お仕事紹介 「Diamond Showcase」の撮影
今回はダイヤモンド撮影のお仕事のご紹介です。
撮影を依頼してくださったのはDiamond Showcaseさん。
数年前に一度撮影させて頂いており、今回が2度目です。
主にエンゲージリングとマリッジリングを取り扱っており、今回は新たな商品49点をHPに載せるための撮影です。
HP用なので「イメージ写真」ではなく、いわゆる「単品写真」といわれる説明用の写真撮影でした。
ダイアモンドリングの撮影は物撮りの中でも特殊な部分が多い撮影です。
綺麗な写真に仕上げるためにはどうしてもレタッチ(フォトショップ加工)が必要になってくるからです。その比重でいうと、半分撮影、半分レタッチくらい。いや、1/3撮影、2/3レタッチくらいになると言っても過言ではありません。
どうしてそんなにレタッチが重要になるのか。
ちょっと専門的になってしまいますが、「ダイアモンドのライティング」と「金属のリング部分のライティング」が真逆とまでは言わないものの、かなり方向性が違うんです。どちらかのライティングを100点を目指せば、もう片方のライティングがかなり微妙になってしまいます。
しかし、今はデジタルの時代です。
両方のベストのライティングの写真を数枚撮って合成をする。
両方がそこそこ良く撮れる写真を撮って、レタッチで綺麗にしていく。
といった方法で綺麗な写真を作っていきます。
合成する方法であろうと、レタッチで作っていく方法であろうと、撮影後のフォトショップがかなり重要になってきます。
今回の場合は納品枚数が125枚とかなり多いこともあり、ある程度スピード重視で進める必要がありました。なので後者の撮り方をチョイスしました。
1)ダイヤモンドとリングの両方が6,70点位に撮れるライティングで撮影
2)ダイヤモンドとリング、どちらもレタッチで作り込んでいく
というスタイルですね。
ちょっと前段階の話が長くなってしまいましたね。
ざっくりまとめると、
ダイヤモンドの撮影は物撮りの撮影力だけでなく、レタッチ力もかなり重要になる。
という話です。
それではどんな写真になったのか、納品写真をいくつかご覧ください。
キーとなるのはどこまでレタッチで追い込むかというところかなと思っています。
傾向としては日本のジュエリーメーカーさんのHPを見るとガンガンにレタッチをしてCGか?ってくらいに作り込んでいく傾向にあります。一方、海外のジュエリーメーカーは意外なことに、日本に比べるとレタッチは少し軽めなメーカーが多いです。
仕事として撮影する場合は上記のような傾向の話を説明した上で、日本風レタッチ、海外風レタッチ、どちらが好みかをクライアントさんと相談しながら決めていくことになります。
今回のDiamond Showcaseさんの場合は今までの写真とのバランスや納品までの予算や期間なども加味して相談をさせて頂きました。結果的に、追い込みすぎない程度のレタッチとなりました。
どれくらい撮影からレタッチで写真が変わるのか、興味ある人もいると思うので今回は特別に見せちゃおうと思います!
左がビフォア、右がアフター(レタッチ後)の写真です。
ざっくり言うと、
・背景の明るさを統一させる
・ダイヤモンドをより輝かせる
・リング部分の汚れを綺麗にする
・リング部分の写り込み(黒い部分)を綺麗に見えるように描いていく
といった感じです。
写真をクリックして拡大すると、差が歴然としているのが見てとれるかと思います。
ダイヤモンドリングの形状などによっては、撮影した時間の何倍もレタッチが必要だったりするものもありますが、可能な限り綺麗に、そして丁寧にレタッチをして納品させて頂きました!
またお仕事紹介できる案件があった場合は記事にしたいと思っています。
最後に撮影の時に余った時間で撮らせて頂いたサービスショットをご紹介して終わりとさせて頂きます。
こういった商品撮影も承っております!
是非お気軽にご相談ください!
【ご依頼方法】
info.akio.mae@gmail.com までご相談ください。
コピペしてご使用ください
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■撮影依頼 ■見積り依頼
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5日以内にお返事いたします。
万が一返信がない場合は、大変お手数ですが、別アドレスから再度ご連絡をお願いいたします。
※ちなみにこういった商品撮影のノウハウを知りたいって人いますか?
・どう撮影しているか
・どうライティングしているか
・どうレタッチしているか
・撮影する時に気をつけていること
・使った機材
・撮影の時にあると便利な道具やアイテム
といったことを有料Noteで記事にしようかと検討しています。
「そんなやり方があるのか!」
「そんな道具使ってるんだ!」
と思ってもらえる部分もあるかなと思っています。
知りたい!勉強したい!と言う人は是非コメントください!