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いい気分でじっくり待つのも仕事のうち

仕事というと、頭や体を動かして、時間や労力の対価としてお金をもらうというイメージがあります。でも、自分で商売をしていると、ときにはただただ待つだけという期間があります。しかも、きっといい結果になるだろうなといういい気分で。

私にとってこの一、二ヶ月がそんな期間でした。今住んでいる街で木製のおにぎり型を作って販売していて、追加生産してもらおうと思ったら、木工工房とうまく連絡がとれなかったのです。パートナーが数回やりとりしたのち、ぱたっと連絡がこなくなってしまいました。待ちのパート1です。

パートナーは他のところを当たった方がいいのではないかと言い出しました。ストレスフルな仕事を頼んでしまって、彼の気持ちもわかるのですが、もう一回最後に連絡してみてほしいと頼みました。そうしたら、人事異動があって新しい担当者に私たちの依頼は伝わっていなかったとのこと。内容を確認して、今週中に価格の提案をするといわれ、待ちのパート2です。

そして一昨日、約束通り連絡があり、ほっと一息つきました。製作を依頼している木工工房は同じ町にあるハンディキャップのある人たちの作業所の一部で、あまり急か急かしたくなかったのです。

待ちのパート1で待っている間、本田健さんが昨年翻訳された『新訳・お金と引き寄せの法則』の一節を思い出しました。原著の著者のエスター・ヒックスさんがホテルとのコミュニケーションがうまくいかなかったときに、そのホテルのポジティブな側面を書いていったら、状況が改善していったという部分(Kindle版の64ページから)です。

これと、最近読んだ『The Magic』の感謝の魔法を組み合わせて実践してみました。

木工工房のポジティブな側面を書き出して感謝しました。「数年前まったく実績のなかった私たちの依頼を受けてくれてありがとう」「急な依頼に迅速に対応してくれてありがとう」「ていねいに仕上げてくれてありがとう」「よい単価を提示してくれてありがとう」・・・。なんだかいい気分になって、きっといい返事が返ってきそうな気がしてきました。

このあともう一度連絡して、人事異動があったことを知りましたが、きっと返事はくると思って、待ちのパート2。こちらはリラックスして待てました。

引き寄せの法則と感謝の魔法のおかげなのか証明する術はないものの、そういうものもあるかもと信じているとなんだか楽しいです。小さい頃から根拠のない自信があって、これまでいろいろなことが叶ってきて、億万長者になったり、ルーフトップつきのキッチンオフィスを手に入れたり・・・というのはまだですが何かありそうです。

というわけでいい気分でじっくり待つのも仕事のうち。待つといっても、机に向かってノートにポジティブな側面を書きまくったり、ぶつぶつ感謝しまくったりする修行のような時間ではありません。ポジティブな側面に感謝して、いい気分にひたりながら、ワイン片手に家族や友人とおしゃべりして、インプット・アウトプットをしてゆったり待つ感じです。


はてさて、9月のイベントにおにぎりメーカーは間に合うのでしょうか。間に合ってみんなに楽しんでもらえるといいなと思いながら、ドイツ語版に続いて英語版のパッケージ制作に励みます💪

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