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産後の気持ち

2023/1/29、無事に元気な男の子を出産した。
無痛分娩を希望していたが、日曜日は担当医がいないので出来なかった。
もちろん事前に説明を受けていて、計画無痛分娩にすることもできたが、産まれてくる日を親が決めるのは何となく違和感があったのでそれはやめたおいた。
結局自然分娩になって、陣痛は想像を超える痛さやったけど経験してよかった!

そんな私の出産次の日に書いた気持ちを残しておきます。

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昨日出産した。
今、お腹の中から人がいなくなって約9ヶ月ぶりに完全に1人。
とにかく不思議な気持ち。
味わったことのない気持ちやけど、経験して良かったと心から思える気持ち。
明日からは1人って感じることがしばらく無くなるかもしれん。
いつも息子のこと気にして、自分の時間は無くなるんやろう。
とはいえ、お風呂の時間とか1人で出かける時とかは1人と思える心は持ちたいと思ってる。
産んだ直後やのに、こんなこと思うの変やけど、この1人という時間がとても貴重に思える。

新しい生活、新しい感情が日々生まれていくんやろう。
出産もいっぱい調べてイメージしてて、実践してみて乗り切れた。
無痛分娩じゃなかったけど、ちゃんとイメージしててよかった。
たとえば、陣痛中は眉をひそめると力が入ってしまうから顔の力は抜くとか、ヨガの呼吸法とか、目を開けて何か見ると痛みから気が紛れるとか。
「こんなんやと思わんかった!」っていうことってなんかあったかな。
いつ助産師さんを呼べばいいのか分からんかったとか、助産師さんがいてくれなくなる不安は予想してなかったな。
「この痛い状況、いつまで続くん?」っていう感情も。
痛くないタイミングで、このまま産まないって選択肢ないよなと弱気になってしまったり。
でもその時は、できる。大丈夫。と言い聞かせて乗り切れた。
高校のダンス部時代に身につけた気合いと根性が役立った。
イメージと違うことが起こっても、今まで身に付けた考え方を応用すればなんとかなるものやと学んだ。
意外と使えたりするものがあるはずで、29年間ちゃんといろんなことに向き合って生きてきてるんやから、そこは自信もっていこう。

人生においてこんな体験と感覚を味わえる機会なんて無い。
現実。
刺激的な体験や感覚を味わう機会はある。
遊園地のアトラクションに乗って興奮しても、映画館で映画を観てもすぐに現実に引き戻される。
でも出産は、現実で起こってるし、完全に未知の生活に突入するから、それ自体が現実。
これはすごいこと。
就職、初めての一人暮らしも未知の世界ではあった。
でも何故かそれとは比べ物にならないような世界が待ってる気がする。
命を育てるということへの責任、親という全く新しい自分。
いや、でも29年生きてきた経験を応用するならば、全く新しい自分ではないのか。
その方が心が軽くなる。

就職、初めての一人暮らしの時同様、新しい生きていくスキルを身につけていくんだぐらいの気持ちでいよう。

程よい緊張感と、軽い心で。

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