NVIDIA業績報告@2024年11月 から
2024年11月20日に発表されたNVIDIAの2025年度3Qの決算ですが、業績は引き続き好調であることは間違いなく、四半期の売り上げは、7四半期連続で記録を更新し続けており過去最高の351億ドルで、前の第2四半期から17%増、前年同期から94%増を記録しました。下のグラフに示すように、この売り上げは、前期伸長率でここ一年常に15%以上はキープしており、営業利益率も55%を維持しています。この様に好調を維持しているにもかかわらず株式市場の評価は厳しく、下落傾向になっています。いったい何が問題なのでしょうか? 情報筋によりますと、この好業績でも投資家の期待には届いておらず、その反応は冷ややかで、株価は、発表当日の時間外取引で一時約2%下落した様です。最高経営責任者(CEO)の説明では、待望の次世代AI半導体「Blackwell」に対して、非常に旺盛な需要があり、次の四半期に出荷される見込みを述べています。しかしながら、懸念事項として、生産とエンジニアリングのコストが利益率を圧迫する見通しもあり、第 4 四半期の見通しとして、収益は375億ドル(±2%)を提示したもののウォール街のより楽観的な予想も一部に届いていないとされています。
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