『刹那の見切り』
懐かしのゲームについて書きます。スーパーファミコンソフトに『星のカービィ― スーパーデラックス』というものがあります。このゲームは2D横スクロールゲームですが、『かちわりメガトンパンチ』と『刹那の見切り』というサブゲームがあります。どちらのゲームも使用するのはAボタンだけです。対COM戦と対2P戦があります。
まず『刹那の見切り』について詳しく書きたいと思います。ルールは簡単で、画面中に「!」マークが出現したら相手よりも早くボタンを押す反射神経ゲームです。易、中、難の3つから難易度を選べます。5体の敵と戦い、勝ち進むほどタイミングがよりシビアになります。
ゲーム画面右下に立て看板があり、そこに二桁の数字が書かれている。ここに「!」マークが出現してからボタンが押されるまでにかかった時間が表示されます。相手と同時のタイミングでボタンを押したらドローになります。
プレイ時は「!」マークが表示される看板を凝視することになります。ただ、「!」マークに変化すると同時に効果音が鳴るため、目を閉じてもプレイできます。
ゲーム映像を調べると、近景にススキ林があり、遠景に山々と夕空が描かれています。そして両者の間にカービーと相手キャラクターがいます。ススキ林だけずっとアニメーションとなっていますが、あとは静止しています。ボタンを押すと勝敗結果によって異なるキャラクターアニメーションが生じます。対COM戦だと、勝利すればカービーが相手キャラクターを倒すアニメーションが、負ければカービーが倒されるアニメーションが流れます。勝敗が決すると画面上部に勝者がテクスト表示されます。
音はゲーム開始とともに尺八が流れ、「!」マークが出現すると同時に音が流れます。ボタンを押すと勝利した側が使用する武器の効果音が流れます。ゲーム開始から終了まで風の吹く音が流れます。
キャラクターの衣装、風景、音楽、テクストまですべて和風となっています。
この通りこのサブゲームはとてもシンプルにも関わらず、なかなか夢中にさせます。とにかく神経を研ぎ澄まして画面を見て、「!」マークが出現した瞬間にボタンを押さなければなりません。そして一瞬で結果が出ます。よく出来たゲームだと思います。