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一戸建の防犯カメラ設置しました!

 最近、治安が良いと信じていた日本でも、閑静な一般住宅地で強盗の発生が多発し、心配です。これらは、逮捕されることも問わない安易な闇バイトによる強盗事件であることが分かっています。これらの事件は、主に夜間に個人宅を狙い、金品を強奪するケースが多く、まずは、ターゲットとならないことが重要と考え、自宅に監視カメラを設置しました。監視カメラの設置により、以下の効果を期待しています。

  1. 犯罪の抑止力: 監視カメラの存在が、犯罪者に対して、盗みを行うリスクを高めるため、犯罪を抑止する効果が期待できる。

  2. 証拠収集: もし、強盗事件が発生した場合に、監視カメラの映像が重要な証拠となり、犯人の特定や捜査の助けとなると考える。

  3. 安心感の提供: 家族や住民にとって、監視カメラが設置されていることで、不安感が払拭され、安心な環境を維持することに繋がる。

そのためには、対価を払ってでも、個人宅に監視カメラを設置することは、犯罪抑止と安全確保のために有効であろうと考えました。ただし、監視カメラは個人にとって決して安くはない点と、カメラの取り付け、電源及びカメラへの配線を確保するための工事が大きな負担となります。そこで今回は、ソーラー電源駆動でかつwifi接続のリモートカメラを選定し、設置することにしました。

 さて、カメラ選びですが、選定の条件は以下として、インターネット上で検索しまくりました。尚、これらの機能に加え、安価であることも付け加わります。
 ① 外部電源を必要としないソーラー電源駆動。
 ② 屋内への配線を必要としないwifi接続のリモート。
 ④ 夜間監視も可能な赤外線カメラ機能搭載。
 ⑤ 広角レンズもしくは首振り機能による110°以上の監視領域の確保。
 ⑤ 画像解析AIを搭載した、自動監視機能。

これらの厳しい条件をクリアしたのが、中国 千陽菜製のソーラーパネル式PTZ防犯カメラ SC-07です。外観写真を以下に示します。

PTZ防犯カメラ SC-07

 本カメラは、PTZ (パン・チルト・ズーム) 防犯カメラで、電源は、付属のソーラーパネルで、充電機能を有しています。映像解像度は、1080p HDのカメラを有し、夜間撮影も可能です。また、首振り機能と広角レンズで360度全方位監視を可能としています。ズームも最大10倍ズームで、上下も -30°から+90°の振り角を有しています。ストレージは、 最大128GBまでのSDカードに記録します。画像は、Wi-Fiで、携帯アプリに転送されます。モーション検知のAIを搭載しており、動作監視の機能も有しています。規定された機能に言うことは無く、上記に記載した要求機能を満足しています。また、上記販売サイトでは、購入時1万2千円程度で、価格的にも予算の範囲内ということで購入に踏み切りました。製品の箱と横向きの外観写真を下に示します。ソーラーパネルも本体カメラに設置可能で、非常にコンパクトな設計になっています。

箱上面
箱 側面

 さて次の課題は、設置の算段です。設置対象は、戸建て一軒家ですので、敷地の4編を監視するためには複数台の監視カメラが必要ですが、90°以上の画角を監視できるカメラを対角線上の角に2台設置で監視出来るようになります。それも、家屋の外側から内向きに設置できれば、家全体を監視できることになります。

カメラ設置イメージ

 上述のように家屋から独立した形で監視カメラを設置するためには、専用の支柱が必要になります。支柱を木材で設置するのは心許ないことから、鉄パイプを検討しましたが、これが結構重いので、通常の乗用車での搬送には向かないと判断しました。色々とDIYストアーを物色した結果、アメリカンフェンスの支柱が、値段、強度、重さという観点から良いんではないかと判断しました。下が、T型のスタンドタイプと杭型の資材となります。価格も数千円に収まっていますので受け入れられます。

T型支柱
杭型支柱

 支柱の目途は立ちましたが、支柱にカメラを固定しなければなりません。支柱へカメラを止める特別な金具はなかなか見つかりません。アメリカンフェンスの接続金具やアンテナ固定用の金具等探しましたが、ガレージミラー金具もしくはカーブミラー固定金具が使えそうであることが分かりました。今回は、下の写真の様なガレージミラー金具を採用しました。

ガレージミラー金具

実際のカメラ固定では、このガレージミラー金具と監視カメラに付属した固定金具のねじ穴を調整するため下写真の金属平ステーを間に挿入してあります。

平ステー

実際の組み上げの様子は、下の写真の様に出来上がりました。一応、固定強度は十分であると思います。

固定金具の組み上げ状態

 今回のカメラでは、電源は付属のソーラーパネルからの充電で賄われますし、監視映像はwifiで受け取れます。心配は、実際の設置場所では、2~3時間しか直射日光が当たらない点でしたが、夜間の数回の映像監視では、殆ど電池消耗することなく運用できています。尚、実際の稼働では、メモリーカードが必要で、下記のカメラ本体のカードスロットに所定のカードを挿入します。また、カメラの電源スイッチは、カメラ固定部の下部(下写真)に隠されています。
 実際のカメラの立ち上げですが、まず、カメラ画像を見る方のスマートフォンに、千陽菜の専用のアプリ(i-Cam+)をインストールしてからのスタートとなります。アプリは、カメラに添付されたマニュアル記載のQRコードからダウンロード出来ます。このアプリを使ってカメラの初期設定を行うことになります。尚、本カメラは、2.4GHzのwifi接続のみに対応していますので、事前にチェックをお願いします。アプリ起動後に、お持ちのメールアドレスを入力し、また、特定のパスワードを設定して新規のユーザー登録を行います。
 ユーザー登録後、i-Cam+にログインし、国名等を指定後、アプリ上で「WiFiカメラの設定」を選択し、先のカメラ固定部の下部(下写真)に隠された電源をONします。青色のLEDが点滅し、数秒後に接続が完了すると「接続準備完了」とカメラがしゃべります。次に、登録する対象とするカメラの名前もしくは設置場所を入力した後、アプリの「WiFi設定」ページで接続wifi名が入力されますので、設定されているパスワードを入力します。この後に、アプリ上の「QRコード接続」を選択し、スマホ上に表示されたQRコードを対象のカメラにかざし、カメラにこれを読みとらせます。カメラと画面との距離は、10センチ程度とされていますので、ちょっとずらしながら、読み取りを試みてください。読み取りまでに数秒かかるイメージです。これにより基本的な接続は完了します。カメラの動作モード、感度設定はアプリ上での設定となり、また、監視画像、録画映像は、アプリ上でのモニタリングになります。尚、カメラが異常検知された画像は、メモリーカードに記憶されており、アプリから過去に遡って見ることが出来ますし、異常検知毎にアプリにプッシュ通知してきます。

使用後感想
 監視カメラとしての基本機能は満足出来るものです。解像度も十分であると思いますし、カメラから10メーターの距離までの人侵入による自動録画と夜間の赤外線監視画像の解像度も、一般家庭の防犯カメラとして問題ないと考えられます。但し、アプリからカメラへの接続が不安定という問題があります。私の家のwifi接続が悪いことが原因かもしれませんが、接続状態が悪い場合は、アプリからカメラへの接続を10回位繰り返さないと接続できないこともあり、緊急性のある事態には課題が残ります。通常時の防犯効果と抑止効果には問題が無いとも思われます。
 また、カメラが中国製ということから、大きな意味でのセキュリティが気になります。中国製の電子製品には、バックドアからの情報漏れの噂はありますが、使用後数ケ月が経過していますが、今のところ問題は出ていませんことを付けておきます。

設置外観

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