銀座本店ミニヨン展への想い
前回なぜ6年前の投稿をしたかと言うと、今年も銀座本店のミニヨン展出品の依頼を頂けたからでした。
「日動画廊で絵を扱って貰えさえすれば良い」と思っていたはずなのに、いつしか「銀座本店で絵を扱ってもらいたい」と新たな目標を掲げていました。他にも新たな目標を掲げちゃっていたのですが😅
20代前半から銀座という街が大好きでした。大人の洗練された街というイメージでした。銀座和光やバーニーズニューヨーク、資生堂パーラーなど。初めて買ったカルティエのトリティリングも銀座店でした。そんな銀座の一頭地にある最高峰の画廊の壁に私の絵が飾ってもらえたら…
銀座本店には本当に様々なお客様が絵を観にいらっしゃいます。来店客数は半端ではありません。そして、皆さん絵を幸せそうに鑑賞されていかれます。画廊で扱っている作品の品質を疑う余地はありません。ただただ作品を愛でることに集中できる空間です(お隣のエルメスで品物を見るときのそれとなんら変わりは無いと思います)
ミニヨン展は壁面いっぱいに小作品が飾られます。取り扱われるアーティストの数は物故作家含め150名程。この人数、多いと思われるでしょうか?容易にこの中に入れる?
日本全国(とりあえず海外の方は抜きます)でアーティスト活動をしている方の人数はどれくらいいるのでしょうか。数千人くらいかな?その中から画廊とご縁のあった画家の経歴(学歴、受賞歴、販売実績?、やる気、元気)と実際の作品を審査されます。いくら支店で取り扱いのある作家といっても本店の壁に相応しくないと判断されれば依頼されることはありません。
私は3年前から本店のミニヨン展に出品させてもらえるようになりました。最高に幸せな事です。全国から人々が集う銀座でたくさんの方に作品を見えもらえるのですから。そして、同じだけプレッシャーも感じます。一度メンバーに入れてもらえたからといってそれが当たり前に続く事はありません。毎年アーティストの見直しがあり数十名の変更があります。去年一緒に展示されていた作家さんが今年はいらっしゃらないということが当たり前にあるのです。
継続だけでも大変です。でも、私はこういう鎬を削る場にいさせてもらえることを幸せに思います。こんなに励みになるシチュエーション、なかなか無いです。出品されている全ての作家さんが日本一レベルのモチベーションで挑んでいると思っています(思いたい)。だからこそ、ミニヨン展の壁面はキラキラしているのだと思います。
私もそろそろこのミニヨン展の準備に取り掛かろうと思います。今年も最低120%の力で挑みます。