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きょうだい会#01(20230819)

きょうだい会がスタートしました。
専門知識のないシロウトがいつまで続けられるかわかりませんが、きょうだい当事者という立場と経験だけを頼りにやってみました。備忘メモですが、会の冒頭でお話した原稿を記しておきます。

■はじめに
わたしには長年統合失調症を患っている兄がいるので、「きょうだい」という立場で参加しています。
(父が12年前に亡くなり)昨年母が亡くなったことをきっかけとして、兄の面倒を看る「きょうだい」になりました。

◼️きょうだい会のきっかけ
母が亡くなり兄のことで悩んでいると、知人から(私のように)「疾患を抱えるきょうだいを持つ人もケア対象」と言われることもあると教えてもらいました。
それまで、まったく自覚はなかったのですが、なるほどそうか、と思い当たる伏がいくつもありました。

母の晩年、いよいよ兄とふたりが遺されることを覚悟し、その時(母の死)が来る準備として、通所施設でボランティアを始めていました。そして施設の職員さんに「きょうだい会」をやってみたい、と相談をしたところ今回のお話しにつながったのです。

◼️きょうだい会の可能性
さて、いざ「きょうだい会を立ち上げよう」と思って調べてみると、全国に古くから活動している会があるようです。家族会やきょうだい会などの活動は、現在進行形で周りの環境や社会も変わりつつあると思います。
わたしの場合は、まさしく(障害当事者同士の)50-80問題に直面することになりましたが、同じような状況はたくさんあるのではないかと想像しています。

たまたま兄には、わたしという妹がいましたが、きょうだいがいなくて精神疾患を抱えて引きこもっているだろうことを想像すれば、きょうだいがいない人たちも含めて「きょうだい会」とつながってもらうことはできないだろうか。

もっと広げて言えば、精神症状を起こしている家族を持ち悩んでいる人たちとつながり、お互いに助け合うことで、血縁関係はなくても「きょうだい」としてのつながりが持てるのではないか。

そして、この「きょうだい会」には、あらゆる当事者も支援者も色んな立場の人が(まぜこぜに)参加して対話することができるのではないか。

色んな可能性をみんなで話し合うことで、いま置かれている状況をより良いものにして行けるのではないか。

そんなことを考えています。

こうしてお会いすることができたことも何かのご縁です。
ここに来れば何でも安心して話せる「きょうだい」になれる場をみなさんと一緒につくっていきたいと思います。

どうぞよろしくお願いします。

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