NPO組織運営のチャンス
コロナが来ています。
こういう時にオンラインサービスや、youtube市場は拡大するよね。という話だけではなく、NPOの組織運営にとってチャンスだという話。
(NPOの運営は、財政、組織運営、ソーシャルインパクトなどで評価されますが、組織運営=従業員満足度に関して)
NPO組織運営の特徴
・有給職員と、ボランティアスタッフで構成される
NPO組織運営の課題
・有給職員とボランティアスタッフの自己有用感の差
一部の有給職員(一般的に給料が低い。でも理想理念に向けてめちゃがんばる!)とボランティアスタッフ(他に仕事があり、ボランティアとしてNPOに参加する)で構成されているので
有給職員ばかりに負荷がかかり、ボランティアスタッフは「おれできること少ないしなあ・・・」と自己有用感(=自分は組織に貢献できている感覚)が少ないと言われています。
この傾向は組織サイズが大きいほど顕著であると言われています。
なお、一般企業と違って、給与のために働いている人が相対的に少ないNPOでは、有給職員、ボランティアスタッフのモチベーション/満足度は組織運営において極めて重要です。
前提知識が揃ったところで、進みます。
コロナで起きたことはなんでしょうか?
・仕事のリモート化
・イベントの自粛からの資金の補填(団体によっては寄附金の募集)
が起きていますかね。
普段は有給職員が事務所でオフラインで会議をしているものが
広く、団体に所属している人にオンラインで公開され、会議への参加が可能に。また、寄附金の募集に関しても、シェア、直接の寄付、知り合いの寄付。などにより、本業があるボランティアスタッフの日頃のつながりが生かされる。ということが日本全国で起きているんだろうと想像します。
何を隠そう、僕の所属しているNPO法人SETもそうです。
社会的責任を考慮し、事業中止、SETの存亡を懸けた資金調達に挑んでいます。(ありがたいことに第1ゴールは突破しました。そして今、7月末の倒産の危機が迫りつつも、財政・経営基盤強化を行い、組織の持続可能性を高めようともがいています)
https://syncable.biz/campaign/907/#menu
『全社一丸となって頑張ります!』
という言葉の効力はNPOのような組織ほど、振れ幅が凄そうですよね。
普段は10人程度のフルタイムスタッフだけど、所属している数百名のボランティアスタッフも集まった全社一丸にはとてつもない可能性があります。
社内・社外の仲間たちのオンラインコミットを結集し、全国のNPOが今の危機を乗り越え、また一つNPO業界がレベルアップする未来に期待します。
#コロナショック #コミュニティキャピタル診断 #NPO #組織運営
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