軽トラVS働くクルマ図鑑①
時は来た。
それは9月某日。
そう、毎年誰しも迎えるおめでたい日だ。
そんなおめでたい日の2回目を迎えることになった我がジュニア。
わたしは、どうもサプライズ好きということもあり、
誕生日プレゼント(以下、誕プレ)を練りに練りまくり、
まだ言葉をハッキリ言えないジュニアの欲しい物をリサーチしていたのだ。
最近のジュニアの流行りは、そう、
「ブーブー」だ。
ジュニアが言うブーブーとは、男心をくすぐる、スポーツカーではなく、
いわゆるショベルカーなどの働くクルマのことだ。
時は戻り、6~8月あたり、家の迎えの土地で農地転用の工事があり、
朝から工事のクルマがたくさん来ていて騒がしい毎日だった。
そんな騒がしさの2倍、いや3倍を超えるくらいのテンションアゲアゲだったのは、我がジュニアだ。
当時、猛暑中だったため、窓を開けていた。
もちろん、働くクルマは大きいため、クルマが通るたびに、「工事車が来たな」とわかる。
その音は、まるでジュニアの肌身から電気のように脳裏へ突き刺さっていたのだろう。
「わっ!わっ!」
「あえ!(あれ)」(※トラックを指を差す)
「かこいーーー!(かっこいい)」
働くクルマというのは朝が早いもので、ちょうど家の朝ごはんの時間7時半頃には数台来ていた。
悲しいかな、わたしが丹精込めて作った朝ごはんの匂いはジュニアの脳裏には突き刺さらなかったのだろう。
そんなわたしの負けたような気持ちはさて置き。
無理やり朝ごはんを食べさせるという日々が続いていた。
時は9月に入る。
さて、そろそろ誕プレの準備だ。
目星は付いた。
とりあえず働くクルマシリーズの何かに決めた。
休みの某日。
個人的にネットで買うよりも、実物を見て買いたいと思った衝動から、
大型量販店へ1人でレッツゴーしたのだ。
そこは、某ヨドバ◯カメラ。
ヨドバ◯と言えども、おもちゃ売り場は充実しているのだ。
何故か、わたしがテンションアゲアゲになったのには理由がある。
それは、おもちゃ売り場についた瞬間、目の前にあったのが、、
「ミニ四駆」だったからだ。
1985年生まれのわたしのココロが少年に戻った。
懐かしい車種の名前が見える。
フォルム、組み立てるパーツ、モーター、改造した記憶が蘇る。
ココロが踊るとはこのことだ。
※以下「ココロオドル」が頭の中を駆け巡る。
ミニ四駆コーナーに鎮座してしまったわたしはおそらく「ココロオドル」を口ずさみながら、そこだけでも30分以上はいただろう。
気分はすっかりジュニアの誕プレのことを忘れ、わたしのためにわたしが何を買おうとしているかに向けられていた(おいっ)。
見てるだけで楽しすぎて仕方ない、、
ハッと、我に返った。
そうだ、わたしはジュニアの誕プレを探しに来たのだ。
単純なわたしの思考回路がせこい作戦を思いつく。
「うん、ジュニアの誕プレはミニ四駆にすればいい」
(※↑自分で遊ぶ気満々)
ここでまた我に返る。
親というもの、子どもにせこさを見せてはいけない。
数秒経過し、またしても我に還る。
良かった、自分に還ってこれた。
落ち着きを取り戻したわたしは、後ろ髪を引かれつつ、別のコーナーへ向かう。
そして、そこは、、
「ラジコンコーナー」
(ミニ四駆とほぼ変わらんじゃん!)
何としてでも、自分も一緒に遊びたいというせこい思考がまだ頭の中に残っていた。
ただ、良くも悪くもここで救いの文字を見ることになる。
ミニ四駆もラジコンも、ほぼ
「対象年齢6歳以上」
なのだ。
我がジュニアは2歳。
ラジコンは早すぎる。
そうメーカーが諭してくれ、やっとジュニアの誕プレへ思考が完全にシフトチェンジが出来た(ありがとう、玩具メーカーさん)。
そして、たどり着いたものが、タイトルにもある
「軽トラ」だ。
実は、じーじ(祖父)が乗っていて、それもジュニアのお気に入り(のはず)なのだ。
しかも、チョロQのように、引けば自走してくれる。
対象年齢も3歳以上と書いていたものの、ちょうどいい。
実はわたしの思考の整理がつくまで、おもちゃコーナーに入ってからここまで2時間以上を要していたのだ。
それだけおもちゃは夢中にさせてくれる(いい大人が何を言う)。
ということで、迷いなく、その軽トラを買ったのだ。
前置きが長くなりすぎた。本題はここからだ。
しかし、長すぎるため、次回続けることにする。
次回、予想外の展開に
「無理やり軽トラで遊ばせようとする親がいる」
という話に繋がる。
乞うご期待。
読んでくれてありがとう。
にこっ。
#2歳の誕プレは難しい
#にしてもヨドバシカメラはヤバい
#大人がハマる
#ミニ四駆は男のロマン
#個人的にはワイルドミニ四駆が好き
#特にワイルドザウルス
#ガンプラよりもミニ四駆派
#来年か再来年の誕プレはミニ四駆かラジコンで決定
#結局自分が遊びたいだけ
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