織り成す奇跡

こんばんわ、おーのAです。
2024年6月26日の朝、心震える感動したので、日記的に書きました。

自分の活動が循環していく姿を見たスクラムフェス大阪2024

2024年6月22日、スクラムフェス大阪2024が終わった。
私は神奈川トラックの運営として携わっていたが、私用で午前中しか参加できず、自分の登壇が終わった11時、早々に離脱した。

しかし、心残りがあった。それは小田中育生さんのセッションを見れなかったことだ。私たち神奈川トラック運営は育生さんのセッションを採択したが、その際に育生さんにぜひ神奈川トラックを逆指名して話して欲しい、と本人にお願いしたのは私だった。お願いした理由は、もちろん育生さんのセッションを見たかったからであり、また、神奈川トラックを間違いなく盛り上げてくれると確信していたから。でも前述の通り、残念ながら当日は見ることができなかった。

その4日後、2024年6月26日の朝、育生さんのセッションのスライドを初めて読んだ。そのスライドは以下のもの。

そこにはふりかえりカタログのコミュニティ版を使っているという話があった。このふりかえりカタログは森一樹さんが作成したものを、森さんを中心にみんなでMiro版として作り直したものだ。私もその一人だ。

率直に嬉しかった。自分が作ったものを育生さんが使ってくれていること、そして、それを紹介してくれているということ。自分の活動に大きく影響を与えてきた育生さん、その育生さんの活動に貢献できているということが涙が出るほどに嬉しかった。

そして、さらにこう思った。

「過去の私の勇気を出した小さな一歩が一つのコミュニティを形成している、コミュニティは私たちの小さな勇気が紡いだ奇跡なんだ。」

ここからは過去を遡っていき、この奇跡の話をしていきたいと思う。

森さんと育生さんの強い絆

時は3ヶ月ほど前、2024年3月16日、スクラムフェス神奈川2024の日。
この日のキーノートは小田中育生さんだった。そこで2017年に育生さんは森さんと出会い、懇親会で熱くふりかえりについて語ったというお話をしていた。

そしてその数日後、森さんはとても熱いアンサーソング、ならぬアンサーブログを書いていた。

2017年森さんと育生さんが出会った頃、彼らも私と同じようにコミュニティ初心者で小さな勇気を一歩踏み出すところから始まったんだ、と嬉しい気持ちを感じた。

それと同時に、私からしたら、森さんも育生さんもその時から今までたくさんのアウトプットを重ねてきた人たちであることは間違いないし、育生さんと森さんがとても強い絆で結ばれていることに妬ましい気持ちを感じ、何か少し蚊帳の外にいる感覚を感じたのもまた強く記憶に残っている。

ふりかえりカンファレンス2023の2日後、絞り出した私の勇気

時はさらに1年ほど前の2023年4月8日、ふりかえりカンファレンス2023で森さんが以下のような声かけをしていた。

森さんの声かけ

私はこの活動に参加してみようかと、2日間とても悩んだ。私は単なるカンファレンスの参加者で森さんは主催者でふりかえりで有名な人。
自分がこの場に参加するのはおこがましいように感じられた。

とても悩んだ末、すごく緊張しながらも、勇気を出してDiscordに参加してみた。行ってみると私と森さん含め計3名が参加していた。思っていたより参加者が少なくて、私は30分の間、森さんの話を聞きながら終始緊張していたことを今でも鮮明に覚えている。でも、「次回も来る」つもりになれたのは、森さんがとても気さくに接してくれたからだ。

その日から毎週月曜日はこのふりかえりカタログ(コミュニティ版)の活動に参加した。途中からkenzzzzzyさんや98lerrさんも増え、約半年間かけてコミュニティ版のふりかえりカタログのファーストリリース版を完成させた。

そして、2024年1月11日、森さんを中心として活動を続けてきたふりかえりカタログ(コミュニティ版)をRegional Scrum Gathering Tokyo2024でリリースすることに至った。

Regional Scrum Gathering Tokyo 2023で出会った育生さんから受けた刺激

育生さんとの出会いはふりかえりカンファレンスから3ヶ月ほど前、2023年の1月のRegional Scrum Gathering Tokyo 2023だった。
彼との出会いは初日の懇親会。初めて出会った時、同い年でVPoEを担っていると聞き、すごいな、と思うと共に、とても刺激を受けたことを覚えている。

彼と出会っていなければ、その後の私のコミュニティでの活動や自社内での活動にはつながらなかった。そのくらい彼との出会いは私にとって特別なものだった。

例えば、今私はシステムコーチング®を学んでいるが、コーチングに強く興味を持った発端は育生さんがコーチング受ける様子を公開するというとにかく前向きラジオだった。

また、OKRを組織に導入しようと考えたのも育生さんの影響が大きい。

上記の前向きラジオでも語っているが、育生さんが大事にしている「恩送り」。コミュニティにたくさんの恩送りをしてくれた育生さんにとても感謝をしているし、恩送りをされた私も恩送りをしたいとの願いで今もコミュニティでの活動をしている。

育生さんは間違いなく私の人生に大きな影響を与えた人だ。

コミュニティは小さな勇気が織り成す奇跡

まとめていきたい。

育生さんと巡り合わせてくれたRegional Scrum Gathering Tokyo 2023の夜。
そして、勇気を振り絞り参加し、森さんと出会ったふりかえりカンファレンスの2日後。
森さんと育生さんの強い絆、そして、彼らも小さな一歩から現在に歩んできたということを知ったスクラムフェス神奈川2024。そこに運営として携わった私。

そして、私の少しの勇気が育生さんへ循環されているという事実を知ったスクラムフェス大阪2024。育生さんというインフルエンサーが紹介してくれたことでふりかえりカタログのコミュニティ版はさらに広がっていくだろう。

話は少し逸れるが、Regional Scrum Gathering Tokyo 2024の最終日の翌早朝5時頃、実行委員の川口恭伸さんがDiscordで語っていた言葉が印象に残っている。

RSGTは参加者ひとりひとりの行動が作り出した奇跡なんですよ

(記憶によると多分こんな感じのことを言っていたはず)

カンファレンスだけじゃない。
コミュニティそのものもそれぞれの小さな勇気のある行動、それもほんの小さな勇気が、いつか大きな波になって社会を動かす何かになっていく。

それぞれの歩んだ小さな一歩一歩は本当に小さな一歩かもしれない。しかし、それぞれの一歩が点となり、繋がって線になり、そして、面となってコミュニティを形成していく。今回の私の件で言えば、森さんと育生さんと私が面になったのは数年もの長い時間をかけて面になっていった。しかし確実に私はこの面の一つの点を作っていったのだ。

私に必要だったのは、森さんの声かけに答えるというほんの少しの小さな勇気だけだった。

でも、そんな少しの勇気が紡がれていったら、素晴らしいコミュニティが形成され、循環されていく。尊敬する誰かにも循環していくときが必ず来る。

ここに書いた話だけではない。私はたった1年半の間に同じように小さな勇気が紡がれていく姿をたくさん見てきた。

コミュニティ、最高じゃないですか?

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