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「今日の1曲」2024.09.28 - 10.04

9月28日(土)

今日の1曲は1960年代初め頃のいわゆるノベルティ・ソング系のナンバー。アメリカの男性シンガーによるヒット曲……のカバー・バージョンです。

当時とある女性用の水着のスタイルが出始めで、それをネタにした曲ですが、全米1位を獲得するヒットになりました。日本でもカバーされたバージョンがヒットしています。

今日のバージョンは、その曲をおよそ30年後にイギリスのバンドというかプロジェクトというかがカバーしたもので、あの有名ミュージカルの作者も関わっているとかいないとか。イギリスではそれなりのヒットになりました。

1960年のヒット曲を1990年にカバーしたバージョンを、19時ごろに。

【Itsy Bitsy Teenie Weenie Yellow Polkadot Bikini (1990)】
ブライアン・ハイランドのヒット曲(1960)のカバー。ボンバルリーナはティミー・マレットという人が中心のバンド(バンド名はミュージカル『キャッツ』の中の猫の名前)。A.ロイド・ウェーバーも関ってるとか。


9月29日(日) 

今日の1曲 も1960年代初頭の曲です。カナダ生まれでアメリカ育ち(といっても国境をはさんだ向う側とこっち側という感じらしいですが)のカントリー/ロカビリー系シンガーのヒット曲。

この人は、1950年代の後半にデビューして、1960年代前半までいくつかのヒット曲を生み出しています。イタリア系だそうですが、ステージ・ネームはアングロ・サクソンぽいモノになっています。

今日の曲は、オリジナルは1950年代に書かれたモノのようですが、この人がレコーディングしたバージョンが全米チャートのトップ10上位に上るヒットとなり、カバーも数多く生れています。

1960年のヒット曲でした、19時ごろに。

【Burning Bridges (1960)】
ジャック・スコットはデトロイト近郊のアメリカ/カナダ国境付近出身のロカビリー/カントリー系の男性シンガーで、1950年代後半から1960年代初頭にかけていくつかのヒット曲を生んでいます。彼の最後の全米トップ10入りした曲(3位)がこちら。


9月30日(月)

今日の1曲 も1960年代初頭の曲で、当時ティーン・アイドル的な人気のあった男性シンガーによるヒット曲の1つです。

この人は、1950年代終盤にレコード・デビューし、その後大手のレーベルに移籍してヒット曲を量産しました。ビルボードのトップ100に38曲を送り込んだそうで、ゴールド・ディスクを獲得したシングルも6曲ありました。

今日の曲は、そんな曲の1つで、彼の曲としては初めての全米トップ10入りを果たし、ゴールド・ディスクも獲得したという曲でした。

1960年リリースのヒット曲を、19時ごろに。

【Devil or Angel (1960)】
オリジナルはクローヴァーズというドゥワップ・グループが1955年に発表した曲で、R&Bチャート4位というヒットでした。ボビー・ヴィーによるこのカバー・バージョンは全米6位に上るヒットになり、彼の最初の全米トップ10ソングになっています。


10月1日(火)

今日の1曲は1960年代後半のヒット曲。アメリカの男性ポップス系シンガーの曲で、昨日の人とちょっと名前が似ています。

この人も、昨日の人同様1950年代終盤にレコード・デビューし、最初は苦労したようですが、1960年代を通じて多くのヒットを生み出し。1970年代には自分のテレビ番組を持ったりもしています。

今日の曲は、そんな彼のヒット曲の1つで、もともとは1950年代に出たR&Bのマイナー・ヒット曲のリメイク・バージョンでしたがミリオン・セラーになっています。

1967年のヒット曲でした。19時ごろに。

【Please Love Me Forever (1967)】
オリジナルは1958年トミー・エドワーズという人が歌ったマイナー・ヒット。1960年にキャシー・ジーン&ザ・ルームメイツというバンドで全米12位になるヒットとなり、ボビー・ヴィントンのこのカバーは、全米チャートで6位に上っています。。


10月2日(水)

今日の1曲は1950年代に書かれた比較的新しい、ジャズなどでよく歌われたり演奏されたりするスタンダード・ナンバーのアメリカの男性シンガーによるバージョン。

ニューヨークのキャバレーで歌われることを想定して書いた曲だそうで、もともと3拍子の曲でした。今のような4拍子のアレンジにしたのはクインシー・ジョーンズだという話ですが。

それが幸いしたのか、メインストリームの歌手たちがこぞって歌うようになりました。一番有名なのはフランク・シナトラのものですが、今日のバージョンは別の男性ソウル・シンガーによるちょっと変わったカバー。

1968年リリースのアルバムに収録のバージョンを、19時ごろに。

【Fly Me to the Moon (1968)】
1954年に書かれて、有名なフランク・シナトラのバージョンなど数多くのカバーのある曲ですが、ボビー・ウーマックのこのソウル・バージョンは彼の同名のアルバムの中の1曲。全米58位、R&Bチャートでは16位にまで上っているそうです。


10月3日(木)

今日の1曲は1960年代前半、当時自らの名前を冠したTV番組でも人気のあった、アメリカの男性ポップス系シンガーによるヒット曲です。

この人は、1950年代にソロ・デビューして、すでにヒット曲をいくつも生み出していましたが、1960年代に入ってレコード・レーベルを移籍して、最初の大きなヒット・シングルが今日の曲でした。

全米・全英のチャート上位に上り、この人には珍しく(?)R&Bチャートでもトップ10入りするヒットになっています。実は元々はB面のつもりだったようですが。

1963年のヒット曲を、19時ごろに。

【Can’t Get Used to Losing You (1963)】
アンディ・ウィリアムズのヒット曲で、全米・全英で2位になっています。もともと『酒とバラの日々』のB面としてレコーディングされており、ウィリアムズはこの曲に懐疑的だったようですが、結果的にこちらがヒットしました。


10月4日(金)

今日の1曲は1960年代後半、当時大人気だったアメリカの女性ソウル/R&Bヴォーカル・グループによるヒット曲の1つです。

ヒット映画の主題曲が必ずヒットするとは限りませんが、逆にあまりヒットしなかった映画だけど主題曲はヒットしたなんてこともあるわけで、今日の曲はそんな形でヒットしました。

この人たちの人気もあってか、数あるこのグループの全米No.1ヒットのうちの1つとなりました。ちょうどデビューから10曲めのNo.1シングルだったそうです。

1967年のヒット曲でした。19時ごろに。

【The Happening (1967)】
アンソニー・クイン、フェイ・ダナウェイ他が出演した同名の映画(邦題『真昼の衝動』)の主題歌としてレコーディングされたシュープリームスの曲。映画はあまりヒットしませんでしたが、主題歌のほうは全米1位を獲得するヒットになりました。

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青井明
好きな音楽を紹介したり、演奏したり、音楽をテーマにした笑えるショートフィクションを書いています。ジャムセッションが好きなので、そのネタが多いです。