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和(あ)いの言霊 ~これから山ちゃんが、いい話をします~

奈良県の御所市という街に
葛城一言主神社、通称『一言(いちごん)さん』という
人気の神社がございます

主祭神は、葛城之一言主大神で
その名の通り、たった一言で
願いを叶えてくれる神さまだと言われています

山ちゃん、そんなこともつゆ知らず
春間近の昼下がり、のらりくらりと
この一言(いちごん)さんへ

境内に、参拝客は3人くらい
本殿は独占状態だったので

よっしゃ
オリジナル参拝(やっちゃダメ)
パンぱ、パンぱんぱんと手を叩き

大声で、こんにちはー!

と、一言(いちごん)さんに
挨拶をしたのでした

しーーーーーーーーーーーーーーん

もちろん、返事など返るわけもなく
恒例の山ちゃんひとり劇場は
あっけなく幕を閉じたのでした

しかしその帰り道の参道です

向こうから参拝客とおぼしき中年夫婦
ふたりで話に夢中になりながら
こちらに歩いてくるではありませんか

そしてちょうど
山ちゃんとすれ違うその時
突如、夫婦がそろって
山ちゃんの方を向き

こんに(こん)ちは!にちは!

と、微妙に息の合わない
元気な挨拶をされたではないですか

あ”あ”あ”あ”あ”
心の中で:これ、一言(いちごん)さんだ!

先ほど山ちゃんが放った一言が
アッという間に、叶ってしまった

まさかだろ、一言主大神

あの時、100億!とか言っておけばよかった
あの時、〇〇死ね!とか言っておけばよかった

巻き戻して、思い出を

※あの夫婦が突然振り向いた時
 本当に恐ろしかったです


言霊(ことだま)


日本には古来より
身体から発された言葉は
霊力を持っていると信じられてきました

霊力とはすなわち、その人の意思であり
その力を示すものとして
意力(いりき)と言われています

前述の、一言主神社のくだりも然り

これは、良い(悪い)言葉を発していれば
良い(悪い)現実が訪れる

という思想からきているのです

■ アニミズムの考え方 ■


天照大神などの弥生の神が現れるもっと前
我々の祖先は、この世に存在する
すべてのものに神を見出してきました

万物に神さまが宿っている
という考え方です

なので、本来万物が神さまなので
崇める対象が、山だったり海だったりと
天照大神やお釈迦様のような
姿形のあるものではありませんでした

その後、人が人を統べるために
崇める対象を作ってきたわけです

ただ、そんな弥生の神さまでも
この古きアニミズムの考え方をもとになっていて

姿かたちの決まった神さまはいるんだけれど
あっちこっちに、山ほどいるんだよ
という

八百万(やおろず)の神さま
という神道の考え方に変わってゆきました

その思想は言霊として受け継がれ

いろんな物ごとに『お』や『ご』を付け
尊んできたのです

ご飯、お箸、お風呂、お手元、おむすび
お線香、お供します、お参り、お勉強

昔の人は、トイレですら、ご不浄と言ってたのです

ご不浄

まだ浄められていないものまで尊いだなんて
まさに、神道の精神は
万物に神さまは宿っている、と言っても
過言ではないようです

日本のトイレが世界でダントツ美しいのは
この思想であり、この言霊が
我々の魂に染みついているから
なのではないでしょうか

ご不浄なお話ついでに、おエロい話も

ことに、ちんちんとまんまんは
神さまの存在密度、パないです

いや、皆さんの股間にひっついている
おちんちんとおまんまんこそ

神の化身なのですよ


神社に参拝することを
お宮参りって言うでしょう?

宮っていうのは、女性の子宮のことで
新たなる生命、子どもという新たな神さまが宿る
神聖なる器のことなんです

参道は、産道で
参拝者は、まんまんの奥に向かって進み
鈴のついた棒縄を揺らす

棒縄、、、

こ、これって、おちんちんじゃ?

この棒縄をしっかり握って
ふたつの玉袋みたいな鈴が
ガランガランとなるくらいに揺らす

あぁぁ、そんな強く握って
そんな激しく揺らしたらぁぁぁ、、、

アレですよ

出ちゃうでしょ、アレ
思わず出ちゃうんです、男って単純だから

おまんまんでおちんちんがアレを出したら
もうソレしかないでしょ

まばゆい光と
ファァァアアンていう雅楽の音とともに
奥から光り輝くソレがやってくる

そう、赤ちゃんという神さまです

〒485-0004 愛知県小牧市田県町152
田縣神社のご祭神は
何を隠そう、おちんぽ様です

愛知のあの辺、ちんぽだらけで
笑っちゃいますよ

ズルむけ!?
包茎は死ねってことか!(怒)


■ GOOD=良い ■


この言霊の意力は、日本だけの話ではありません
少々、趣きは変わりますが
英語圏にも似たようなことがあるのです

Good-byeって言葉がありますよね
さようならって意味がある
日本人でも知ってる英単語です

このGood-bye

もともとこの言葉は
『God be with you』の略で
日本語に訳すと
『神とともにありますように』です

我々が、どんなに軽い気持ちで放った
Good-byeでも

それはすでに
『神とともにありますように』

と、出会いと別れを
神とともに祝っているんです

そう考えると
Good-bye 尊くないですか?

そもそも、『Good』自体が
『God』からきている言葉なので

『Good morning』は
『神とともに迎える朝』

おはよう!神さまと朝を迎えられたね

『Good job!』は
『さすが神のなせる技!』

すごい!君は神さまに好かれているんだ

となるわけです
※あくまでも山ちゃん翻訳ですので
 嘘な可能性大です

この意味を、お互いに知っていたとしたら
ふたりの関係は、良好でしかないじゃん

そう思えてきませんか

これこそ言霊の力、意力
なんだと思うのです

こんの待てコラ、クソザル
ひっ捕まえて皮はいで、天日干しにして
カラスのエサにしてくれるわ!



言葉とは、先人の叡智を知る
貴重な情報体

この言霊の力を使って

我々は先人から
コミュニケーションや知識を授かり

そして我々は『お』や『ご』を付けて
先人たちに
尊敬の念を返すことができるのです

ご飯
ご縁
おりこうさん

そう考えると
言霊って、素晴らしいと思いませんか

ね、おちんちん様

じゃーねー

※これを創作大賞に出す勇気を讃えてください

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