あきら

日々考えた事を残していきたい

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最近の記事

週末はここじゃないどこかへ

 カレンダー通りの仕事な私は予定を組みやすい。突発な出動はほとんどないと思っている。さあ旅立とう。  自分のことを「週末バックパッカー」と呼んでいた。どこでもいい,ここじゃないどこかへ。できるだけ安価に,面白いところを求めて。まだ見ぬものがあるところには,新しい何かがあるのかもしれない。寂しさを紛らわせているみたいだ。  金山で酒を飲んだ。夕方と言える時間だろう。そして,翌日は京都で仕事だった。新幹線を使えば結構遅くまで飲むことができる。  夕方の便で沖縄へ飛んだ。到着する

    • 最近のぼくはほとんどビールでできている

       きっかけはわからないけど,いつの間にかビールが大好きな人間になっていた。この夏はとにかくビールばかり飲んでいた。その辺の居酒屋じゃなくって,ビールの専門店みたいなところに行ってみたりして。こういうのはなんて言うんだろう,ビアバー?  初めて飲んだビールのことは覚えていない。いつのことだったか,どこのことだったか,どんな味だったか。全く記憶にない。それでも,自分は男だし,社会人になったら,1杯目はビールを飲まされるんだろうなって思って,ビールに慣れようとしていたのは覚えてい

      • あんなに嫌だったのに父親に似てきた気がする

         父はよく本を読む人である。小さい時からそんな姿ばかり見ていた。私が生まれる前から,母と結婚する前から,社会人になる前からたくさん本を読んでいたようだ。テレビはあんまり見ていなかった。そんな父をつまらない人だと思っていたんだ。  最近の父はよくテレビを見ているようだ。ドラマとかバラエティはあんまり見ないけど,クイズ系の番組はよく見ている。それから野球。だから,最近の芸能人でも多少わかるようになってきた。昔はほとんど知らなかったのに。  一方最近の私はどうだろうか。20代後半か

        • 街中で放屁することが増えたように感じる

           昔恥ずかしかったことに恥じらいを感じなくなってきたことは確実に加齢による影響だろう。放屁やくしゃみなど,かなり躊躇なく行ってしまう。生理現象だし,仕方がないだろうと思ってる。しかし,生理現象でもまだ失禁はしていない。そこに対する恥じらいはあるのだろう。  放屁の影響について考える。ニオイによる不快感を与える場合が多数であろう。しかし,そこまで強烈なニオイを放つことはかず多くないのではないだろうか。これは主観であるので,私自身が鈍感とも言えるし,ニオイに対する感覚が他人とは異

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          暑い日の渋谷で休息を求めて

           本屋に入ると想定外に長い時間を過ごしてしまう。目的の本があればそれでいいような気がするが,あれもこれも気になってきてしまうのだ。結局1冊買う予定が,4冊も買って店を出てきた。  夏場の新宿は暑い。本当に困ったところだと思っている。全てがコンクリートに覆われていて,息苦しい。私は渋谷へ移動した。渋谷の方が好きなのだ。  乗り込んだ山手線。新宿の乗り換えは激しい。代々木ではあまり人は降りない。原宿では結構人が降りる。年齢層もバラバラだが若い人が多い。原宿で降りなかった若者は,だ

          暑い日の渋谷で休息を求めて

          命の価値は結構差がありそう

           旅行はいろんなものに出会える。今回の旅行は突発的。小説の影響力は強大である。それは人ぞれぞれの感覚だろう。道ゆく人間にさほど変わりはない。鈍行で6時間ぐらい移動しただけだ。風や植物が違えば漂う空気も異なる。  朝は人が少なくて,歩いている人の歩みは速い。そんなに急いで嫌な労働へ向かうのだ。私は旅行者,計画はさほどない。そもそもこんなに早起きする必要もなかった。目が覚めてしまったのだ。  そこには1枚の落ち葉があった。踏んでしまっても問題ないようなありふれた落ち葉。それは落

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          夏の暑さは苦手なようで好きなようで

           うだるような暑さと言うけれど,「うだる」ってなんだと思っていた。今キーボードから「うだる」と入力したら,「茹だる」と変換された。そう言うことだったのか。それはもう生きていけない状態に思える。生存していくと言うか,調理されている。生肉の色がどんどん変わっていくように,蟹が美味しそうな色に変わっていくように,人間も変色していって美味しく召し上がられてしまいそうな雰囲気すらある。平仮名で表記するのは大切かもしれない。平仮名で表記すると「うだる」,どこかオノマトペに見えてくる。こち

          夏の暑さは苦手なようで好きなようで

          プロフィールの作成が非常に困難

           同僚が最近結婚した。この歳になると,別に他人の結婚はそれほど珍しいことでもない。おめでたいことではあるのだろうけど,私の生活に変化は起きないし,もう聞き流すイベントになってしまっているようだ。  さて,私の結婚はどうなっているのだろうか。そんなことを考えないといけないような雰囲気にされる。今のところ特に予定はないし,それ以前に相手がいない。寂しさを感じない時はないが,これが生きるということだろうと,言い訳じみた感情を抱いて,かといって特に行動するわけでもなく,日々無駄に年月

