三つの百名山の下を大編成の電車が走る 中央東線 日野春~小淵沢
今回は、幹線を走る大編成の鉄道写真を紹介します。中央東線の小淵沢 付近には長坂のカーブという有名撮影地があります。八ヶ岳をバックに迫力ある大編成の写真が有名です。私は、小さな車両がチンタラ走っている所が好きなのですが、有名写真を見て素晴らしいと思う事も事実で、撮影地を 訪れて、有名写真がどの様に撮影されたかを、想像する事も好きです。
同業者が集まりにくい正月なら、ゆっくり撮影地観光できると思い、 2022年の1月2日に出かけました。誰もいなかったので、撮影方向を ゆっくり観察できましたが、構図が望遠のみの一つしか取れない所で、望遠が嫌いな(持ってない)私には縁の無い所でした。しかし、沿線を歩いて いると百名山が次々と現れ、目を奪われ続けました。そのうち、三つの山を鉄道と一緒に撮影する事が出来ました。雄大な山には、大編成が良く似合います。
1 甲斐駒ヶ岳
私が登った山で一番カッコイイと思う山です。
車輛が日陰で暗くなってしまいましたが、山がメインならこっちの方が遠近感が出ていいのかな。
鉄道写真では編成が全部入らないといけないらしいです。こんな感じ。
誰が決めたのか知りませんが、どうでもいいです。私は気になりません。
甲斐駒ヶ岳があまりに素晴らしいので、別の場所で撮影したアップで。
右下から山頂に向かって延びている雄大な尾根が、「日本百名山」で著者の深田久弥が「日本で一番つらいルート」と書いた標高差2200mの黒戸尾根です。山頂への大岩壁は、どうやって登るのかと思ってしまいます。
また、歩いてみたい。
2 八ヶ岳 (三ツ頭・権現岳)
この区間を象徴する風景のメインとなる山です。長坂方向へ移動して撮影しました。
山が小さいので、なんちゃって望遠で撮影します。
好きな写真ではありませんが、八ヶ岳が良く分かります。大きな山塊なので写っているのは、最南部の三ツ頭から権現岳の稜線の様です。最高峰の赤岳は右奥に少しだけ頭を出しているピークでしょうか。
名撮影地の裏側に移動しました。
3 富士山
盆地の端の谷間にもかかわらず、富士山までもきれいに見通せる、奇跡のポジション。
朝からの撮影も日が暮れてきました。富士山に夕日が当たってきれいです。
寒いです。この辺でしまいにしましょう。