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受け止め方しだい

【受け止め方しだい】

僕:
◯◯さん、そういうところ
木村拓哉みたいですね 

◯◯さん:
あぁぁぁ
そういうところ、あるかもしれませんね

これは以前

他部所の所属長に
嫌味のつもりで放った言葉が
そのまま受け止められてしまって
ゾッとした

時の話です

同僚も、全くもって謙遜のない
彼の受け止めっぷりに
下顎が床にぶつかるほどで

開いた口がふさがらない、とは
まさに、このことでした

昨日は得意料理の茶碗蒸しを作りました



さて

人は
お世辞を情けととるか
褒め言葉ととるかで
真逆の印象を受けてしまうようです

自分が自慢できることや
得意とすることを言ってもらえると

褒め言葉

自分に自信のなかったり
不得意なのは明らかなのに
褒められると

お世辞

言葉は受け止める側で
この日の我々のように
ゾッとするかしないかが決まります

我々の中で伝説となっている
キムタク驚愕事件

所属長たる◯◯さんが
白昼堂々と
わざわざ我々の部所にきた時のことです

何の話題だったのか
謎に◯◯さんが人生観を話だし

真面目な顔して
か弱い女性が好きなんです
男は女を守るものですよ

と、恥ずかしげもなく
言ってるではありませんか

しかも◯◯さん

か弱いハズの嫁から
離婚を突きつけられ
子供もろとも別居中

ぜんぜん
守ってあげられてない

僕たちはその態度や話す一言一言に
居心地が悪くなって
むず痒くなって
身体が勝手にクネクネし出してしまったのです

この場を切り抜けたい!

その一心で
木村拓哉みたいですね
と言ったのです

ここまで言えば
あ、バカにされたと気づいて
今すぐ去ってくれるかと
思ったのです

深めのフライパンで、弱め目の中火で10分蒸します


ところが

◯◯さんは、クールでイケメン
そして、女性を守るくらいの甲斐性が

ある男

とさらりと受け止めてたではありませんか

こんな所であぶら売ってないで
今すぐ嫁に謝ってこい
とは突っ込めず

ふたりは、あははははははははははは

ばばばばばばばばばばぁー

あれ以来
僕たちはトラウマになってしまって
人様を芸能人に例えることが
できなくなってしまいました

あのおぞましい経験から

彼とすれ違っても
無視し続けているのですが

気がついたら

部所移動してくれてました
本当に、良かった

北海道は栗の甘露煮を入れるんです


僕:
◯◯さん、そういうところ
木村拓哉みたいですね 

◯◯さん:
あぁぁぁ
そういうところ、あるかもしれませんね

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