          プロフィールの作成が非常に困難

          1人の部屋で高熱に苦しむ

           日本の住まいは小さい。特に1人暮らし用の部屋なんて独房みたいなものだ。本当に必要最低限のものがある。健康で文化的な最低限度の生活ができるぐらい。これも捉え方による。人によってはできない。私もできているのかは正直怪しい。ひとまず寝床だ。  狭い部屋も嫌いではないのだ。特に体調を崩した時には良い。体調を崩し,広い部屋に1人取り残された孤独感は厳しいものである。それが楽しいと言う人もいるだろう。私は違う。寝過ぎてもう眠れないが静寂があたりを包んでいる。頭が痛くて何も行動できない。

          1人の部屋で高熱に苦しむ

          少し前までは嫌だったことがあまり嫌ではなくなってきている

           暑い日が続くようになり,季節はすっかり夏である。通勤時間は30分ほど,職場に着いた時には汗だくだ。昔から汗はかきやすい方だった。その度に嫌な思いをしていた。今年からだろう,汗をかくことがそこまで嫌ではなくなった。子どもの頃はいくら汗だくになろうが動き回っていた。中学生,高校生ぐらいからは汗をかくのが苦痛だった。それがどうしたことだろう。30歳にしてそれほど辛くなくなった。自分はまだちゃんと汗をかくことができると安心しているのだろうか。  待ち時間や移動時間が好きではなかった

          少し前までは嫌だったことがあまり嫌ではなくなってきている

          本を読みながらうたた寝していく

           2日間の休日に大きな予定もなく,なんとなく目覚めると,そのままずっと転がり続けてしまう。そうやって時間を失っていって後悔するのはわかっているのに,手に持ったスマホを操作する指と画面の中を追う眼球だけが動いている。だんだん空の色が変わってきて,何かを取り戻すように体を起こしてみたりする。  静かな空間で本を読むのも好きだし,ずっとずっと騒がしい空間で本を読むのも好きだ。本当に誰も喋らない喫茶店は心地がいい。ずっと世間話が聞こえてくる喫茶店も心地がいい。そして,ぼくはなんだか眠

          本を読みながらうたた寝していく

          雨は降らないと聞いていたのに

           旅の楽しみのひとつは宿である。立派なホテルに泊まる必要はない。個性的なゲストハウスに泊まれればいい。とってもオシャレなところから,とっても汚いところまである。いずれもそんなに値段は変わらない。時期とか場所とかによるけれど。  週末バックパッカーとでも言うように,平日は懸命に働き,週末は1泊でどこかに出かける生活を送っていた。そんな日々から離れてかなりの年月が経った。「かなり」の感じ方は人それぞれだろう。だからぼくにとっての「かなり」です。  今月はそんな日常が戻ってきたよう

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          昔はよくラジオ番組をやってみたいなて思っていた

           マイクの前で自分や周りの出来事を話すお仕事,そして相手の話をたくさん聞いて意見を言ってみたりするお仕事。そんな舐めた考えを持っていた時期もある。でも,たくさんお話しできたり,たくさん話を聞けたりするのは単純に楽しそうだと思った。”普通”に生活していたら,そんなに自分の話をする機会もないし,いろんな人からお話を聞く機会は少ない。  こうして毎週noteを更新しているようにしているが,正直書くことがない時もたくさんある。いわゆる一般人はほとんどそうなのかもしれない。月に1回入っ

          昔はよくラジオ番組をやってみたいなて思っていた

          心の表情がよく変わるみたい

           今夜はやたらとイライラしている。何がぼくをそうさせるのかはよくわからない。何かを壊してしまいたいし,大きな声を出したい気分だった。そんな時はたまに訪れる。  スーパーの細い通路は譲り合わないと通れない。向かいから来たカップルはぼくを通させる気はないらしい。イライラする原因は重なっていくものである。ビールを買うかストゼロを買うかずっと悩んでやろうと思った。  閉店間際の惣菜屋は全商品が半額になる。残っても全部廃棄になるだけだ。半額になったら人が殺到する。いろんな人がいる。大半

          心の表情がよく変わるみたい

          近所にいい感じの喫茶店とバーがあるなんて普通じゃないよね

           今の地に引っ越してきてからそろそろ半年になる。別に全く知らない土地ではない。以前住んでいたところに近い。それでも,実際に住んでみると見えてくるものもある。  近くには喫茶店がある。昔からあるようで,年配の常連さんがたくさんいる。営業時間も限られている。日曜日は休みだ。私は土曜日のモーニング,そこに行く。半年ほど住んで,やっと入れるようになったのだ。私の人見知りがなせる技である。  近くにバーがある。看板はよく見かけていた。ハイネケンが置いてあることがよくわかるものだった。こ

          近所にいい感じの喫茶店とバーがあるなんて普通じゃないよね

          人間は本当の意味でお互いを理解することはできないみたい

           最初の違和感。高校時代。私は性善説で生きてきたらしい。友達は性悪説で生きてきたみたいだ。そして,社会的には,少なくとも当時の私の周りの社会では,性悪説を軸に生きている人が多いみたいだ。私は恵まれていたように感じる。それは,明確な悪意に出会わずに生きてこられたこと。あるいは,悪意に気が付かずに,ただの阿呆として生きていたこと。  大学生になった私の世界は広がった。やはり依然として性善説を持っている。環境が大きく変わってもであるものに悪意を感じることはなかった。離れるまで気が付

          人間は本当の意味でお互いを理解することはできないみたい