【映画】DUNE, ザリガニの鳴くところ, ジャスティス・リーグ ザック・シュナイダー版/スーサイドスクワッド/レミニセンス
Amazon Primeと自分で買った映画をまとめてレビューです。映像が素晴らしく、映画館で見ればよかったと後悔する出来のものもありましたのでざくざくっとレポートします。
DUNE/デューン 砂の惑星
映画館に行けなかったので、Amazon Primeにきて割とすぐに視聴しました。
「メッセージ」で注目され、大作「ブレードランナー2049」で名を挙げたヴィルヌーブ監督による名作の再映画化です。主演やキャスト陣はティモシー・シャラメ、レベッカ・ファーガソン、オスカー・アイザック、ジェイソン・モモア、ジョシュ・ブローリン、ゼンデイヤ、ハビエル・バルデム、ステラン・スカルスガルド、デイブ・バウティスタとどこまで集めてんすかってくらい非常に豪華。
ヴィルヌーブ監督らしい映像、音響で全編徹底されています。主演ティモシーくんは繊細な感じがすごく良かったです。今後の成長が楽しみ。周りの俳優もいうことなし。
私が一番びっくりしたのはステラン・スカルスガルド。メイクが凄すぎて、怖すぎて、最初は誰かわからなかったくらい。ど迫力でしたね。ジェイソン・モモアは髭少なめのシーンがあって、男前度爆上がりでした。
ストーリーはまあ原作もあるのですが、再現度云々を言うのは野暮ですね。長い尺にうまく入れていたと思います。パート2が早く見たいな。同じキャストで最後までよろしくお願いしたい!
おススメ度:★★★★☆(舐めてました、これはよかった)
ザリガニの鳴くところ/Where the Crawdads Sing
同級生が本を読み、自然の描写に感動し、その後見た映画でも感動したとフェイスブックにあげたことから身内でプチブームに。次々と映画みた、本読んだ、と感想をあげられて、負けずにAmazon Primeで吹き替え版で鑑賞。
とても静かな湿地、沼の自然描写を丁寧にしており、映像として実に贅沢だな、と感じました。私、虫さんがとっても苦手なんですが、そんな私でも興味深く映画を見ることができました。
ストーリーは田舎の湿地帯に住む少女の成長と大人になってからのトラブルが同時並行で描かれます。純愛物語と称した友人もいましたが、まあ割と複雑ではないミステリーです。でもストーリーテリングが上手い。映画も実に巧みに少女時代、成長後の時代、を織り交ぜて描きます。
少女、恋人その1、恋人その2が中心です。
田舎の湿地帯である男性が死体で発見され、付き合っていたいたとされる女性が逮捕され、収監、裁判にかけられます。一体彼女はどう言う人で、彼との間に何があったのでしょうか、否定もしないし、陪審員が死刑といえば死刑も受け入れるとまで言ってます。
物語は裁判の進行と、彼女の少女時代、そして成長してから事件の前後までと並行して語られます。
少女はアル中の父親が原因で家庭が崩壊し、兄弟姉妹、母親も家を出て、とうとう姉妹には父親もいなくなり、10歳前後から湿地帯で一人で暮らします。
恋人その1は小さい時から彼女を見ていて、大きくなって彼女の聡明さ、知性、教養に驚き、文字を知らない彼女に学を授けます。でも大学進学で街を離れて、戻る約束を反故にしてしまうのですね。彼女からすればきっといい女ができて私のことなんか忘れたに決まっていると、恨むでしょうし、怒るでしょう。
そんなある日、町の裕福な家のボンボンが声をかけてきて、付き合うことに。これが恋人その2、冒頭に出てきた死体くんです。彼、名優レイフ・ファインズの息子さんなんですね。男前です。ピッタリ。でも田舎のボンボンあるあるで、結婚しようとか言うてたのに、そのうらで実はええところのおお嬢さんと婚約してました。まあ良くある話ですね。
恋人その1はそんな彼女を見守り、その2から遠ざけようとします。でもそこで事件は起きてしまいました。さて、犯人は誰なんでしょうか、というお話です。
とにかく映像とストーリーテリングが秀逸です。本も読まないと!って思いました。
おススメ度:★★★★★(久しぶりに見た傑作です。)
ジャスティス・リーグ ザック・シュナイダーカット
MARVELと違ってDCはあまり見に行けておらず、フラッシュだけようやく見に行きました。ジャスティス・リーグが当初の公開版をスーパーマンVSバットマンと一緒にいるDVDで買って見ていたのですが、このザックシュナイダーカットの評判が良かったので前からとっても見たかったのです。
今回Amazonで割と安くブルーレイ2枚組をゲットしたのでじっくり鑑賞しました。
ストーリーは同じと言いつつも大幅に立て付けが違うので別の映画と言えます。長さも全然違います。
本編は以下の6パートからなります:
DISK1
パート1 諦めろ バットマン(Don't count on it, Batman)
パート2 ヒーローの時代(The Age of Heroes)
パート3 最愛の母 最愛の息子(Beloved mother, Beloved son)
パート4 チェンジ・マシン(Change Machine)
DISK2
パート5 王家の家来(All the King's Horses)
パート6 暗い何か(Something Darker)
エピローグ 2度 父親に(A Father Twice Over)
ザックシュナイダーカットでは、フラッシュのストーリーはちょっと甘め、少なめ、サイボーグは結構しっかり描かれている、ワンダーウーマンとアクアマンのバックグラウンドは過去の戦いがあり、そこもよし。バットマン・スーパーマンは前作の対決を引きずっており、町のど真ん中に墜落している宇宙船についてもそのままの設定です。
スーパーマン復活に向けた動きを追いかける上で、この宇宙船の存在、設定を把握していないと少し迷子になるかもしれません。かく言う私もイマイチなところがあったので、スーパーマンVSバットマンをこれから見直します。
ジャスティスリーグ側を丁寧に描くとして、敵さんはどうか。ステッペンウルフ、ダークサイドもやはり掘り下げられているので狙いとか色々よくわかるのです。ポッと出の適当な宇宙人がやってきた〜ってな感じにはならないです。
ザイボーグのお父さん役ってもしかしてT2のダイソンさん?と思ったらやはりそうでした。科学者役、好きなのかな?
