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【洋楽】MÅNESKIN/Teatro D'Ira Vol.1

Måneskin、まだまだ続きます。「CHOSEN」、「Il Ballo Delta Vita」をこれまで紹介してきました。3回目となる今回は「Teatro D'Irα, Vol.1」です。

Teatro D'Ira, vol.1

Teatro D'Ira Vol.1 (2021)

2021年リリース、9曲入りです。

  1. Zitti E Buoni

  2. Coraline

  3. Lividi Sui Gomiti

  4. I Wanna Be Your Slave

  5. In Nome Del Padre

  6. For Your Love

  7. La Paura Del Bulo

  8. Vemt'anni

  9. I Wanna Be Your Slev w/ Iggy pop

前作から2年ほど開きましたがしっかりいい仕事をして帰ってきました。

まずは「Zitti E Buoni」。ぶっといロック。パンクというよりハードロックに近いかな?いやこれぞMåneskinという出だしです。フックのある出だし、さび、ブリッジ随所に光るダミアンのヴォーカル、ヴィクトリア嬢の飛び跳ねるベースが最高です。

続く「Coraline」はバラード。抑えたアコースティックなギターとベース、ヴォーカルで聴かせます。途中からミッドテンポのロックバラードに。この曲を聴いてすごく成長を感じました(すみません、偉そうなことを言って)。曲の構成を凝りすぎず、でも自分たちの持つフックになる部分をしっかり残していると思うのです。

ビッグギターで始まる3曲目「Lividi Sui Gomiti」、ロッカバラードです。さび前のヴォーカルスタイルはラップっぽく、そこからサビは重厚なロック。後半はこれまた全然違うヘビーなギター(冒頭と合わせているのかな)。ヘビーです。

4曲目は「Beggin」に次ぐヒット曲でしょう、「I Wanna Be Your Slave」。今更説明は不要でしょう。やっぱり英語でフックのあるロックはワールドワイドでウケますね。

5曲目「In Nome Del Padre」。ヘビーなギターで始まり、ベースに乗っかる早口なダミアンのヴォーカルに絡んでくるギターリフ、どんどん激しく分厚くなる音、負けないダミアンのヴォーカル、レッチリほど抜け感がなく、しつこく、ぐいぐい押してきます。決してヒット曲ではないかもしれませんがこういう彼ら独自の音の世界観のある曲が好きです。

印象的なギターリフで始まる6曲目「For Your Love」。イタリア語は意味がわからず五感だけで楽しんでいますが、こういう英語で聞きやすい歌詞の曲はこちら側に一歩踏み込んで入ってくるのでいいですね。似たような歌詞、少し違う歌詞を繰り返し繰り返し歌うことで語りかけてくるのですが、きっとイタリア語でもそう歌っているのでしょう。イタリア語をわかるようになって理解できるようになりたいと思えてきました。

7曲目「La Paura Del Bulo」。ダミアンのヴォーカルはもちろん素晴らしいのですが、先ほどの曲でもそうですがこの曲でもギターのリフが全体を支配しているように感じました。出だしからの軽やかなリフはもちろんのこt、転調した時のヘビーなリフ、終盤歌い上げていく時のバックのギターととても気になりました。

実質最後の曲である8曲目「Vemt'anni」。とても美しいロッカバラードです。いい曲です。こういう曲、ライブで映えるでしょうね。

ボーナストラックでついてきた9曲目「 I Wanna Be Your Slave w/ Iggy pop」は4曲目の曲を御大Iggy Popと共演しています。Iggyが歌うのも面白いですね。かっこいいの一言です。

おすすめ度:★★★★★(IggyとのI Wanna Be Your Slaveが目当てでしたが、他の曲も素晴らしく、アルバム全体の完成度が高い!一皮剥けた感ありな一枚です)

さあ、次回はいよいよRUSH!です。



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