【映画】MARVEL/Gardians of the Galaxy Vol.3
アントマンに続くマーベル映画はガーディアンズオブザギャラクシーVol.3です。全2作ともおちゃらけた割にはしっかり感動させてくれる良い映画で、アベンジャーズの中でも異質でしたがとっても好きです。
お話を支える軸
第1作はスターロードと母親との関係、第2作はスターロードと父親EGOとの関係が背景にありましたが、今作はロケットの過去、そしてガーディアンズ全員の過去との対峙がメインテーマで、素晴らしい出来でした。
以下ネタバレするのでまだみていない人は自己判断でお願いします。
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今回の敵とロケット
ハイエヴォリューショナリーというなんでも作っちゃう割と全能の悪い人が、自分で世界を作り神を気取ってますが、その作りだした生き物たちの中で、ロケットだけが創造的で、様々な失敗を解決できてました。
今もその才能に恐らく嫉妬し、そのために何がなんでもロケットを取り戻そうと画策して、金ピカのソブリン人にロケットを回収させにいきます。回収に向かったのは少し早めに出産ポッドから出てきたおつむ弱目のウォーロックでした。
と言うことで冒頭早々にウォーロックによりNOWHEREはズタボロ、ロケットも死にかけになります。
さて、ロケットを助けようとすると、彼の体はバリバリ改造されていて、救助措置を施した拍子にキルスィッチが入ってしまいます。助けるためには開発したと思しき会社オムニコープに行って解除コードを得るしかないと判断したスターロード、グルート、ネビュラ、ドラックス、マンティス達は早速出発します。
冒頭からこの最初のミッションへの流れ、それ以降もこれでもかとアクションと合間にギャグを小刻みに挟みながら話は進んでいきます。
ロケットは死にかけている中で自分の過去を思い出し、それが救出作戦と並行して展開されます。
ロケットはアライグマ(RACOON)と言われるのを否定していましたが最終的には受け入れてましたね。
NOWHEREはETERNALSで出てきた巨大な神様の骸骨だったのをみて、あ、ETERNALSの続きを早くみたいな、と思いました。
ネビュラ
ガモーラに代わりガーディアンズと過ごしてきたネビュラは裏番長というか、一番まともというか、メンバーを支えてますね。ロケットによりEND GAMEの後なのか改造されてて、腕が銃になったり死にかけても自動修復したりと無敵です。
演じるカレンギラン、ネビュラからは想像できませんが可愛いですね。レディプレイヤーワンに出ていて、何度も見直しましたけどやっぱり同一人物とは思えず。
マンティス
ドラックスとのWボケ担当ですが、ポムちゃんはDisney+のクリスマススペシャルでクィルとお互いEGOの子供ということで兄妹だと判明してます。
今作では襲ってくる敵とかを感情コントロールで操り、何度もピンチを救うようになりましたね。全然お荷物じゃなかったです。
ドラックス
チームのパワーボケ、ドラックスですがすっごく大事なところでサラッと活躍してくれるのですね。これまではサノスに復讐を誓っていたのですが、新しい家族になり得る存在を得て、本来の心優しいお父さんに戻れたと思います。すごく良かった。
スターロード/クィル
言わずと知れた(?)伝説のアウトロー、ガーディアンズのリーダー、船長(ソーとよく張り合っていた通り、いつも彼は船長の座を主張してました)。
愛するがモーラを失い、酒に溺れる日々、ダメダメです。でもロケットのために自分の命を投げ出すことも厭わないいい男です。
終盤、崩壊するハイエボリューショナリーの宇宙船から逃げる最後の最後に落としたZuneを拾ったばかりに死にかけますが、あわや、というところでウォーロックが助けてくれます。
少し前にウォーロックに、グルートは誰でもやり直せると言ってました。そしてバカだけどピュアなウォーロックにはそれが響いたのでしょう。ウォーロックの今後が気になります。
クィルの出自については1作、2作で母親、父親について掘り下げていたのでもう十分だと思ってましたが、ガモーラにずっと持っていた子供の頃に撮影した写真を見せられて、ラストで地球に残っている祖父に会いにいきます。
ガモーラ
なかなか出てこないなぁ、と思っていたらオムニコープへの潜入直前にラベジャーズと一緒に出てきました。なんとエンドゲームの後、彼女はラベジャーズに身を置いていて、ネビュラが潜入にあたり心当たりがあると言って連絡して、合流したのですね。
しかしクィルはガモーラのことが忘れられず、未練たらたら、でも肝心のガモーラは(当然別人なので)つれない態度。
ガーディアンズの面々達に対してもそれほど入れ込んでなかったけど戦いを通じてメンバーとは結ばれたようです。でもクィルとは元鞘には戻らなかったんですね。なんだか残念というかクィルがかわいそう。
それにしてもガモーラ姉さんのスタイルの良さは素晴らしいと改めて感心。
大活躍のグルート
第1作の細面、第2作の子供、I AM GROOTでも子供でした。この第3作では青年期なんでしょう、非常にマッチョで大きくなったり、翼を生やしたりして変幻自在。戦うところではウルヴァリンばりの爪を出してるところもありました。
ウォーロックが来た時かな?ボロボロになって頭だけで足を生やして歩いているところは「遊星からの物体X」を思い出しました(ちなみにその映画の主役はVol.2でEGOを演じていたカート・ラッセルでした)。
いろいろなバージョンのグルートがいますが、どのバージョンが好きですか?私はちびグルートが一番好きです。
そういえば「I AM GROOT」以外の言葉を発したように聞こえたのですが、それは僕たちがグルーとの言葉を理解できるようになったからなんですね、きっと。
音楽
音楽はガーディアンズオブギャラクシーとは切っても切れません。重要なところでかかる曲、敵とのシリアスなシーンでのダンスバトル、過去2作でもすごく音楽が重要な位置を占めてました。
上述の通り今作では音楽はカセットテープ+ウォークマンではなく、Zuneから流れます。クィルの母親の作ったリストではありませんから2000年代まで幅広くかかります。
一つ一つ紹介するより聞いてもらったほうが早いですね。Spotifyにプレイリストがあったのでこちらからどうぞ。
今後は?
ガーディアンズは映画では新しいメンバー達に引き継がれていましたが彼らを主役にした映画はもう出てこないと思います。
でも伝説のアウトローは帰ってくると言うことですから楽しみにしておきましょう。
MARVELシリーズはこのあとは11月にMARVELSがありますが、その前にDisney+でシークレットウォーがありますね。こちらも楽しみです。
今年はこの数年の鬱憤を晴らすかのように映画が次々公開されるのでうれしい悲鳴です。今のところわかっているだけでもワイスピ、フラッシュ、ミッションインポッシブル、マーベルズがありますね。これらをしっかり漏らすことなく観て行くつもりです。観たらまたこちらで感想をあげていきます。
おすすめ度:★★★★★(誰でも楽しめる、サイコーな映画。ここで書き切れていない魅力がまだまだいっぱいあります。ぜひ観てください。)