何気にキャストをWikipediaとか見たらちょい役やアフレコで結構有名俳優を突っ込んでてとても豪華。そう言うのを少しずつ探して確認するのもこう言う映画では楽しみであったりします。
スーサイドスクワッド同様DCには期待しているので早く続編なり展開してほしいですね。最後に出てきたジョーカー(ジャレッド・レト)やレックス・ルーサー、デスストロークたちが暴れまくるのも見たいし、それを叩きのめすバットマン、スーパーマンも見たいです。
おススメ度:★★★★★(言うことなし!DC版アベンジャーズ!)
ザ・スーサイド・スクワッド “極”悪党、集結
こちらはAmazon Primeで鑑賞。バービーで注目のマーゴットロビーがハーレイ役で暴れまくるスーサイドスクワッド、色物的な目で見ていて、敬遠してましたが、ガーディアンズオブギャラクシーのジェームズガン監督作品ということでなんだか気になってみることに。
ちなみにスーサイドスクワッド、これが2作目です。前作ではウィルスミスがデッドショット役で出てましたね。今回その役回りはイドリスエルバが引き継いだって感じです。
全体を通してMARVELよりもスースクの世界観なのでしょう、ガーディアンズシリーズよりもあくが強いのですが、それでもジェームズガン監督のテイストがよくでています。冒頭のジョニーキャッシュの歌で始まるところなんかまさしく、ですね。
それからマイケル・ルーカー(ヨンドゥ!)が出てきて始まってからしばらくはあれあれ、どうなるの?と思いましたよ。(笑)
前作をぶっ壊し、新しいシーサイドスクワッドを描きましたね。猥雑さ、おバカさ爆発ですが、面白いです。小さなお子様はダメですが。(汗)
ゆうこと聞かないと頭吹っ飛ばされるので死にそうなミッションにも仕方なく生かされる我らがヒーローたちは便座野郎、水玉粒々男、ネズミ使い、サメ男(ってか、まんまサメ)、スナイパー、ハーレイ。ジャスティスリーグみたいに一応6人います。冒頭集められた別のチームもそこそこ人数いたけど全滅。と思ったらしぶとくイタチだけは生き残ってて爆笑。
本当の敵、宇宙人、カイジュウについては日本映画へのオマージュとでもいうような暴れ方をしていて、ジェームズガンのマニアックなところが活かされてます。
ガーディアンズ同様映画を通してナイスな選曲もされているのでサウンドトラックもチェックして見ましょう。
こちらで詳しく解説されていましたのでよろしければ参考にしてください。
サントラはLPで発売されているようです。
https://tower.jp/item/5257276/The-Suicide-Squad
Apple Musicではプレイリストがありました。
最後に死んだと思っていた便座野郎が生きていたということですが、どうやら彼主演のドラマシリーズが作成されるらしいです。しかもジョンシナ主演そのまんまで。これはこれで楽しみですね。
おススメ度:★★★☆(思っていたよりも面白かったので食わず嫌いな人には是非見てほしいし、一作目を見て嫌になって人にはもう一度こっちを見てほしい!)
レミニセンス/Reminiscence
ジョンノーランが政策に関わっているというだけでもう難しい話なんじゃないかと思われる、近未来SFミステリー(ちょっと盛り込みすぎかな?)。
ヒュー・ジャックマンは客の望む記憶を追体験させるビジネスをしていた。で、ある時訪れた客(レベッカファーガソン)にハマり、その彼女がトラブルに巻き込まれて…実は…というお話。夢か現実かわからなくなる話の展開に、ついていくことが出来ず、何度か巻き戻し、再生し直して確認しちゃいました。Amazon Primeに感謝!
結局のところどうだったの?というのがイマイチすっきりせずモヤモヤ感が残ったので、解説あちこち見てまわったのですがどうもまだエンディング・オチに私は納得ができていません。
水没しそうな世界、土地の権利、とかそういう設定やギャング、などいくつかの設定が壮大なのですが活かしきれてないかな〜
ヒュー・ジャックマンは頑張ってるし、レベッカファーガソンも最高に美しいのに、ストーリーがわかりにくい。なんだか担がれたみたい。これが監督の狙いだったのかな〜
おススメ度:★★(なんともすっきりしなかった)
よろしければサポートをお願いします。もっと突っ込んだレポートを書いていく足しにしたいと思います。