きょうだい会#09(20240414)
きょうだい会は「対話の実践の場」になるといいな、と思って始めました。
「いい天気ですね。お昼は何を食べましょうか」という普段の日常会話から一歩踏み込んで、自分の思いや考えを伝え、相手の思いや考えを聞く対話によって、お互い自分で気が付かなかったことを発見することができるという体験をしていきたい。
けれども、自分の思いや考えを打ち明けるのはなかなか難しいことです。
何よりも、安心して対話ができる場が必要なのです。冒頭で「きょうだい会の約束」の読み合わせを行うことは、みんなの気持ちをひとつに合わせて行こうという意味合いもあります。
さて、わたしがきょうだい会を始めた背景として「オープンダイアログ」を学びたいという気持ちがありました。オープンダイアログの参考書を読んだり、講習を受講してみて、おもしろいなぁ、と思うところはたくさんあるのですが、今日は要点だけ紹介します。そして、オープンダイアログの手法のひとつの「リフレクティング」をみなさんと一緒にトライしてみたいと思います。
<対話の可能性>
〇オープンダイアログによって統合失調症の症状が緩和したケース
〇対話は、「不確実性の許容」→もやもやしたまま
〇対話は、「相手は常に自分の考えを超えている」→対等な関係
「リフレクティングとは」
リフレクティングアプローチは、相談者との安全・安心な面談の場を保ちながら、複数視点を取り入れる ことによって、問題解決と未来への行動・人生の新たな物語を納得しながら発見していく方法です。
スタッフはクライエントたちの方を見ずに、スタッフ同士だけ顔を見合わせながら行います。 そうすることで、クライエントたちは「話す時間」と「聞く時間」を分けることができ、「聞く時間」にはスタッフの言うことに応答するプレッシャーを感じることなく自分の心の声と対話することができます。
まずは実践ということで、やってみましょう。
(以下、実践ワーク)
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