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人生100年時代のファンタジーにて(葬送のフリーレンの感想)

 漫画というよりかは自分はアニメから入りましたけど、ファンタジー好きとしてはなかなかの面白さでありながらも主人公の長命のエルフの魔法使いフリーレンが長生きのため魔王を倒した勇者ヒンメルとその3人は死んでしまい自分だけになってしまった後に始まる物語はある意味で現代的かも。
  
 しかも、8話で葬送のフリーレンには二つの意味があり敵を葬ってきた意味と送るの意味の二面性があるタイトルでなかなかの伏線回収でもありましたし、見続けて良かったなというダークホース的なファンタジー作品でしたね。

 人生100年時代、2017年に英国のリンダ・グラットン教授が提唱したもので、人類がここまでの寿命に達したのもつい最近で、高齢化の日本も一言ではないしでも100年も生きないといけないのなんかある意味大変ですし、フリーレンは確かに1000歳も生きていますけど、

 本当にフリーレンではないけど、100年も生きるとなるとそういう弊害も出てきたりする、本作のフリーレンや敵側の魔族も本当に感情が乏しいし逆に不老に近いからこそのもあるかもしれないが、でもそれでもフリーレンはそのヒンメルを通じて、人間を理解し用途している時もあるし。

 逆に魔族は理解ではなく、人間など単なる餌に過ぎないとコミュニケーション能力で騙す手を使う真逆な存在として描写している。

 人類は、初めてある意味で不老に近づいている時代でもある今は確かに長生きできるのは全てではないけど、それでもフリーレンはクヴァールとシュタルクという仲間と共に旅立ち、送るように2人の若い世代の成長を促しているし、ただ単に喰らうだけの魔族はそういう不死の負の面ん描いている。

 もしかしたら、寿命が極端に進めば近い将来ファンタジーじゃないですけど葬送のフリーレン的な話が近くなるかもしれないし、その頃の人類はかなり感情が乏しくなるのは否定も出来ない、良くなればフリーレンのようになるし間違えれば魔族のようにもなってしまいますからね。

 自分としてもまだ20代半ばですから、まだまだそういう長生きできるのは恐ろしさや尊さなんてまだまだ理解できないかもしれないけど、それでもその葬送のフリーレンを通じてこれからどう生きるかを学んでいくところかもしれないですかね。

 葬送のフリーレンは、ファンタジー作品としては収まりきらない人生100年時代のバイブルになるかもしれないなと個人的には思いましたね。

 

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