私は落ち込むのが趣味
どうして私はこうも浮き沈みが激しいんだろう。調子良く活動して走り続けている時は凹むこともないのだけど、ちょっと一段落、時間ができると、すぐに自分のネガティブなところを引っ張り出しては、クヨクヨ落ち込んで、ひどい時には一日中リビングのソファーに沈んでいる。そうして、なかなか動けない日々が続く。
最近は、このバイオリズムは私の癖というか特徴なんだなと諦めて、沈んでる時の自分を許せるようにはなってきたけれど、動いていない自分を責めてしまうもう一人の自分の方が時々強く出てきて、私を「この、ナマケモノ!」「この、ぐうたら野郎!」などと、苦しめてくる。
ドSだな。そしてドMである私。
今日は、そんな自分を癒せたらいいなという目的で参加した”自分を知るワークショップ”にて、「私は○○である」を20個書く、という課題に取り組んだ。全部書き終わった後に、色々な方法で分類していき、【自分】という素材への理解を深めていくのだけれど、このワークで私は衝撃的なことに気がついてしまった。
私は基本、満たされているし幸せだ。足りないと思うこともたくさんあるけれど、それはあったらいいなということで、客観的に見たら何不自由なく幸せの最中にいる。そんな環境下でもいちいち自分のブラックな部分、ネガティブな部分を宝石のように引っ張り出してきては、「私はこんなに醜い奴なのだな・・・」「私はこんなにダメな人間なのだな・・・」と、五感をフル活用して眺めては、酔いしれている。そんな自分が大好きなのだ、ということ。
ああ、私は落ち込んで自分で自分をダメ人間だというレッテルを貼って、ソファーに沈み込んでいる状態が心地いいんだな、とわかったら、なんだか滑稽に思えてきて、そしてなんてアホなんだろう私って、と、愛おしく感じることができてきた。
そうなんだ、私は落ち込むことが趣味だったんだなあ。
ウケる。
人からは、いつも変化成長していてすごいね、と言われることも多い私だけど、実はそんなショボい趣味を持ってます。
幸せで満ち足りていて、悩み事が何もないことが素晴らしいこと、
って、誰が決めたの? 私は、こんな、クヨクヨしてネガティブ満載でヘンテコリンな私が大好き。悩み事最高。
このアカウント、まっさらで綺麗だったのに、このような記事から投稿してしまいました。こんな私ですが、これからもよろしく。
秋野櫻子
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