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キックオフってなんだろな。 - for you who are listening IT project death march -

こんばんは。松川です。なんかお久しぶりです。
今の職場でそうそうキレることはなかったのっですが(ボヤくこととか、ちょっちさーと愚痴る、流石に問題なんですけどーと報告する程度のことはあっても)、流石に偉い人じゃなくて自分よりも年下と思われる方で、ご本人に向かって「キレる」は、正直言えば、数年ぶり?もはや数十年ぶりのレベルなので、怒ったときよりも、数日たった今のほうがずっと頭が痛い(物理的に頭痛)。という状態です。怒るときは直接本人ではなくて、自分の上司に伝えて、直接本人にキレるようなやり方は、まずやらないのですが、まぁ、そうだなー。そうはいっても、私も人だからね。本人にキレることあるよね。

というわけで、IT系エンジニアのサラリーマンを結構やっているので、少しビジネスの話でも。
(あ、偉い人にキレるのは全然気にならない。部下のクレーム聞くのだって偉い人の仕事だもん)

仕事は、段取りが命

基本的に「あいつ仕事できーねーな」とは言わないようにしています。というのは、職場において「あの人仕事できない」というのは、結構な人格否定なので、極力そういう言い方は避けてて「こういうの(具体的な例をあげる)はちょっと困る」といいつつ、必ずその人の持つ「良い点」を伝えるのですが、今回に関しては、ちょっと無理すぎた。なぜか?

1.段取りゼロ
2.情報共有ゼロ
3.資料なし
4.作戦なし
5.まさかの身内からの挟み撃ち

暗黙知が多い外資企業において、特に「5.まさかの身内からの挟み撃ち」は、彼らは悪気ないんでしょうけど、ちょっとやり方あるよねぇと思うんですよね。私、これだけムカついたヤツでも客の前では絶対に、そいつのことを否定するような言い方だけはしないのですが、彼らは平気で私を悪者にしてくるから、ちょっと神経がわかりません。ま、そういう人たちとは、極力関わりたくないです(そう、名前覚えたかと思ってもすぐ忘れちゃうんだよね。その人のこと)。ついでに、案外お客様ってそういうところ見てるからね!と言いたかったりする。(ほんと見てるよ)

ま、いずれにせよ「作戦なし」だから、情報共有も資料も何もないんでしょうけど。結果として、段取りがひどすぎる状態。何も考えてないんだなと思いまして。で、場当たり的に対応するし、そういうのは自分がかわいいで対応するから、客前で平気で自社の人を挟み撃ちできるんだよねぇ…。正直これだけはわからない。どんなに嫌いな人でも客前では、絶対にそういう風には振る舞わないから。私は。なぜか?連携取れていないと思われたら、そこが徹底的に狙われて下手すれば、契約以上のことをさせられるから。

あんまり特定用語を使うと、私のことを特定されそうで嫌なのですが、お客様とのファーストコンタクトをするメンバーに対して、適当な引き継ぎをしようとする人は、まぁ、いい加減なやつが多いですよ。すべてはここ。ここがうまくいかないときは、そのプロジェクトは残念だけどデスマーチ確定。

落とし所のイメージ湧いてます?

私から見て「いい加減だなこいつ」というのは、たいてい、ゴールのイメージが湧いてないやつ。もしくは、落とし所のイメージが湧いてない人。一方で、少々荒くても、少々雑かな?というところがあっても「すげぇ!」というのは、大抵ゴールのイメージが湧いてて、最低でも松竹梅があって、このタイミングで、これならば、最後ここで自分が巻けばいい。とのイメージぐらいがある人。ちなみに、松竹梅で自分が巻き取るというのは、自分の能力がある程度わかってないとできないので、これも結構タスクに依存するというか、練度に依存するというか。つまり、そんなに簡単なものではないのです。なんのイメージもなく、ただ漠然と「こなす」を考えていると、お客様のほうが手練だったとき、完全に【奴隷】まで待ったなし。若い頃に結構厳し目の案件にアサインされていたのは、今思えば良い経験だったかも(とはいえ、まぁ、ちょっとやば目のが多かったが)。そのおかげで、「落とし所」というのは、かなり意識するようになりました。これがあるか、ないかで全然違う。

キックオフが重要。

ちなみに、社会人1年目のときには「社内キックオフ=なにかご飯が食べれる会」と思っていました(笑)。今思えば、そうやって交流会を持ってくれていたわけですね。先輩方の思慮深い思いは、1年目だとろくに理解できず…。申し訳ないっす。そこから数年、転職すること数回。複数の会社にいましたが、どこの会社にも必ず凄腕というか、本当にすごい方がいまして、その人たちが共通で言うのは「プロジェクト成功のキーはキックオフだよ」「キックオフ失敗したら、そのプロジェクトはかなり厳しい」。つまり「キックオフがプロジェクトの要」だということ。正直いえば「キックオフがうまく行けば大抵はうまく行く」というこの言葉は、まじで真理。本当にプロジェクトの大小問わずに、キックオフをないがしろにする人は、正直駄目だと思う。で、実際ダメダメなプロジェクト、客の奴隷プロジェクトの大半がこれ。キックオフがいい加減で客に振り回されっぱなしのケース。こうなると偉い人が出てこようが、何しようが駄目。最初に手綱をしっかり握らないとだめなんですわ。

キックオフってなんだろな?

ポケモンで言えば、構築の紹介(デッキとでもいうべきか)
オーダーメンバーの紹介的な。つまり「このプロジェクトはこのポケモンで戦います!」と宣言するようなもんで、これらのポケモンは、火が得意です、水が得意です、雷が得意です、闇が得意です。このメンバーで行きます。ということを宣言しつつ、相手のポケモンも何が得意なのか紹介。そして、自分たちが何を対応して、何が対応しないのか。という、本来はこういう戦略会議の場で、ここをないがしろにするから後でむちゃくちゃを言われちゃう。社内のキックオフだったら、お互いに得意なことを確認して、相手にどんな攻撃が通るのか?そういうのをちゃんと話しておく場所なんだよね。本来は。なんか、全体的にいい加減な人多いけど。

キックオフができる立場になったら

キックオフができる立場なら、今すぐ変えろ。今すぐ改善しよう。「ガンガンいこうぜ」か「いろいろやろうぜ」でいこう!
本当にかわいそうなのは、自分ではキックオフができない立場の人。キックオフが適当なプロジェクトは、自分の身を削る必要ないよ。適当にやったほうが良い。そして、自分がその立場になったら、全力で頑張るんだ。「いのちだいじに」でいきましょ。

ま、仕事はさー。
あれだな。私もこういうこと言う年齢になったのか…。


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