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海の見える街




ラジカセとギターだけ抱え

逃げるように飛び出した故郷


辿り着いた部屋には

エアコンもテレビもない

蛇口からは水しか出ない


車が通れば震度は2

トラックならば震度は3だ


救いといえば

毎晩見えるディズニーランドの花火だけ

その明かりの中で詩を書いたんだ



海の見えるあの街が

リスタートの地

何もなかったあの部屋が

僕の夢を紡いでくれた




あの頃の仲間達

みんな元気かな?







日々の隙間をそっと埋められるような、詩を伝えていきたいと思います。その中に、ひとつでも皆さんの心に残る言葉があればうれしいです。