時間をかけた長距離移動があまり苦じゃなくなってきた
1時間の移動がとっても辛かった。ずっと座っているだけなのに,電車に揺られて同じ空間に居続けるのが苦痛だった。今となっては何がそこまで苦しかったのかよくわからなくなってきた。これが歳をとるということだろうか。
熱海から西に向けて出発する普通電車はほとんどが静岡行き。その日は浜松行きか豊橋行きしかなかった。いつもは静岡と浜松で乗り換えないといけない豊橋まで乗り換えなしで行けるのだ。しかし,時間はかかる。電車に揺られること約3時間。無事に豊橋に辿り着いた。意外と苦痛ではなかった。
東京大阪間の移動は何度もやってきた。いろんな手段でやってきた。初めは苦しかった在来線での移動も,気がつけば大したことない。広島から京都への在来線の移動だって,時間はかかるけど案外楽しかった。途中で福山とか倉敷とかに寄ったりするんだ。
休日に家で転がっていると,2時間も3時間も簡単に過ぎてしまう。他人の目がない分疲れないのはわかる。歳とともに他人の目が気にならなくなってしまったのだろうか。
そんな私は衝動的に二枚歯の下駄をAmazonで購入した。明日には届くそうだ。