
本業で何をしているのか?改めてご紹介します
たまに「まだリクルートにいるの?」と聞かれることもあり、改めてこれまでのキャリアや現在の仕事について整理してみました!社会課題を解決したいという思いから始まり、さまざまな転職や挑戦を経てきた私の歩みをご紹介します。
1. キャリアの背景:社会課題への思いと民間企業への道
就職活動を始めた頃、私は国家公務員や国際協力機関で働きたいと考えていました。世界一周の旅でケニアの孤児院を訪れた際、目の前で子どもが亡くなるという衝撃的な経験があったからです。
この体験から「一人でも多くの命を救いたい」「苦しむ人を減らしたい」と強く思うようになりました。それが出来るのは大きな機関だろうと。
しかし、民間企業も社会を変える力を持っていることに気づき、リクルートへ進む決断をしました。日本の働き方への違和感も後押ししました。
働き方がもっと自由で多様であれば良いのに、という思いから「日本の働き方の根幹を担う」リクルートに入社しました。
社会課題を解決するため、政府や機関ではなく民間企業の可能性を感じリクルートに進む決断をしました
2. リクルート時代:就活生と企業の「価値」をつなぐ挑戦
リクルートでは、多くの同期が営業職として配属される中、私は企画職を担当しました。担当したのは「リクナビ」と「リクルートエージェント」という、就職や転職を支援するサービスです。これらのサービスで特に注力したのが、 「サービスを利用する就活生や転職者と、費用を出してくれる企業の両立」 でした。
詳細は割愛しますが、例えば全てでは無いですが一部の仕組みで、お金を出してくれる企業ばかり表示されてしまい、就活生にとって不便に思う時がありました。(もちろんそれが全てでは無いですが)
例えば、石川県の企業を探しているのに、北海道の大型の企業ばかり出てしまうなど。
この課題に対し、 既存の仕組みを工夫して組み合わせることや、社内での合意形成を進め何とかバランスを持った仕組みを導入しようとしました。結果として、就活生にとって価値のある情報提供と、企業の満足度を両立させる仕組みを一部ですが作ることができました。
就活生と企業の双方にとって価値を最大化する仕組みを作り上げる挑戦。
3. メドピア時代:医療とITで社会に貢献
その後、身近な人が重い病気になったことをきっかけに、医療分野に関心を持つようになりました。ちょうどコロナ禍で医療業界がダイナミックに変化し、ITを活用した社会貢献の可能性を感じてメドピアに転職しました。
メドピアでは、塩分制限のある方向けの宅配食事サービスや、薬剤師向けのサービスを担当しました。特に、 サービスの責任者として事業の成長だけでなく、運営体制を作り、チームを引き上げる ことに注力しました。この経験は、リーダーシップを学び、事業全体を俯瞰する力を養う貴重なものとなりました。
医療×IT。事業運営とチーム育成の経験を得ました。
4. 現在の会社:STYZ
STYZという会社で、色々異動がありつつですが、現在は寄付プラットフォーム「Syncable」を中心に業務を行っています。Syncableは、NPOや社会課題を支援する寄付プラットフォームで、寄付が増えるほど売上が上がるという、社会性と収益性を両立させた仕組みが特徴です。
また、STYZでは「CULUMU」というインクルーシブデザインを展開するデザインスタジオも運営しています。このように、デザインやITを活用して社会課題にアプローチする多面的な取り組みを行っている会社です。
STYZや展開しているサービスが「グッドデザイン賞」や「B-Corp認証」を取得するなど、社会性と収益性の両立を評価される成果も上がっています。
最近ではノーベル平和賞を取得した、日本被団協が寄付集めにSyncableを利用しています。
日本では寄付文化がまだ根付いていないという課題もあり、寄付という行動が一般的でない中、どうすれば社会に広がるかを日々模索しています。
(参考:「過去1カ月の間に慈善団体に寄付をした」と答えた日本人は、114カ国中107位)
寄付文化を醸成し、社会性と収益性を両立させた仕組みづくりに挑戦しています。
5. 共通する軸:社会性と収益性の両立
◆ 社会性と収益性のバランス
リクルートでは「ロマンとそろばん」という言葉がありました。つまり、収益だけでなく社会に与える影響を考えることが重要です。私は現在NPOも経営しており、社会性だけでは組織が回らない厳しさも痛感しています。その一方で、収益だけを追求する仕事にはやりがいを感じられない自分もいます。
◆ プラットフォームの設計と運営
プラットフォームは、多様なユーザーに対応する必要があり、その設計には特別な難しさがあります。例えば、ボタン一つの配置でもユーザーの使いやすさが変わるため、 公平性や信頼性を保ちながら成長を目指すことが不可欠です。
社会性と収益性を両立するための事業設計や、プラットフォームの公平性を保つ運営を大切にしています。
6. コンフロントワールド:もう一つの挑戦
本業の傍ら、副業として設立したNPO「コンフロントワールド」は6年目を迎えました。アフリカの農村部で水やトイレの支援を行い、これまでに2万人以上の生活を改善してきました。たとえば、トイレを設置したことで子どもたちが病院に行く回数が減ったという報告もあります。
現在、 ふるさと納税や白いはちみつの購入を通じて支援ができる取り組み も始めています。ぜひご覧いただけると嬉しいです!
本業と並行して、NPOの運営を通じてアフリカの農村部で生活改善に取り組み続けています。
気が向いたら外に出せる範囲で、
具体的な業務の内容や、今までどのようにサービスを伸ばしてきたのか、まず何に着目して、何をテコ入れしているのかなども書いていこうと思います。
SNSはこちら
Instagramはほぼ投稿出来ていません。。ちゃんと更新していこう。。