【読書】マッシミリアーノ・スガイ/イタリア人マッシがぶっ飛んだ、日本の神グルメ
noteでもお馴染みのマッシさんの本です。すごくテンポよい文章で読みやすく、生まれてからずっと日本語を使っている人も見習うべき言葉遣いがいっぱいあって、本当に日本愛が溢れているなと感じました。
元々ネットで色々お見かけしてはレシピというか食べ方を参考にさせていただいたり、そういう楽しみ方、味わい方があるのか、と感心させられたりと驚くことばかりです。
何年かヨーロッパに住んだことがあり、その時は現地の食べ物をいろいろトライしましたが、マッシさんが日本の料理に取り組んでいるほどの量、回数、バリエーションには全然達しておらず、物事の楽しみ方を知っている人は本当に得だなぁ、と納得してしまいました。
神戸
今回の本で一番のお気に入りは我が町「神戸」に関する記述です。ヨーロッパのような街並み、歩けば出会うスイーツ、パン屋、カフェの数々、ここに住んだら太る!というような感想は爆笑ものでした。いえいえ、神戸ガールズは頑張っておしゃれしてスタイル維持してますよ。
神戸はスイーツ、パン、B級フード、高級中華、神戸ビーフ、瀬戸内の魚、とにかく何食べても美味しいんです。ぜひ何度も来てくださいね。
日本とイタリアの似たところ
お酒とワイン、地方により様々な料理などいろいろあるかもしれません。でも野菜をスイーツにしているなんて!って驚かれたことが我々にとって当たり前でうsが、言われるまであまり意識しないというか、気づかないですよね。
異文化交流と世界平和
この本を読んで、今世界で湧き上がっている分断の流れを、認め合い、平和な世界に戻す重要なキーを見つけました。
元々若い頃から外国旅行をして、海外駐在でヨーロッパ各国も見て回ってきましたが、今のウクライナ・ロシア、イスラエル・ハマスの戦争や中国が核心的利益の追求と称して領域拡大を西や南に広げて近隣諸国と軋轢を生じていたり、北朝鮮がミサイルを打ちまくって威嚇したり、みんな何をしたいの?本気で世界征服したいのかな?無関係な人にとってもは迷惑至極な話、戦いたいやつだけで檻の中で勝手にやってくれよと言いたいです。
一方平和主義の人たちで、そんな仲悪い国からお互いの国のファンが出場して褒めちぎ理合戦をしたらどうでしょう。この国ではこんなに美味いものがある、こんな素敵な場所がある、とか。どっちがどれだけ相手の良いところを探してくるか、そんなポジティブな勝負をしたら良いじゃないですか。
相手の存在を認めなかったり、過去の戦争のことでいつか仕返しするんだと教育して思想を変えたり、そんな悲しいことはやめて、正しい異文化交流をして、世界を平和にして世界中の美味しい料理を食べられる、そんな社会にしましょうよ。
マッシさんの日本への愛から世界平和になってしまいましたが、ぜひ皆さんもマッシさんのように美味いもの好きなものをを食いましょう!
おすすめ度:★★★★(読みやすく面白く、もっともっとマッシさんの文章を読みたくなります)