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【Palm】Handspring Treo 90とTungsten C

今回ご紹介するのはプチプチキーボードと言われた、ハードウェアキーボードを搭載している2機種、Treo 90とTungsten Cです。

Treo 90は当時新品で購入してしばらく所有していたのですが、なぜか売り払ってしまい、以降なかなか出会えていませんでした。今から思うとtreoに限らず手放した全てがもったいなかった〜

でも今回とても程度の良いものをゲットできたので紹介したいと思います。

もう1機のTungsten CはWi-Fi対応とハードウェアキーボードの組み合わせが斬新でした。当時欲しかったのですが結構お高くて買えず。あの頃は次から次へと新しいものが発売されていて、4〜5万とか7〜8万だったのですがレビューをしている人が羨ましかったのを覚えてます。

こちらもバッテリー含めまだ使える一台をゲットしたのでハードウェアキーボード搭載の兄弟として合わせて紹介したいと思います。


外観

Treo 90はフリップカバー一体型でコンパクト。一方、Tungsten Cは若干大ぶりです。

並べてパチリ。かっこいいです!

Treo 90はとにかく小さい。コンパクト。手の中にすっぽりおさまります。この小ささは昨今の巨大化するスマホからすると驚き、まさにZENの世界です。

この跳ね上げたフリップの止まる角度がかっこよさをさらにあげてますね!

それとこのフリップカバーが意外とナイス。ケースいらないんですよね。液晶守れて、しかも嵩張らない。

世代の違うTungsten Cは液晶がTFTになり、
ぐっと明るくみやすくなっていますし、
CPUやメモリーもかなり性能が引き上げられており、
動作サクサクです!

一方Tungsten Cは若干厚めのボディですが見た目よりも軽いです。

Treo 90の色味は渋いチタンっぽい色。Tungsten Cは明るいシルバー。Treo 90はミニマリズム派、Tungsten Cはトレンドを追いかける人に似合いそうですね(どちらも20年以上前の製品ですが)

仕様

Treo 90

  • OS:Palm OS 4.1H(英語版)

  • CPU&クロック周波数:DragonBall VZ 33MHz

  • メモリー:16MB

  • ディスプレイ:160 X 160ドット、バックライト付きカラーSTN液晶

  • カードスロット:SD I/Oスロット X 1

  • バッテリー:充電式内蔵リチウムイオン電池

  • 使用可能時間:通常使用時約10日間

  • 外形寸法:H108mm X W71mm  X D16mm

  • 重さ:114g

このサイズに良くぞ詰め込んだ、と言えますがいかんせんアーキテクチュアが古いんですね。その古いアーキテクチュアでここまで動くものが作れること自体がすごいことなんですが(汗)

Tungsten C

  • OS:Palm OS 5.2.1(英語版)

  • CPU&クロック周波数:Intel Scale PXA 255 400MHz

  • メモリー:64MB

  • ディスプレイ:320 X 320 16bit 65000色 TFT

  • カードスロット:SD I/Oスロット X 1

  • 無線LAN(802.11b)内蔵

  • ヘッドセットジャック(モノラル)

  • 重さ:179g

Tungsten CはOSの世代が上がっています。5.2.1で内蔵メモリーも64MB。(今の時代からすると桁が違うように感じるかもしれませんがこれで当時は大容量と言われたものでした).

それから液晶が高精細化されて65000色のTFTになっています。ですからすごく明るくきれいに感じます。

ヘッドフォンジャックはあるけど音楽プレイヤーがないので探さないと。
それとこれも使ったことないのですが、イヤフォンはマイクがあると録音ができるそうです。

キーボード、どう?

Treo 90は昔使っていた時から快適に使えていました。久しぶりに手に取ってみるとなんとなく覚えていて自然と使えるようになりました。特殊文字や記号の出し方をマスターすればある程度使えます。

それほど長文は入力しないけど、キーワードとかをメモするには十分ですね。

Tungsten Cは液晶部分を使ったグラフィティ入力が可能ですが、使わなくてもいいくらい(慣れれば)キーボード入力が快適です。Treo 90よりも大きなボディ、明るい液晶のせいかもしれません。

こちらも慣れればグラフィティエリアはそれほど使わなくなります。

Palm DesktopとHotSync

Palm Desktopは前回紹介したT3とおなじintel Macbook のパラレル仮想環境 Windows 11 pro 64-bitにインストールしてあったPalm Desktop 4.1.4eを利用しました。Tungsten Cはサクッと繋がり、同期もいい感じでできました。

一方Treo 90は意外と苦労しました。なかなか認識せず、ACCEAとJananのUSBドライバーを入れて、何度か再起動したりしたら認識してくれました。

複数のPalmをそれぞれ別バージョンのPalm Desktopに繋げるわけにもいかないし、別のPCや仮想環境をそのために用意するのも大変なのでできればおなじところで管理したいので、同期ができて本当にホッとしました。

日本語化

Tungsten Cは試したところJaPonで簡単に日本語対応できました。特に苦労することなかったです。CPUの世代が違うしメモリーも大きく、高性能なTungsten Cはわたしのメイン機になりそうな予感がします。

Treo 90は軽いアプリでZENの思想に則ったシンプルな運用に徹することでサクサク動きますので、これも実はメイン機になりそうで、本当に嬉しいです。

T/T3が快適、とこれまで散々書いてきましたがこのハードウェアキーボード搭載2機の魅力にやられっぱなしです。

おすすめ度:★★★★★(マニア向けですが私の満足度ということで!)

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Ordinary Life
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