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行間を読め

こんにちは、堀北晃生です。

人生の師から教えてもらったことの一つに、「行間を読め」という言葉がありました。

これは教えてもらったことを、そのまま実践するではなく、その行間を読んで学びを推測すること。

そしてその教えの根底となっている、思考パターンなどを盗めと言う事でした。

一つの教えやノウハウに対して、完璧にこなすことはとても重要です。

しかし、株式投資家や事業家というものは、未来という不確定要素ばかりの環境の中で、最適な意思決定をすることが求められます。

その時に、過去に学んだことが100%通用しないシーンが多々あります。

私たちは、2020年のコロナの影響により、前提条件が変わってきました。

そして今までやったことがないこと、経験したことがないことを強制的に行わなければいけなくなりました。

しかし、変化には新しいチャンスがあります。

かつて想像もしていなかった、クリエイティブな発想が実現しやすくなり、最終的には効率的になることがあります。

そのような新しいアイディアの着想などは、やはりベースとなる学びから発展させたものが現実になります。

よく成功する投資家や事業家に古典から学ぶ人が多いです。

過去の教えをそのまま取り入れても、現代において違和感のあるものがたくさんあります。

しかし、その言葉の行間を読み取り、現代の今の環境に照らし合わせ、言葉の意図を読み取る力があれば、発展や進化は無限に得られます。

私は堀北式株価デトックス理論という理論を、2017年に公開しました。

株価規制を見つけて空売りする手法は今現在も再現性のある投資法として、利益を出し続けています。

しかし、私はこういった理論を完全マスターする会員を増やすよりも、このように不確定要素の多い未来に対して、新しい発想ができる人を増やしたいと思っています。

書店にはない未来の可能性を生み出す力です。

これができれば、将来どのように環境が変わろうとも、自分が進化し続けていくことができるからです。

所詮ノウハウというものは時代とともに変化するものであり、それ自体に価値はそれほどないと思います。

重要なことは、既存のノウハウや教えをカスタマイズして、自分なりにルールを作り、検証を重ねる力だと思います。

教えを学び結果が出ないからと言って、人のせいにしているようではいつまでたってもその枠から出ることはないと思います。

ましてや学び自体もせず、課題やワークもせずに、ただ他人のせいにしている人は、投資の世界で羽ばたくことができないと思います。

成功している人のたった一言から、どのような学びを得るのか?

成功した事例を見て、その根底にある思考パターンやリスクに関する捉え方などを真似することが極めて重要です。

ただ結果だけを見て驚いているのではなく、その結果の奥底にある、成功要因を読み取る力が重要だと言えます。

「行間を読む」とは、このように一言のメッセージから、派生して学びを拡張させられることです。

不確定要素の強い投資の世界で、生き残っていくためには、自分で未来をデザインする力が必要です。

誰かに依存するのではなく、最終的には自己責任で意思決定していくこと。

時間とともに進化し続けられる人こそ、どんなやり方もノウハウもいいところを取り入れて、成長し続けられると思います。

私は、そういった自立型の投資家が社会に増えれば未来はもっと明るくなると信じています。

知的投資家がこの日本に増えることで、未来の経済は大きく変わるかもしれませんね。

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堀北晃生
投資コンサルタント堀北晃生(ほりきたあきお)。群集心理学と金融工学を組み合わせた独自の投資メソッド「堀北式株価デトックス理論」の考案者。作家、コミュニティ、通信講座を通じて次世代の投資家を増やして社会貢献を目指す活動を行っています。