なぜ神威が使われないのか?

2025/01/16 19:45 追記
色々書きましたが、kamui.aiの新規受付が停止されたようなので新たなユーザーはそもそも使えなくなりました。やっぱりユーザー登録は機能として作っておかないと色々と面倒ですよね。


以降は元の記事。


開発者は大層な言葉で宣伝をしているが、要はユーザーからの入力を生成AIを使って肉付けし特定のフォーマットに仕立て上げた上で、それを複数生成AIで処理させるというものであり、AIエージェント周りの技術を少しでも囓ったことが有る人なら「あぁ、なるほどね」となる程度のものであるというのが、ユーザーが増えない最たる理由ではないだろうか?
(違うのであれば、そこを推せば良いと思う)

結局の所、支払った金額に見合うバックが得られないと判断したらユーザーはサービスを利用しないという所に尽きる。(特に神威は法人名義の領収書を出してくれないので経費にもできないし、企業内での業務利用も基本的には許可されないだろうし、現段階で私が社内で神威の利用申請を受けたら却下する)

唯一他のプロダクトに比べて優れているかもなと感じたのは画像生成を行ったときの一貫性である、この点に魅力を感じる人は是非使ってみて欲しいと思う。(実際、この点はプロダクト側も推している)

他にも気になった点をざっと書き出しておくが、これ以降は全て蛇足なので読まなくて良い。

  1. 利用されるモデルの中に入力内容が学習対象になる可能性のあるものが含まれる。

    1. そこにちょっと依存している節もある。

    2. エンプラはやらないらしいので、この辺どうでも良いのかもしれない。

  2. 結局神威単体で完了できるのは画像と動画、3Dモデルの出力まで。

    1. 最終的にはCursorなりなんなりと組み合わせて使う必要がある。

      1. この点がダメというよりは、それならo1 Pro+他の諸々で良くない?となってしまった。

        1. 神威のオーケストレイターとo1 Proを同一視しているわけではなく結果として得られるものに大差なさそうだと判断したというところです。

          1. 同じなら神威の方が安いのでは?という観点もあるが、o1 Proの方が適当にぶん投げても形にしてくれる利点がある。

  3. 他の生成系サービスに比べて「こういうものがこのサービスで作れました」というものの例がそもそも少ない。

    1. プロダクトの特性上「こんな画像がつくれました」だけが大量にあっても、プロダクトの本質に繋がらないし、誤解を生む事にもなりかねないので金払ってでも別の方向での成果を出力して貰った方が良いのではと思う。

以下はプロダクトとは直接関係ないが心理的なハードルとなった点。

  1. 開発者本人が本人がエンプラはやらないと公言しているわりに、申し込みに際して「何のために必要なのか全くわからない所属と職種」が必須入力項目になっている。

  2. Xのアカウントも入力必須。

  3. アカウント申し込みがGoogleフォームから。

    1. そんなことより他の機能に集中したいのかも知れないが、どんな管理をされているのか不安しかない。

  4. 開発者が自身の思想信条と合わない人をX上でこき下ろす。

    1. 空リプとかならまだしもダイレクトに晒しながらやる。

      1. 2番のXアカウントの必須入力とあわせてより厳しく感じた。

  5. 開発者が機能への要望に関してX上でキレ散らかす。

先日開発者が「インフルエンサーが神威を使ってくれない」みたいな発言をしていたが、上記のようなリスクがあることを考えたらインフルエンサーが距離を取るのは当然の防衛反応だと思う。

お金を払って使ってみた挙げ句、要望点をさり気なく伝えたりXに書いてみたら、急に烈火の如く怒られるリスクを取りたいインフルエンサーはそう多くないだろう。

以上、蛇足ならなぜ書いた?と思われるかも知れないが、前述の通り普段自分が情報発信している場所でこのような発信をして烈火の如く怒られるのが面倒だったのでここで供養したまでである。

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