見出し画像

路地裏に咲いていた花



路地裏に咲いていた

白い花の強さを僕は知らずに踏みつけた

振り返るその素振りも見せることなく

いつもずっと感じてた安らぎが

そこにあった事に気付かずに



もう出会う事は無い

甘え続けてきた口元は

透き通りガラス細工のように儚くて



何気ない場面にキミを重ねて

心曇らせる自分を慰めて

ただ明日を待つ夜の静けさに

愛の言葉は霞んでしまうけれど



答える必要に迫られる事無く

作り笑顔見せて強がることもなく

僕は白い花に魅せられた

キミを想う ただの男になりたい



日々の隙間をそっと埋められるような、詩を伝えていきたいと思います。その中に、ひとつでも皆さんの心に残る言葉があればうれしいです。