270の旅路 Day235
2018年1月24日(ガラパゴス諸島)
Posada del Caminante→海岸→Posada del Caminante→海岸→ Posada del Caminante
イサベラ島2日目。今日は何もしないと決めていた。ただ…日の出と日の入だけが見たかった。誰かのブログで見たその景色というのがあまりに幻想的で、見ないわけにはいかなかったのだ。
最近は早起きしすぎて困っていたくらいだったので、さっさと起きて海岸へ向かう。海岸につくと太陽が地平上へ出ようと我慢していた。ベストな場所を探しだしてみた景色は…
この一言に尽きる。砂浜にはねる太陽の光が僕の目へ、心へと差し込む。水平線がオレンジ色に変わっていく。もうそれで十分だ。
帰ってホステルでまた寝て、夕方を迎える。
夕日はあまり見れなさそうだ。それでもいい。僕はカメラとストールを持って海岸へ行く。海岸の夕日の良く見えるところで、ストールを地面に開き瞑想をする。理由もなく涙が流れるのは、きっと心が洗い流されているのだろう。それと同時に今までの旅が走馬灯のように駆け巡ったり、急に亡くなった父親のことを思い出したり。僕は他のものでもない、僕なんだ。曇った空の中で太陽は沈み、誰そ彼時を迎える。
僕も父親のように立派になれるのかな、いやきっとなれるよね。いやなるんだ、と心に思い、闇が空を覆いつくした。
さあ明日はサンクリストバル島だ。船に2階も乗るけど、酔わずにやっていけるのか不安だけど、薬でどうにか耐えよう…
《おまけの写真》
最後まで読んでいただき、ありがとうございます。 ちょっとでも心に響いたり、風が吹いたような感覚があったりすればまた戻ってきて読んでみてください。 スキやコメント、SNSで反応してくれたらありがたい限りです。