「今日の1曲」2024.10.12 - 10.18
10月12日(土)
今日の1曲は1960年代前半の、イギリスのポップス系男性シンガーによる唯一のアメリカでのヒット曲で、全米トップ10入りをしています。
元々は南アフリカの出身ということですが、端正でスタイリッシュなバラードが得意で、イギリスではいくつかのヒット曲のある人です。あの映画の主題歌で全英1位になったこともあるとか。
今日の曲は、やはり彼の得意なバラード・ナンバーで、昔の恋人(自分の娘という説もあるらしい)が別の男と結婚するのを見守る男の視点からの曲となっています。
1964年のヒット曲を、19時ごろに。
【White on White (1964)】
ダニー・ウィリアムズは「イギリスのジョニー・マティス」と呼ばれたシンガーで、「ムーン・リバー」を歌い全英1位を獲得しています。アメリカではこの曲が唯一のヒット曲(全米9位)でした。逆にイギリスでは全くヒットしなかったようですが。
10月13日(日)
今日の1曲も1960年代前半のヒット曲。今日はジャマイカ出身の女性シンガーによるナンバーです。
元々は1950年代にアメリカのニューヨークでローカルなヒットになった当時15歳の少女が歌ったのがこの曲のオリジナルのようです。それをこれもまた当時10代だった女性シンガーがカバーしたのが今日のバージョンでした。
結果的に、今日のバージョンは全英・全米のチャート上位に上る大ヒットになりました。レコーディングでハーモニカを吹いているのはある意外なアーティストだという話もあります。
1964年のヒット曲でした。19時ごろに。
【My Boy Lollipop (1964)】
オリジナルはバービー・ゲイという人の曲ですが、ジャマイカ出身のミリー・スモールのこのカバーが全英・全米2位に上るヒットになりました。ハーモニカを吹いているのはロッド・スチュアートという話もあります。当人は否定してるようですが。
10月14日(月・祝)
今日の1曲も1960年代前半のヒット曲ですが、今日の曲はいわゆるサーフ・ミュージック/ホットロッド・サウンド系の男性デュオによるナンバーです。某自動車ブランドのプロモーション用として作られた曲でした。
1950年代終わりごろにデビューし、ビーチ・ボーイズの影響でサーフ・サウンドに傾倒し、1960年代前半にはヒットを連発。今日の曲あたりが最盛期といえる活躍をしている頃でした。
その後、デュオのひとりが自動車事故で大けがをして、しばらく活動できず後に復帰したものの、以前のような人気を取り戻すことはできなかったようです。
1964年のヒット曲でした。19時ごろに。
【The Little Old Lady (from Pasadena) (1964)】
サーフ・ミュージックのデュオ、ジャン&ディーンのヒット曲(全米3位)。元々クルマのダッジのキャンペーン・ソングで、ジャケットに写っているのはそのキャンペーンの女優さん。「パサデナ」ってところに時代を感じます。
10月15日(火)
今日の1曲は1960年代中盤のアメリカのフォーク・ロック系デュオによるヒット曲のカバーです。今日のバージョンはイギリスのポップ・ロック系バンドによるものです。
この曲は元々、デュオの片割れがイギリスにいる頃にレコーディングしたソロ・アルバムに収録されたものでした。その後、よりエレクトリックな形でデュオがレコーディングしたバージョンがヒットしました。
カバーの多い曲ですが、今日のバージョンは、上記のヒットのわりとすぐ後に、イギリスのマンチェスター出身のバンドが彼らの4枚目のアルバムに収録したものです。
1966年のアルバムに収録されたバージョンを、19時ごろに。
【I Am a Rock (1966)】
サイモン&ガーファンクルの全米3位になったヒット曲ですが、ポール・サイモンのソロ・アルバムに収録されたものが最初でした。ザ・ホリーズのこのカバー・バージョンは、S&Gのヒットが出た同じ年の彼らの4枚目のアルバムに収録されています。
10月16日(水)
今日の1曲は1960年代末から70年代初頭にかけてヒットした、オランダのポップ・ロック系バンドのヒット曲です。
イントロのベースのリフがまずキャッチーで、その後も軽快に進んでいくロックンロール系の曲ですが、なんとなくヨーロピアンなフィーリングもあるという曲で、アメリカでもトップ40入りするヒットになりました。
日本のオーディエンスには、今も流れているお酒のCMのバックに流れているので耳になじんでいると思います。以前も別の酒類のCMにも使われていて、なんとなくお酒の歌のイメージがついてますかね。
1969年から翌年にかけてのヒット曲でした。19時ごろに。
【Little Green Bag (1969-70)】
ジョージ・ベイカー・セレクションはオランダのポップ/ロック系バンド。本国では多数のヒット曲がありますが、世界的にはこれと「パロマ・ブランカ」という曲で有名。某発泡酒のCMで流れてますが、昔はウィスキーのCMでも使われてました。
10月17日(木)
今日の1曲は1960年代中盤過ぎ、アメリカの女性シンガーによるヒット曲です。彼女の2枚目のソロ・アルバムの冒頭にある曲のシングル・カットでした。
彼女は並行して当時の夫であったミュージシャンとデュオで活動していたのですが、アルバムはその夫のプロデュースで、今日の曲も彼の作詞・作曲によるものでした。
現在にいたるまで数多くのカバーもある曲で、ナンシー・シナトラのカバーは特に有名、近年ではレディ・ガガもカバーしています。アメリカ以外のシンガーにもカバーされています。
1966年のヒット曲でした。19時ごろに。
【Bang Bang (My Baby Shot Me Down) (1966)】
シェールの2枚目のアルバムからのシングルで、全米2位になりました。作詞・作曲はソニー・ボノ。カバーの多い曲で、ナンシー・シナトラのバージョンも有名。フランク・シナトラが気に入って、彼自身も歌ったりしています。
10月18日(金)
今日の1曲は1960年代中盤過ぎ、アメリカのソウル/R&B系ヴォーカル・グループのゴールド・ディスクを獲得したヒット曲の1つです。
1960年にデビューして、今日の曲の2年前にはプラチナ・レコードとなるヒット・シングルを生み出して、売れっ子グループとなった人たちでしたが、今日の曲は元々は彼らのために書かれたという曲ではなかったようです。
彼らがレコーディングしたのは、曲が書かれてから数年してからだそうで、シングル化するときもメンバーはあまり乗気ではなかったようですが、決断したのはレーベル社長のあの人でした。
1966年のヒット曲を、19時ごろに。
【Beauty Is Only Skin Deep (1966)】
最初にレコーディングしたのはミラクルズだそうですが、テンプテーションズのこのバージョンが全米3位になっています。メンバーはあまりヒットすると思ってなかったみたいですが、ベリー・ゴーディの判断で発売されヒットしました。