別にちゃんと働いていないのに一丁前に休日を謳歌している

　ずっとやりたいなと思っていたことや行ってみたいと思っていたところ，たくさんあるけど，気がつけば時間ばかりが過ぎている。今日もこのまま布団の上で時間を過ごしてしまうのかなと思いながらも動けない。社会人の休日の大半はこんなものだと思う。
　独身だし，金がない。1人でいる時間がかなり増える。お金を使う行為をそんなにしていない気がするのに，気がつけばお金はない。日本で生きていくためには，呼吸していたらお金がなくなるみたいな感じ。そうは言ってもぼくは比較的恵まれている方。もしかするとかなり恵まれている方かもしれない。どの立場からぼくを眺めるかによるかな。

　改修の終わったドーナツ屋さんにずっと行きたかった。どうせ混んでるし，早い時間か遅い時間に。遅い時間を選ぶといつの間にか閉店時間を過ぎていて機会を逃すのがぼくの常。早い時間は早い時間で，なんだか面倒くさくなって，結局腰を上げないことの方が多い。
　なんとか動き出したぼくは，大してお金の入っていない財布を持って出かけて，なんとか目的達成。達成してもしなくても，世界は何も変わらないことばっかりで，財布からはまたお金が減って，安定して札はない。そうやって家に帰ってくると，いつの間にか憧れていた過去の自分の生活が戻ってきた気がして嬉しくもある。もうそんなに若くはないのに。
　来週は早起きして東京に行くんだ。てか，残業代出せよ雇い主。