X-T5のボディ内手ブレ補正がなかなか優秀
今年退院してからずっと兼六園をテーマに作品を作っています。
X-T5を持って歩き回りスナップ的に撮っているのですが、改めてX-T5のボディ内手ブレ補正がなかなか優秀だなと思った話です。
ボディ内手ぶれ補正が威力を発揮した写真はこちら↓
なるべくスローシャッターにして流れる水の様子を表現したいなと。
アップにするとこんな感じです↓
結果的には
レンズ内手ぶれ補正のない56mmのレンズ(フルサイズ換算85mm)で
シャッタースピードは1/8
10枚くらい連射して、2,3枚は完全に手ブレせずに撮れていました。
面白いのはシャッタースピードを1/4にした途端、急激にブレやすくなり、15枚くらい撮っても1枚も完全に止まっている写真はありませんでした。
レンズの焦点距離、レンズ側にも手ぶれ補正があるのかないのかでも結果はかなり変わってくるとは思いますが、レンズ内手ぶれ補正のない56mmのレンズは1/8あたりが手持ちで撮る限界の境界線になるんだな、というのがわかりました。これはなかなか優秀だと思います。
ただし、他のカメラの性能がどうなのかほかと比べた情報は一切ないです笑
普段仕事ではCANONのカメラを使っているのですが、仕事ではこんな撮影するときは必ず三脚もっていきます。こんなエクストリームな条件で撮ることはないのでCANONの手持ちでブレない限界シャッタースピードの体感的な情報はないです苦笑
え?兼六園の撮影でもネイチャー系の写真撮るなら三脚を持っていけって??
その意見はごもっともです。が、そういうスタイルの作品ではないんですよ苦笑
撮影スタイルは色々あっていい。私は基本的に極力三脚を使わないスタイルが好きなんです。(別に三脚使って撮影することを否定はしていませんよ!私は三脚なしで動き回って撮るのが好きってだけです。)
というか、作品の撮影スタートした頃は退院してまだ3ヶ月くらいでした。まだ「なんとかギリ歩いて撮影に行ける」レベルだったんですよ。そんな状態だったんで「三脚なんて持っていけるか!!この作品はずっと三脚なしでいく!」って決めてます笑
(最初の頃は早朝から9時くらいまで撮って、兼六園近くのホテルに戻ると、足がパンパンで疲れ果てて、、、。もう眠ること以外何もできなかったなぁ。あの頃と比べるとかなり体が戻ってきています。)
ちょっと話が変わりますが、デジタルになって写真の幅がすごく広がったというか、撮り方が変わったなぁと思います。
容量の大きいカードを持っていけば何枚でも撮ることができる。だからこんなスローシャッターで撮るときは「多めにシャッター切っておけば何枚かは止まっているはず」と確率の問題を数でフォローするような撮り方ができるようになりました。マシンガンで数撃って当てる的なスタイルですね。
フィルム時代ではコストなどの問題から1/8で撮ろうなんて思わなかったです。それがデジタルになって、マシンガンスタイルで撮ることが可能になった。それで受けられる恩恵は凄まじいです。カメラの進化、ありがたいですね。
もちろん、マシンガンとは対局のスナイパー的に一発必中じゃないと撮れない写真もあります。そういうときは1枚にかける撮り方をするべきです。
大切なのは状況や環境に合わせて臨機応変にスタイルを変えることなんじゃないかと私は考えます。
ということで、X-T5のボディ内手ブレ補正の性能を具体的なレンズ焦点距離とシャッタースピードを提示しつつのレポートでした。
<カメラ1>
FUJIFILM X-T5
<レンズ>
SIGMA 56mm F1.4 DC DN | Contemporary